grandな独り言

思考を長々と書き連ねただけ

【レギュレーションE】ハバカミドランスイッチ

どうも、grandです。

 

今回はポケモンパラレルアリーナで使用した構築について紹介したいと思います。

本構築はユーカリ(@yuukari_circle)と共同で作成したものになります。

スタンダードな並びではあるものの、調整等で他の構築と差をつける要素を取り入れた構築に仕上がっており満足のいく完成度になったので、最後までお付き合い頂けると幸いです。

 

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なお、この構築はポケモンパラレルアリーナのルールであるオープンチームシート制(以下、OTS)のBo3を強く意識して作成した構築のため、配分等もそれに合わせたものが多分に含まれます。

 

 

 

 

個体紹介

ハバタクカミ

特性:こだいかっせい
持ち物:こだわりメガネ
テラスタイプ:フェアリー
おくびょう  135(36)-×-96(164)-172(132)-156(4)-194(172)
マジカルシャイン/シャドーボール/ムーンフォース/ほろびのうた

B:A172パオジアンのつららおとし87.5%耐え
C:妖テラスムーンフォースで131-141イーユイ確定1発
   妖テラスダブルダメージマジカルシャインで162-141イーユイ確定2発
D:C198ヒードランのラスターカノン最高乱数切り耐え
S:最速S+2ヘイラッシャ+4

 

オーガポン(いどのめん)

特性:ちょすい
持ち物:いどのめん
テラスタイプ:みず
いじっぱり  187(252)-165(76)-117(100)-×-117(4)-140(76)
ツタこんぼう/ウッドハンマー/このゆびとまれ/ニードルガード

B:A204カイリューの災いの剣込み無テラス鉢巻しんそく確定耐え
D:C205ハバタクカミの妖テラス眼鏡ダブルダメージマジカルシャインをD+1で最高乱数切り2耐え
S:準速セグレイブ抜き

 

ランドロス(れいじゅう)

特性:いかく
持ち物:こだわりスカーフ
テラスタイプ:ひこう
いじっぱり  176(92)-198(116)-120(76)-×-102(12)-138(212)
じだんだ/テラバースト/とんぼがえり/いわなだれ

A:207-117ゴリランダーを飛行テラバーストで93.75%乱数1発
B:A204カイリューの災いの剣込み無テラス鉢巻しんそく81.25%耐え
D:C203サーフゴーの眼鏡ダブルダメージゴールドラッシュ最高乱数切り耐え
S:最速ツツミ抜き

 

ヒードラン

特性:もらいび
持ち物:いのちのたま
テラスタイプ:フェアリー
ひかえめ  198(252)-×-126-200(252)-127(4)-96(個体値29)
ねっぷう/ラスターカノン/だいちのちから/まもる

C:特化
D:コータスのだいちのちからの乱数意識
S:無振りヒードラン-1

 

クレセリア

特性:ふゆう
持ち物:オボンのみ
テラスタイプ:はがね(あく)
ひかえめ  226(244)-×-132(12)-138(244)-141(4)-95(4)(個体値10)
サイコキネシス/れいとうビーム/みかづきのいのり/トリックルーム

H:2n
B:A189炎オーガポンのA+1炎テラスツタこんぼう最高乱数切り耐え
C:175-81水ウーラオスサイコキネシスで93.75%乱数1発
S:S94(追い風下準速パオジアン抜き)+1
   味方ヒードラン-1

 

テツノカイナ

特性:クォークチャージ
持ち物:とつげきチョッキ
テラスタイプ:ドラゴン
ゆうかん  241(92)-211(252)-137(68)-×-100(92)-49(個体値0)
ドレインパンチ/ワイルドボルト/ヘビーボンバー/ねこだまし

H:4n+1
A:特化
D:C205イーユイの眼鏡オーバーヒート確定耐え
 C187ハバタクカミの眼鏡ムーンフォース確定耐え
S:最遅

 

 

構築経緯

(1)エースアタッカーの決定

今大会は各地で結果を残した実力のあるプレイヤーのみが参加するレベルの高い大会であるため、一度の噛み合いや択では簡単に負けないような構築を持っていきたいと考えました。

これを踏まえて採用する構築のイメージとしては、単体性能が高く高火力な全体技を持つポケモンを軸にすることで構築の安定感を確保しつつ択を発生させにくく出来ると考えました。

そこで、以下の要素から環境で特に強いと感じた全体技持ちのポケモンとして拘り眼鏡ハバタクカミ命の珠妖テラスヒードランを軸に考え始めることにしました。

・水オーガポンとテツノカイナを軸にしたスタン構築やイーユイが環境で台頭し、パワーの高いハバタクカミの需要が上がっている

・同様にイーユイに強いだけでなく、増加したゴリランダーにも強くテツノカイナとも殴り合える妖テラスヒードランが刺さっている

 

(2)スイッチトリルの採用

この2体を通す方法を考える上でどのようなS操作を採用するか考えましたが、トルネロスSブースト凍える風ハバタクカミテツノツツミがS操作しあう環境に対し同様の対抗は厳しいと感じたこと、また単体性能を高めるにはある程度の耐久力が欲しいことを考慮して今回はトリックルームを利用したスイッチ構築にすることを決めました。

トリックルームを使用する上で障害となるのが先制技によるS関係を無視した攻撃ですが、現環境における強力な先制技は主に神速・不意打ち・グラススライダーであるため妖テラスヒードランがそれらに非常に強く出られるのもトリックルームと相性が良いと言えます。

 

トリル役としてはすぐにクレセリアが挙がりました。クレセドランの相性はもちろんのこと、今回採用した命の珠の反動ダメージを三日月の祈りで緩和できる点も噛み合っていると言えます。

ただし、クレセリアはトリルを展開する点ではとても優秀な一方、トリル後の役割が薄く盤面上で腐りがちな点が気になりました。そこで、レギュE環境でも環境に多く、ドランが相手しづらい水ウーラオスランドロス・テツノカイナに手が出せるようC特化クレセリアを使用したところ、トリル役としてだけでなく役割対象をしっかりと倒し切るアタッカーとしても活躍できるようになり、役割が無く腐るような状況が激減したためこれら3体を軸にすることにしました。

 

(3)展開補助役の決定

基本選出の4枠目として、ハバカミドランでは手を出しにくい炎・水タイプ(テラス)に対して打点を持てるポケモンが欲しいと考えました。加えて、クレセがC特化であまり耐久に努力値を割けないことを鑑みると、スイッチ展開の補助が出来たら完璧だと考えました。

この条件を満たすのは明らかに水オーガポンしかいないため、すぐに採用を決めました。水・草打点による攻めの相性はもちろん、ハバカミとドランの弱点である鋼・水・地面技をこの指によって受けられるため横の相性も非常に良いため、より安定してエースアタッカーの攻撃を通せるようになりました。

スイッチ補助としてもこの指があるので活躍出来るだけでなく、トリル展開の天敵であるモロバレルに対して胞子を完封できる点も素晴らしく嚙み合っています。

ここまでで基本選出の4体が決まりました。

 

(4)高速アタッカーの採用

基本選出の4体を中心に仮組みして調整を行う中で、基本の4体は素早さの高いアタッカーがハバタクカミしかおらず、スイッチをしない展開での高速アタッカーが必要だと感じました。

加えて、スイッチ展開を行う上で主に障害になったのがイーユイ・ゴリランダー・テツノカイナの3体でした。これらを上から倒せる、または行動を抑えて攻撃やスイッチ展開に繋げられるように出来るポケモンが求められました。

これらの要素を持ったポケモンとして、威嚇・地面技・飛行技・蜻蛉返りを持つスカーフ飛行テラバーストランドロスが挙がりました。オーガポンの登場とゴリランダーのグラススライダー習得によって環境の草枠がこの2体中心になりモロバレルが相対的に減少したのも飛行テラバランドロスにとっては追い風と言えます。クレセやドランとの相性の良さは説明不要であり、これもスムーズに採用が決まりました。

 

(5)補完枠の選定

ラスト1枠に求める要素として以下が挙がっていました。

・トリル下でクレセドランと相性の良いアタッカー

・水ウーラを1発で処理するルートは出来るだけ欲しい

・先制技が欲しい

猫騙しによる攻撃・展開の起点役

 

これらを満たすポケモンとしてSを落としたゴリランダーが候補に挙がりました。モロバレルの影響を受けないトリルアタッカーとしてとても優秀だと考え、採用しようとしました。

しかし、環境におけるランドロス増加・草ポケモン増加・ウーラオス減少の影響なのかドドゲザンが急増しました。現状ではドドゲザンがとんでもなく重く、ドドゲザン+この指等で並べられるだけで崩壊してしまうことが分かりました。

ドドゲザン対策でゴリランダーに格闘技を入れることも試しましたが当然ながら焼け石に水でした。ハバカミやドランの妖テラスはドドゲザンには強いですが、これらだけで対策するのはドドゲザンのテラスタイプや取り巻きにかなり依存してしまい全く安定しないため、根本原因である悪技の一環を切る必要がありました。

そこで、上記要素のうち先制技を諦め、ドドゲザンに強い枠としてテツノカイナを採用しました。構築に先制技が無くなってしまったことはかなりの痛手ですが、素早さ以外の数値が化け物レベルであるカイナをトリル下で動かせることやハバカミとの横相性の良さを考えるとこれより良い枠は思い付きませんでした。

 

これで構築6体の並びが決定しました。(赤字は未確定部分)



 

ここから細かい調整を行い構築が完成しました。

ハバカミ水オーガポンランドカイナの4体やこの6体の並びは環境でもよく存在するオーソドックスなものであるため、テラスタイプや調整によってミラーでの差を付けられるよう意識しました。詳細については個体解説で説明します。

 

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個体解説

ハバタクカミ

特性:こだいかっせい
持ち物:こだわりメガネ
テラスタイプ:フェアリー
おくびょう  135(36)-×-96(164)-172(132)-156(4)-194(172)
マジカルシャイン/シャドーボール/ムーンフォース/ほろびのうた

B:A172パオジアンのつららおとし87.5%耐え
C:妖テラスムーンフォースで131-141イーユイ確定1発
   妖テラスダブルダメージマジカルシャインで162-141イーユイ確定2発
D:C198ヒードランのラスターカノン最高乱数切り耐え
S:最速S+2ヘイラッシャ+4

 

本構築のエースアタッカーの1体。炎オーガポンの影響か炎テラスのポケモンが一部増えたものの、カイナの使用率や水オーガポン・ドドゲザン・ゴリランダー等妖テラの通りの良さからレギュDと変わらず強力でした。

素早さ・火力・耐久をそれぞれギリギリまで調整したポケモンでしたが、今大会では調整に反省点が多く、今後はもう少しこのポケモンの扱い方と向き合いたいと思っています。詳細は後述します。

 

【配分】

●素早さ

同系統の構築に入っている火力の高い(眼鏡等の火力アップアイテムを持っている)ハバカミとの対面で上からマジシャを2回打てるかどうかによってダメージレースの勝ちやすさが大きく変わるため、可能な限り素早さを高めたいと考えていました。

準速パオジアン+1の188や最速+2ヘイラッシャを意識した191は環境に多いと考え最低限ここまでは欲しく、火力や耐久の調整が許す最大限まで高めて194まで上げました。

眼鏡ハバカミのSラインはチキンレースになる都合上、環境が進むにつれ同じ考えで眼鏡ハバカミ全体のSラインが上昇すると考えていました。そのため、調整段階で上を取れるかどうかをかなり注意してから大会に臨みましたが、大会当日はSの高い眼鏡ハバカミがかなり多かった印象でした。直前では素早さ勝負を避けた立ち回りを考える事が出来ておらずかなり苦しい戦いを強いられてしまったため、この点は自分の考察や検討がとても甘く浅はかだったと反省しています。

●火力

ハバカミやカイナ、ドドゲザン、水オーガポン等多くのポケモンを他のポケモンの削りと合わせて倒しきるために出来る限り火力に振りたいです。ただ、今回は耐久ラインを落としすぎることで動かしにくい対面が増えてしまうことを危惧して最低限必要な分だけ確保することにしました。

指標としては、イーユイに対して確実に1‐2発で落とせるようにしました。イーユイは尖った種族値や特性の関係上火力・素早さ・耐久の調整を対戦中割り出しやすいポケモンであるため、Bo3でマジシャ・ムンフォの選択を判断しやすくなるようにしています。

クレセドランカイナでの殴り合いによるダメージレースの優位を利用してそのまま押し切るプランを多用する構築であるため、可能ならもう少し火力が欲しかったです。

●耐久

特防の指標として、Sブーストハバカミのシャドボと火力アイテムでないヒードランのラスカを意識しました。この2体はどちらもハバカミと対面することが多く、確実に耐えないと行動選択が窮屈になってしまうと感じたからです。

防御側は上から殴られてしまう最速パオジアンの氷柱とSブースト(A187)トドロクツキの叩きを意識しました。この2体は上から動かれるなら耐える・そうでなければ上から殴れるためこのラインは必要だと判断しました。

防御・特防共に乱数をいくつか切った調整になっていますが、これ以上火力や素早さを落としたくなく、また環境における準速パオや耐久・S振りドランの割合を考えるとそこまで問題にならないと判断し妥協しました。この点については、特に最速パオが環境に増えるなら再考の必要があるかもしれません。

 

【技】

4枠目の技として滅びの歌を採用しました。この枠は他の技を一通り試してみましたがほとんど使う機会が無い、あるいは使っても有効でなかったため、ピンポイントの対策枠として使おうと決めていました。そこで、この構築では突破が困難な壁+ヒスイヌメルゴンドダイトスといった要塞化ポケモンを流したり詰める最終手段として滅びが有効だと感じ採用しました。

実際この辺りの構築に対して打って詰め切る場面も練習段階では1回だけですが起こりました。また、数的有利を確保してから確実な詰めとして使用したこともあり、ピンポイントメタの採用にしては優秀な技であると感じた。

 

【テラスタイプ:フェアリー

瞬間火力で圧力をかける役割なので火力重視のフェアリーテラスを選択。パオジアンやドドゲザンの不意打ちを半減出来るのも優秀でした。

構築に耐久が高いポケモンが多く、行動回数を確保するテラスタルを要求するポケモンがほとんどいないため、このポケモンにテラスを回せる事が多いのはとても使いやすかったです。

 

 

オーガポン(いどのめん)

特性:ちょすい
持ち物:いどのめん
テラスタイプ:みず
いじっぱり  187(252)-165(76)-117(100)-×-117(4)-140(76)
ツタこんぼう/ウッドハンマー/このゆびとまれ/ニードルガード

B:A204カイリューの災いの剣込み無テラス鉢巻しんそく確定耐え
D:C205ハバタクカミの妖テラス眼鏡ダブルダメージマジカルシャインをD+1で最高乱数切り2耐え
S:準速セグレイブ抜き

 

採用理由であるハバカミ・ドランとの横の並びの相性の良さ、スイッチ展開の補助、構築の水・草打点役と役割過多になりそうなレベルで活躍しました。どのポケモンでもそうですが、この構築では特にこのポケモンを切るタイミングが勝敗に直結するため非常に扱うのが難しかったです。

 

【配分】

●素早さ

カイリューの前でこの指を押す場面を考えると、最低限準速カイリューの132より早くする必要があります。その上で、同系統の構築に入ってる耐久振り水オーガポンの上を取ることが出来れば処理がとても楽になることが多かったためある程度素早さを高めておきたい気持ちがありました。

Sラインの決定はj耐久や火力との兼ね合いもあって難しかったですが、この構築では炎や地面テラスのチョッキセグレイブを触る手段が限られているため、これを意識した140にしました。

●耐久・火力

この構築では水・草打点をこのポケモンに任せているため、出来る限り火力を伸ばしたいと考えていました。そのため、耐久は最低限この指で受ける必要のある鉢巻カイリューの無テラ災い神速を耐えるまでにとどめました。

Aを高めることで、炎・水タイプ(テラス)に対して安定して火力を出せるだけでなく、ウッドハンマーや水テラス蔦棍棒で耐久の高いハバカミを倒せるのが優秀でした。

攻撃を受ける役割のポケモンとしては耐久力に少し不安がありますが、実際大会でもこのポケモンの火力で勝った試合が少なくないため間違った判断ではなかったと思っています。

 

【技】

水・草打点による役割遂行のため、蔦棍棒・草技・この指・ニドガの技構成は確定。

草技について、基本的に打つタイミングは水タイプ(テラス)を確実に倒し切る場面のみ使用するため、瞬間火力を意識してウッドホーンは採用を見送りました。また同様に命中の確実性を意識してパワーウィップも不採用にし、ウッドハンマーを選択しました。当然反動が痛いため、当てられる人はパワーウィップを使っても良いかもしれません。

 

 

ランドロス(れいじゅう)

特性:いかく
持ち物:こだわりスカーフ
テラスタイプ:ひこう
いじっぱり  176(92)-198(116)-120(76)-×-102(12)-138(212)
じだんだ/テラバースト/とんぼがえり/いわなだれ

A:207-117ゴリランダーを飛行テラバーストで93.75%乱数1発
B:A204カイリューの災いの剣込み無テラス鉢巻しんそく81.25%耐え
D:C203サーフゴーの眼鏡ダブルダメージゴールドラッシュ最高乱数切り耐え
S:最速ツツミ抜き

 

威嚇・地面打点・飛行打点・対面操作を一体でこなせるのは本当に優秀でした。

レギュE開始以降数が爆増したこのポケモンも環境の進行と共に使用率が落ち着いてきましたが、このルールでは評価は多少上下しつつも常に環境の中心にいることは間違いない性能だと確信しています。

特にこの構築では最高速のアタッカーであるため、このポケモンでの詰め筋の用意を求められる試合が多かったです。

欲張った調整先を選択したため本当にギリギリの配分にはなりましたが、Bo3で使うなら納得出来る調整になったと思っており、実際どの調整も活きた場面があったので満足しています。

 

【配分】

●火力

ゴリランダーとウーラオスを上から倒せることが飛行テラバを使う上で前提の火力指数だと考えているため、環境にいる耐久が高めのゴリランダー(A200悪ウーラオスの悪テラス鉢巻暗黒強打確定耐え)を火力の調整先にしました。耐久がそこまで高くないハバカミを1発で倒せる確率が上がるため、個人的な感想として対戦の中で耐久ラインを割り出せるBo3ではある程度火力が高い方が使いやすい気がしました。

●素早さ

パオジアン等環境にいるSブースト以外のポケモンの上から動けるようにスカーフを持たせているため、最速パオジアン抜きの138は必須。これより遅くすると眼鏡ハバカミとのS勝負になってしまい動きが安定しないと考えています。

これ以上は基本的にスカーフランドミラーでのS勝負になりますが、ランド対面で上を取ることの有意性がこの構築では感じられず、逆に対面した際に下から蜻蛉が打てることのメリットの方が大きいと考えこれ以上素早さを上げるのは止めました。同速になることもありますが、あまり影響はありませんでした。

●耐久

選出の関係上受けたい主な攻撃が以下の2つ

・鉢巻カイリューの無テラ災い神速
・眼鏡サーフゴーのダブルダメゴールドラッシュ

どちらも確実に受けられるようにしたいですが、前述の通りこれ以上火力を落とすとハバカミへの打点が落ちて使いにくいと感じました。そのため、サフゴは最高乱数切り、カイリューは上3つ切っての調整に妥協しました。

上3つ切り耐え調整(18.75%乱数1発)は、Bo3で同技を3回受けた時全部耐える確率が約53.64%であり、実際には毎回受けるわけではない点を加味するとこちらが有利な確率だと考え、Bo3での調整妥協ラインはここだと判断しました。

(確率を基にした理屈を並べていますが、耐久調整は行動選択を「使用者が納得できる範囲で」安定させるためのものに過ぎません。そのため、この考え方が正しかったり万人にとって有意であるとは思いませんが、少なくとも今回のルール・環境・構築ではこの考え方で私が納得したので紹介している、ということをご理解下さい。)

 

 

ヒードラン

特性:もらいび
持ち物:いのちのたま
テラスタイプ:フェアリー
ひかえめ  198(252)-×-126-200(252)-127(4)-96(個体値29)
ねっぷう/ラスターカノン/だいちのちから/まもる

C:特化
D:コータスのだいちのちからの乱数意識
S:無振りヒードラン-1

 

本構築のエースアタッカーの1体。優秀な耐性・等倍技はもちろん半端な弱点技も耐えうる耐久力・技範囲の広さが相まって簡単にダメージレースを優位にできるポケモンとして想像以上に活躍してくれました。特に、特殊アタッカーでありながらハバカミイーユイを倒し切れるという性能がこのポケモン特有の強みであり、どうしても選択が難しくなる構築の炎枠としてこれ以上無いポケモンだと感じました。

 

【配分】

●火力

エースアタッカーとして1回の行動でのアドバンテージを出来る限り高めたく、また妖テラスドランミラーにおいて珠ラスカで落とせる確率を少しでも上げるために火力特化を選択しました。

●素早さ

相手のドランとのS関係を明確にすることで行動選択しやすくしたいが、環境におけるドランのSラインが不明だったため素早さを決定するのが難しいと感じていました。

そこで、スイッチ軸の本構築ではトリル下で必ず上を取れるよう素早さを下げることにしました。ただし、カイナやトリル軸のグレンアルマに上を取られるのは立ち回りが安定しないため、無振りドラン-1である96を設定しました。

 

【持ち物:いのちのたま

構築コンセプトの通り熱風で押していくポケモンとして使いたかったため火力アイテムの使用を決めました。中でも、命の珠はハバカミをラスカで倒せる点が強力であり、複数回動かれると負けに直結する明確な役割対象を倒せるのは立ち回りがしやすかったため採用を決めました。

珠のスリップダメージによる耐久力低下が欠点ですが、先述の通りクレセと組ませる事ダメージを抑えられるためかなり緩和できるのが良かったです。

 

【テラスタイプ:フェアリー

弱点を突かれにくいタイプであり、また弱点を突く鋼・毒タイプにドラン自身が強いため、最も単体性能が上がるテラスタイプと考え採用しました。スタン系で通りが良くなりやすい悪技を受けられるのが偉く、また環境における主な鋼技がカイナのヘビーボンバー(威力40)であることも相まって、ドランにおける現行最多テラスタイプであるのも納得できる性能でした。

 

 

クレセリア

特性:ふゆう
持ち物:オボンのみ
テラスタイプ:はがね(あく)
ひかえめ  226(244)-×-132(12)-138(244)-141(4)-95(4)(個体値10)
サイコキネシス/れいとうビーム/みかづきのいのり/トリックルーム

H:怒りの前歯・カタストロフィを意識して2n
B:A189炎オーガポンのA+1炎テラスつたこんぼう最高乱数切り耐え
C:175-81水ウーラオスサイコキネシスで93.75%乱数1発
S:S94(追い風下準速パオジアン抜き)+1
   味方ヒードラン-1

 

追い風やこご風によるS操作を拒否できる安定したトリル役としてだけでなく、環境に多いランドやカイナ、ウーラに対して打点を出せるアタッカーとしての役割もこなしてくれました。

レギュD終盤以降火力に少し振った個体は多少使われていましたが、特化まで火力を引き上げた個体はとても少ないです。しかし、不意の高火力によってウーラやバレルを倒して試合を決めることが本当に多く、これから数を増やしても良いと思えるほどに強いポケモンだと感じました。特に、トリル役でありながらトリルの障害になるバレルに打点を出せる点が他のトリル役とは一線を画す性能だと言えます。

 

【配分】

●素早さ

自分のヒードランとのS関係について、ドランより遅い方が有効に働く場面が多いと考えました。理由は以下の通りです。

・クレセドランの並びでトリルをしない場面(裏に高速アタッカーを置いている場面)も多く、その際ドラン攻撃(珠ダメ)→クレセ回復の順序で動くと場持ちが良くなる

・ドランに引いて攻撃を受けつつトリルを張る盤面において、ドランが受け出しで大きく削れてしまった場合やトリル後に先制技による追撃を貰った場合にその後の珠ダメで倒れてしまう可能性があるためドランより先に回復を入れたい

・トリル下でバレルと対面した際、S関係がクレセ<ドランだと祈りを使用することで胞子の方向に関わらずドランが必ず動けるようになる

一方で、カイナが役割対象になるため抜かれることのないようにしておきたいですが、最近のカイナはミラー等を意識して素早さを高く設定していることが多いです。その中で、環境最速のS調整ラインが追い風下で準速パオを抜ける94だと考え、これを抜けるよう95以上は必要だと考えました。

よって、素早さ95以上で味方のドラン(96)より低くするため95で設定しました。

●火力

特化にすることでウーラや耐久に振ったランドであっても1発で倒せる上、カイナやバレルにもかなりのダメージを与えることができます。そのため、スイッチ役としてだけでなくランドカイナバレルに刺さるアタッカーとして積極的に選出できるようになり、選出や立ち回りの幅が大きく広がりました。

 

【持ち物:オボンのみ

耐久にあまり努力値を割いていないので、アタッカーだけでなくスイッチ役をこなすために耐久力を上げる必要があり最も発動機会が多い持ち物としてオボンを採用しました。トリルや祈りなど1手で大きく盤面を変える技を持つため集中攻撃を受けやすく、オボンの活躍機会は極めて多かったです。

 

【技】

冷ビ・トリル・祈りは採用理由のため必須。

サイコキネシスは主にウーラやHBバレルを意識して採用しました。サイコショックの方がチョッキカイナやハバカミには強くなるためこちらも選択肢に入りますが、水ウーラを倒す手段が少ないと1体で一気に崩される事も少なくないため、かなり強く意識して今回はサイキネを選択しました。

 

【テラスタイプ:はがね・あく

初めは炎ポンやイーユイの攻撃を受けるテラスタイプとしてを採用していましたが、この辺りのポケモンに対しクレセがテラスを切りたくなる場面が全くありませんでした。(クレセでトリルを切っても展開が良くなる場面が少なく、また他で切った方がこの辺りの構築に対して有効な場面が多い)

そこで、クレセがテラスを切りたくなる場面を整理した結果以下の2つだと分かりました。

①スタン系や役割対象との殴り合いに強くしたい場合

②弱点である悪・ゴーストの攻撃を受けて無理矢理トリルで切り返したい場合

①は主にランドハバカミ水ポンのスタン系やパオカイ、トルネをイメージして、クレセがアタッカーとして機能する相手に対しより強くなれるテラスタイプとしてが挙がりました。構築全体で処理が難しい暁ガチグマに対し強く出られるのも非常に良いです。

②は悪・ゴーストの弱点を逆転するタイプとしてが挙がりました。OTSでテラスタイプが見えている状態であれば、特に眼鏡ハバカミや眼鏡イーユイに対し弱点技で拘らせることを躊躇わせる上、悪戯心挑発に対する圧力をかけられる点が優秀でした。
更に、悪巧みサフゴのシャドボを受けられるようになるのも悪テラスの強みです。(ゴールドラッシュはテラス無しでタイプ上受けられるポケモンが他に多いため、最も脅威であるシャドボ連打による一貫を切りたい)

基本的な耐性は鋼の方が優秀なため汎用性を鑑みて大会当日は鋼を採用しましたが、共同作成者のユーカリは悪を採用していました。

 

 

テツノカイナ

特性:クォークチャージ
持ち物:とつげきチョッキ
テラスタイプ:ドラゴン
ゆうかん  241(92)-211(252)-137(68)-×-100(92)-49(個体値0)
ドレインパンチ/ワイルドボルト/ヘビーボンバー/ねこだまし

H:奇数値かつクレセの祈りの回復量を意識して4n+1
A:特化
D:C205イーユイの眼鏡オーバーヒート確定耐え
 C187ハバタクカミの眼鏡ムーンフォース確定耐え
S:最遅

 

本構築ではトリル下のアタッカーとして動かす場面も多く、上から高火力を押し付けつつドレパンの回復+祈りによって不死身の状態になることも少なくないため途轍もなく強く感じました。素早さ以外究極生命体のような数値をしたポケモンなので上から動けたら最強なのは至極当たり前なのかもしれません。

また、今回はドラゴンテラスで採用しました。採用理由は後述しますが、構築によってはタイプが優秀で突破が難しいテラスタイプとしてドラゴンの採用が増えても良いと思えるような活躍をしてくれました。

 

【配分】

●火力

トリル下で火力を出せるようにしたいのはもちろん、水ウーラやA-1状態でのハバカミ対面で確実に1発で倒し切りたいため特化から下げることは出来ませんでした。

●素早さ

トリル構築であってもカイナの素早さはミラーの猫騙しを意識するとかなり難しいです。この構築では初手で積極的に猫トリルの動きをしないこと、カイナやドドゲザンとのトリル下での行動順を明確にしたいことを鑑みて無振りカイナより遅くしたいと考えました。

初めは無振りバレル(50)や無振りトリトドン(59)およびその近辺を意識して63に設定していました。しかし、バレル入りに対して積極的にカイナを投げないためそこまで意識する必要がないこと、暁ガチグマがかなり重いためトリル下で強気に動かせることを意識して、最終的に最遅を選択しました。

ただ、暁ガチグマの数や最遅個体の数を考えるとここまで強く意識する必要があったかは不明であり、環境で強いバレルや少し数を増やしているトドンに重きを置いて当初の63程度にしておくべきかもしれないです。(調整段階での暁ガチグマに対しての負けが印象的すぎて意識しすぎている気がする)

●耐久

ハバカミやイーユイを倒す手段があるため、攻撃を受けるためのチョッキ+特防耐久は必要です。しかし、環境的には基本的に物理での殴り合いが多くなるため出来るだけ防御側に耐久を寄せる方が強力だと考え、特防側の耐久力は最低限に設定しました。

実際防御側が硬いカイナは強力で、水流連打を2耐えしたりパオジアンを含めた集中攻撃を耐えたりと有効に働く場面はとても多かったです。

 

【テラスタイプ:ドラゴン

処理を急ぎたいゴリラウーラの並びを厚く見るため、水草打点を受けられるテラスタイプとして初めは草テラスを選択していました。

しかし、草にすると取り巻きのトルネや炎ポンにかなり厳しくなる、蜻蛉返りの的になりやすいため被ダメージがきつい等様々な不都合が生じました

そこで、飛行や炎にも弱くないタイプとしてドラゴンを選択しました。これによってゴリラウーラオーガポン辺りへの切り返しとして非常に強力な選択肢ができた上、グレンアルマイエッサンコータスといったトリル系に対してもテラス込みで選出できるようになり立ち回りやすくなりました。

一般に、ドラゴンテラスだとハバカミ入り(ハバカミイーユイ等)に対して弱くなると思われがちですが、今回は以下の理由から問題ないと判断し採用を決めました。

・ハバカミは基本的にドランやハバカミ水ポンで処理するようにすれば対面回数を減らせる
・Sブーストのハバカミは火力が無いためテラスを切って受ける場面が少ない
・眼鏡やCブーストのハバカミは素早さが遅いためこちらのハバカミやランドで処理できる
・ハバカミ入りの多くの構築において竜チョッキカイナに対してハバカミ以外の有効打を持たない

以上の理由から、構築全体で考えれば少なくとも本構築では、ハバカミ入りに対してドラゴンテラスが弱くなることは無く、むしろ多くの場合でハバカミを処理した後の強力な詰め筋として有効に働くと考えています。

 

 

選出・立ち回り

以下に基本選出や各構築への選出を示しますが、OTSBo3ルールであるため当然ながら選出は相手の構築や前試合の内容によって変わることがほとんどです。そのため、選出候補や立ち回りの指針を示すにとどめます。

 

基本選出

先発 後発

 

ハバカミ水ポンランドカイナ

①イーユイ

+

選出①

先発 後発

選出②

先発 後発+or

 

①ではSブーストハバカミを処理or一度引かせることでランドを通せる状態を作りたいです。相手のランドが邪魔になりやすいため、相手ランドの横を倒せるようにして相手ランドの攻撃と1対1交換を行うことが出来れば相手ランドを盤面に残しつつランドの展開が出来ます。初手ランド対面は両守るからスカーフランドの動きを固定すれば立ち回りが楽になります。

②ではランドの処理をクレセかハバカミに任せます。相手ランドを処理できればランドかスイッチ展開のドランで押し切れますが、相手の選出の仕方によってどちらが良いか変わるため①で相手の選出を見てから判断しましょう。

 

②ドドゲザン

+

選出①

先発 後発

選出②

先発 先発

 

①ではドドゲザンとランドをハバカミで削り、ドランカイナの並びを作ることが目標になります。②はドランでドドゲザンのテラスを誘い、そのテラスタイプに合わせて他3体のいずれかを通すように心掛けたいです。いずれの展開でもバレルの着地タイミングを見誤ると崩される可能性があるため細心の注意を払いましょう。

 

トドツキバレル

+

選出①

先発 後発

選出②

先発 後発oror

 

①は先発のハバカミやドラン、バレルを想定して投げます。トドツキの展開を作るうえで障害になるこちらのハバカミを止めるために出てくることが多いため、早めに数的有利を取りに行きたいです。

②は先発トドツキやカイナ、ドランに圧力をかける選出です。どちらの選出でもトドツキ以外にテラスを切らせればランドハバカミでトドツキを押し切れるためそれを狙います。

 

パオカイ水ウーラゴリラ

+

先発 後発+or

 

ウーラを水ポンカイナで処理してから展開できるのが理想的です。1体倒してからクレセでスイッチして竜カイナか鋼クレセを通せば押し切れることが多いです。ただし、相手のテラスによってトリルは凌がれるため、トリル後の攻撃を受けられるようトリルが切れる直前での相手の並びに注意しましょう。

 

トルネウーラゴリラ

+

選出①

先発 後発

選出②

先発 後発

 

①はトルネ選出を意識した選出です。トルネとウーラのどちらを先に倒すかによって水ポンの重要性が大きく変わるため展開を見てクレセ+カイナor水ポンでのスイッチからドランクレセで詰め切ることを目指します。

②は先発ハバカミゴリラを意識しています。ゴリラの蜻蛉と馬力の有無によって展開は変わりますが、トリル下で倒しにくいハバカミとゴリラをドランで削っておけばクレセカイナのスイッチで押し切れるようになります。

 

グレンアルマイエッサンコータス

+

先発 後発

 

初手イエアルマに対しては、ラスカを打ちながら水ポンをクレセに交代しましょう。イエアルマの対面ではヒードランを押し切るのが難しく、珠ワイフォ連打かガチグマ引きが見えるため、それに合わせてクレセを出してトリル返し+ドランのHP管理を行います。裏のガチグマ展開には鋼クレセが、コータス展開には竜カイナが強いためドランとアルマの1対1交換が出来れば大体勝てます。

初手ドレコ―には指熱風で早めにドレディアを触りに行きましょう。ドレディアのソーラーブレードが水ポンに6割程度であることを覚えておけば立ち回りやすいかもしれません。

 

フロルラッシャ

+

先発 後発

 

ラッシャに欠伸がある場合はラッシャの展開を優先して阻止しましょう。襷キラフロルであればクレセのサイキネで襷まで削れるので適当なタイミングで触っておいてから裏のハバカミで倒せるよう放置しても問題ありません。

合体する構築の場合はカイナと水ポンを上手く利用して攻撃を流しつつ削らないといけませんが、ラッシャのテラスタイプによって展開が大きく変わるためそれに合わせて殴るポケモンを合わせましょう。

 

暁ガチグマサマヨ

+

先発 後発

 

鋼クレセ+最遅カイナを用意しても相当厳しいです。注意すべき点はサマヨガチグマの並びの前には水ポンを置いて弱保起動を出来る限り阻止することと、サマヨの痛み分けを警戒して絶対に触らないことです。弱保起動無テラブラッドムーンは鋼クレセでも8割近く入るので、フリーで打たれたら負けだと思って全力で弱保起動を凌ぎましょう。

 

 

あとがき

ここまでの閲覧ありがとうございました。

WCS2022の構築記事を書いてから1年以上ぶりに(自分のブログで)構築記事を書きました。なぜ更新が無かったのかと言うと、自分の中である程度満足のいく完成度の構築を作ることが出来なかったからです。そのため、ポケモンパラレルアリーナという大きな大会を目標に構築作りに集中できたこの1ヶ月はとても楽しかったです。

今回の構築は、自分がSVとテラスタルのシステムが始まって以来迷走していた、自分に馴染む構築の作成をすることが出来た気がしています。これをきっかけに今後も考察と構築作成に勤しみたいと思います。

自分の実力に自信やプライドなんて欠片も持っていませんが、それでもSVが始まってから今に至るまで、周りの友人がそれぞれ成長して結果を出している中未だまともに勝てず結果を残せていない現状に焦りや不安が募っているのは間違いありません。それでも、今回の大会を通じて、レベルの高い環境で対戦することがやっぱり楽しいと感じられたので、またこういう場に参加して対戦できるよう日々精進したいと改めて思いました。

この場を借りて、一緒に調整をしてくれたユーカリと、楽しい大会を開催して下さった運営の方々にお礼申し上げます。

 

最後に、繰り返しになりますがここまで読んでいただいてありがとうございました。構築に関する感想や質問がありましたら私(@take_grand)か共同作成者のユーカリ(@yuukari_circle)にいつでも連絡下さい。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。