grandな独り言

思考を長々と書き連ねただけ

【WCS2022】四神バドオーガ

どうも、grandです。

 

今回はWCS2022で使用した構築についてその経緯ともに紹介したいと思います。

剣盾で作成した構築の中でも一番気に入った構築に仕上がっているので、最後までお付き合い頂けると幸いです。

 



 

 

 

 

個体紹介

バドレックス(はくばじょうのすがた) じんばいったい

持ち物 じゃくてんほけん

わんぱく 207(252)-186(4)-214(196)-×-155(36)-73(20) 

リザードランス/ヘビーボンバー/てだすけ/トリックルーム

A221ザシアンのA+1きょじゅうざん最高乱数切り耐え
C161リザードンのキョダイゴクエン(150)最高乱数切り耐え
C202カイオーガの雨命の珠ダブルダメージ潮吹き確定耐え
S-2最速80族+1

 

カイオーガ あめふらし

持ち物 たべのこし

ひかえめ 207(252)-×-135(196)-192(36)-162(12)-112(12)

こんげんのはどう/れいとうビーム/めいそう/まもる

A194ゴリランダーのグラスフィールド奇跡の種グラススライダー最高乱数切り耐え
S-2最速黒バドレックス+1
S-1最速100族+1
CD2n

 

レジエレキ トランジスタ

持ち物 いのちのたま

ひかえめ 159(28)-×-81(84)-167(252)-86(124)-223(20)

ライジングボルト/ボルトチェンジ/はかいこうせん/まもる

A194ゴリランダーの奇跡の種キョダイコランダ+珠ダメージをDM時最高乱数切り耐え
C183イベルタルの命の珠ダイアーク(130)確定耐え
最速黒バドレックス+1

 

リザードン サンパワー

持ち物 ヨロギのみ

おくびょう 157(28)-×-99(4)-157(220)-106(4)-167(252)

ぼうふう/ブラストバーン/ソーラービーム/まもる

C207ルナアーラのC+1メテオビームをDM時ヨロギ込み確定耐え

 

オーロンゲ いたずらごころ

持ち物 くろいてっきゅう

なまいき 202(252)-140-93(60)-×-132(196)-61(S個体値6)

イカサマ/トリック/リフレクター/ひかりのかべ

※通常ダイマックス個体

C222カイオーガの雨神秘の雫ダイストリーム(150)を光の壁込み最高乱数切り耐え
C202カイオーガの雨命の珠ダイストリーム(150)を光の壁込み確定耐え
鉄球持ちで最遅バレル-1
鉄球持ちS120+1

 

モロバレル さいせいりょく

持ち物 きあいのタスキ

おだやか 221(252)-×-164(111)-105-123(92)-48(S個体値27)

かふんだんご/キノコのほうし/いかりのこな/なやみのタネ

A244ザシアンのA+1きょじゅうざん確定耐え
最遅白バドレックス-1

 

 

構築経緯

(0)構築作成の軸

全国大会後、自身の取り組みを反省し世界大会に向けて再スタートした考察は、前々から感じていたこの環境の特性を明確にすることから始まりました。それは、「いくつかの構築タイプとの対戦で強烈な選出・行動択を押し付けられている」という点です。これはパワーの高いポケモンが環境に数多く存在することから発生する現象だと考えていましたが、これに対し自分なりに一つの結論を設定することにしました。

それは、「場を作れば初手からでも1体で崩壊させられるポケモン」が環境に存在する、ということです。対戦していてこのようなポケモンが構築に存在するだけでそれに対する対策リソースを常に考える必要があり、またそれらポケモンに対する盤面の隙を1ターン与えるだけで試合が崩されてしまうために、初手から不安定な立ち回りを強いられると考えました。

これらに該当すると私が結論付けたポケモンリザードンカイオーガ・白バドレックス(・レジエレキ)です。以下に、これらのポケモンの選考理由を示します。

 

リザードン

・晴れ下での圧倒的火力による全抜き性能

・キョダイゴクエンによるダメージレースの優位性

・耐久振りや持ち物等による”見えない行動保障”の作りやすさ

・相手へのダイマックスの強要性能

・ダイジェットによるS操作

カイオーガ

ダイマックスを必要としない全体高火力技:潮吹き・根源の波動

ダイマックス時の瞬間火力の高さとダイマックス択の存在

・耐久の高さによる非ダイマでの行動保障

ガオガエンへの処理速度

・晴れリザードンへの環境ほぼ唯一の対抗打

白バドレックス

・全体高火力技ブリザードランスの存在

・特性による単体での突破性能の高さ

・耐久の高さによる行動保障

トリックルームによるS操作

 

これらのポケモンはたとえ不利な状況でも単体で戦況をひっくり返すほどのパワーを秘めているため、積極的に構築の軸にすべきであり、またこれらのポケモンに簡単に負けうる構築は厳しいと考えました。そこで、この中からどのポケモンを採用するか、どのように対策するかから構築を考え始めることにしました

(レジエレキを別枠にしたのは、ダイマックス前提の性能かつ単体にしか干渉できない点、電気技しか火力が無いため他3体に比べ比較的受けやすい点を考慮して少し評価を下げていたからです。逆に、これらを加味しても非伝説かつ圧倒的な素早さからの異常なダイサンダーの火力を考慮して他3体に追記する形を取りました。)

ちなみに、ザシアンはこの4体に近い性能をしていますが、ダイマックスによる行動択が存在せず、単体に対する打点しか持たず、威嚇等で比較的受けられる盤面を作りやすいことからこの軸からは外しました。

 

 

(1)伝説枠の推移

まず初めに注目したのが、グラリザ白バドの構築です。この構築はリザードンと白バドレックスを採用しつつ、さらにレジエレキを無理なく採用できるため、構築パワーがとても高いと考えました。

 

この構築を使用してみて感じたことは以下の通りです。

〈強み〉

 ①ダイマ珠エレキ+補助(グラ)の並びがオーガに強い

 ②エレキ白バドの対応力・パワーが素晴らしい

 ③ザシアンに対する圧力が高い

 ④グラードンによって自然にレジエレキへの対策が出来る

 ⑤白バドトリル系にも十分殴り合える

〈課題〉

 ①ポリゴン2の仕事が薄く腐りやすい

 ②ガエンに対する処理速度が速くない

 ③相手のリザがどの場面においてもきつい

 

 

特に②③の2つの課題点は致命的だったので、対策を考えることにしました。

 

②のガオガエンの処理については、グラードン・白バドレックスの型を根本的に見直すことにしました。

まず、グラードンの型変更として剣の舞やビルドアップといった積み技を考えました。しかし、剣の舞は使用できる盤面がかなり限られてしまう点、ビルドアップはそもそもA1段階上昇ではガオガエンのきつさを解消できない点がありました。

次に、バドレックスをHB鉄壁ボディプレス型で使用すると、これがとても強力だと分かりました。強さをまとめると以下の通りです。

白バドレックス@食べ残し
呑気HB ブリザードランス/ボディプレス/鉄壁/トリル

・鉄壁1回後のボディプレスでガエンを簡単に処理できる

・ザシアンやその他物理系統に対し圧倒的に強くなるため、相手の処理ルートを崩すことが出来る

・ガエンを処理するとAが上がるので威嚇を解除できる

・Aを全く振らなくてもブリザードランスの威力が高く問題ない

HBの調整は鉄壁を積めていない状態でも巨獣斬をほとんど耐えるため、相手との認識差から強気に動かすことができる

 

特に最後の点が重要で、襷やリリバといったザシアン受けのためのアイテムを必要としないところに魅力を感じました。上記の通り火力も問題なく、特性による火力上昇も含めて本来の全抜き性能もほとんど損なわれていない点をとても評価しました。

 

一方で、課題③のリザードンに対する対策はグラ白バドの2体やその取り巻きではどうすることもできず、またポリゴン2の枠を別のポケモンに変えて色々と試しましたがいずれにしてもかなり厳しいと感じてしまいました。リザードンは前述の通り対策必須ポケモンであり、このままこの構築を使用し続けるのは不可能だと判断しました。

 

そのため、感触の良かった耐久振り白バドレックスはそのままに、グラードンカイオーガに変更することでリザードンに対しより余裕をもって立ち回れるようにしようと思い、伝説枠をオーガ白バドの並びに変更しました

この2体の並びは環境最初期こそ存在したものの、環境が進むにつれかなり数を減らしていました。しかし、カイオーガが苦手な草タイプに白バドレックスが有利であり、同じく苦手な電気タイプについては環境に存在するのがどれも素早さの高いポケモンばかりのためバドレックスのトリックルームによる展開に対応できません。逆にバドレックスが処理に手間取る鋼タイプやガオガエンに対してはカイオーガが圧力をかけられるため、相性は抜群の並びだと考えられます。

 

 

(2)基本の4体の決定

前述の強み②から、レジエレキ+白バドレックスの並びに対しかなりの信頼を置いていたのでそのまま命の珠レジエレキの採用を決めました。この2体の並びは行動の選択肢が広く、かつ相手に対し与える負担がとても大きいため初手からほとんどの並びに対して主導権を握ることが出来ると考えました。また、同じ並びからの選択肢の広さはそのままBo3での強さに直結すると考えていたので、その点でも採用しない理由はないと考えました。

 

また、レジエレキ採用により強み①による対カイオーガの展開も可能だと考え、補助枠としてモロバレルを選択しました。バドレックスのトリックルーム展開や伝説2体の攻撃の補助としても優秀なので、これも相性は抜群と言えます。

レジエレキ+モロバレルの並びはカイオーガに対する行動抑制の性能が極めて高く、ダイマックスの有無にかかわらずモロバレルの処理が厳しい上にダイマックスをしなければレジエレキの攻撃を受けることが出来ません。そして、モロバレルの処理に対し、ダイアイスは調整や持ち物次第で十分耐えることが出来ます。さらに、相手視点レジエレキのダイマックスが想定できるため、カイオーガ側がキノコの胞子ケアのダイサンダーを打ちにくい(レジエレキが打つように見えるためわざわざ打つ必要を感じにくい)並びになっています。そのため、こちらは守るやボルトチェンジダイマックスを温存しつつ胞子を通すという立ち回りも可能でです。怒りの粉+レジエレキダイマックスの選択肢も合わせるとこれら全てをカイオーガ側が対応することはほぼ不可能なため、初手からのカイオーガ展開に対しての強烈なメタになると考えました。

 

 

これら4体の並びは、どのような並びになっても相手に圧力をかけ続けられるため行動の選択肢が極めて多く、Bo3においても対応が困難だと感じました。そのため、この4体を構築の軸と定め、各ポケモンの型を調整しました。

まず、カイオーガの採用によりガオガエンの処理を考える必要がなくなったため、バドレックスの型が選択できるようになりました。従来のHAや襷AS等も考えましたが、HB型の強みとして最も評価した「ザシアンに対し受け身な持ち物を必要とせず動かせる」点を活かすため、バドレックスのパワーを最大限高められるHB弱点保険という特殊な型を採用しました。この4体におけるS操作はバドレックスのトリックルームのみなので、これをほぼどの対面でも遂行できる耐久振りは依然として魅力的でした。これによって、弱点技を耐えて弱点保険を起動しつつトリックルームを張り、上から強力なブリザードランスで大幅に削りつつカイオーガやレジエレキを通す展開が分かりやすく強力な試合プランの1つとして用意出来ました。

 

次に、カイオーガを使用する上で対策必須となるトリトドンについて考えることにしました。現状ではトリトドンの処理がとても厳しいためモロバレルやバドレックスに草技を採用することも考えましたが、ピンポイントな技選択になるため構築の軸になっているこの2体には採用したくありませんでした。非伝説でありパワーも高くないトリトドンのためだけに1枠ポケモンを割くのも得策ではありません。

そこで、カイオーガトリトドンに対し強くなれるような方法を模索した結果、瞑想食べ残し型を考えました。トリトドンの呼び水と欠伸によるカイオーガの行動阻止に対し瞑想を積むことで、仮に眠り状態になってしまってもトリトドンがDの上がったカイオーガを処理することは出来ません。さらに、Cが上昇するとカイオーガの氷技の威力も上がるため、本来攻撃を受けられるはずのトリトドンを氷技で容易に突破できるようになります。特にこの氷技の威力上昇は従来環境に存在する珠やチョッキを持ったカイオーガとの強烈な差別点であり、水技が範囲技であることも加味すると非ダイマ状態ではトリトドンに弱いという認識すら覆すほどの利点だと私は考えています。

 

また、トリックルーム対策として多く採用されているモロバレルについても考える必要がありました。特にカイオーガは耐久に努力値を割く関係上瞑想を積めていない時の火力不足や技構成に電気技が入らない点からモロバレルとの対面がかなり厳しくなっていました。カイオーガ+モロバレルの並びから瞑想を積む動きが試合プランの一つとして確立していたため、この弱点は致命的でした。

この点に対応するため、モロバレルに悩みの種を採用しましたモロバレルと対面したカイオーガに使用することで胞子を無効化することが出来るため、不利対面が一転して瞑想を積む隙を得られる有利対面になります。他にも、トリトドンに打つことで呼び水を無効化したり、4体で処理が不可能だったヌケニンに対する回答になったりと使用する場面はかなり多いため、腐りにくく構築全体の補助が出来る技として胞子と並んで強力な技となりました。

 

以上の調整により、この4体の並びが最大限パワーを発揮しつつ、生半可な対策ポケモンに対しても一転して有利になれるような対策困難な軸に仕上がりました。

 

 

 

(3)初期案の改善点

ここまでを踏まえた上で、以下のような構築を使用して調整していました。(赤字は新たに確定した要素、青字は不確定要素として使用したもの)

 

エルフーンは追い風入りのカイオーガや黒バドレックス構築に対する切り返しとして、ガオガエンは構築全体として少し処理が面倒なゴリランダーを牽制しつつカイオーガやバドレックスを補助するためにそれぞれ採用しました。

 

 

この構築を使用して感じたことは以下の通りです。

①耐久振りバドのS操作が強力

②エルフのトリルが追い風ミラーに強い

③エルフの光の壁が黒バドや龍伝説(ディアルガ等)に強い

④エルフの選出率が極端に低い(追い風を使用しない)

⑤オーガの潮吹きが打ちにくい

⑥リザグラ系の構築に対しやや不安定

弱保起動前のバドが腐りやすい

⑧雨状態でガエンがゴリラを処理できない

フシギバナが止められない

 

②④のように、エルフーンはミラー等でのトリックルームこそ強力なもののそれ以外の追い風を目的とした選出をすることがほとんどなく、またミラーでのトリックルームによる切り返しはBo3で通用するものではないと考えられたため、エルフーンである必要があまりにも薄い状態となっていました。この点と相まって、追い風+潮吹きのような展開も少なかったため⑤の通り潮吹きの使用頻度がかなり少なかったです。その一方で、③のように黒バドレックスやディアルガに対して光の壁+レジエレキorカイオーガがかなり強く、立ち回りも安定していたのでこの役割は必要だと感じました。

また、ガオガエンも役割が薄く、威嚇や猫騙しによる補助は当然優秀ではあるものの役割対象であるゴリランダーに対し⑧のように圧力をかけることは出来ず、他に必ず必要な役割対象は存在しません。更に基本の4体を外して選出すると著しくパワーと対応力が落ちる点も気になりました。これはエルフーンも同様でした。

バドレックスについては、①の通り安定したS操作役としての役割をこなせる点が素晴らしかった反面、⑦のようなどうしても威嚇を繰り返し貰った際に出来ることが少ないのが気になりました。この構築は耐久が高いポケモンが多いためある程度数値を活かしてのサイクルは可能なものの、基本の動きが対面寄りであるので基本の4体で唯一放置される危険性があるという課題が見つかりました。ダイマエースを試合に合わせて立ち回れるのがこの構築の強みですが、それでも1体が機能しなくなると受けが成立してしまうのでこの点は改善の余地がありました。

そして、最も問題だと考えたのが、⑥⑨のようにグラリザバナを含む構築に対し立ち回りが安定しないことです。レジエレキやカイオーガダイマックスでは比較的楽に対応されてしまう場面があるのも問題ですが、何よりもフシギバナに対しダイマックスの有無に関わらずどうしようもないことに気が付きました。WCSの、特にDay1に関してはフシギバナを使う海外選手は少なからずいると考えていたので、これは絶対に解決したい問題でした。このような構築に対し有効なダイマックスポケモンを採用するのも一考の余地があると思い、探すことにしました。

 

以上の問題点から改善すべき点をまとめると、以下のようになりました。

・バドレックスの行動選択肢を広げる

エルフーンの代役:対黒バドレックス

・グラリザバナ系用のダイマエース

フシギバナへの対抗手段

・ゴリランダーの処理ルート確保

 

 

(4)最終調整と第4のエース

まず、バドレックスの行動をより強力なものにするため、バドレックスに手助けとヘビーボンバーを採用しました

手助けは隣にレジエレキやカイオーガといったダイマックスポケモンと並ぶ場面が少なくないこのポケモンに手助けを採用することで、一気に瞬間的な突破力が上がります。このルールでは、パワーの高いダイマエースを止め得るポケモンを1体倒すだけでそのまま全抜き出来るといった状況は珍しくありません。この状況を作り出すためにも、瞬間的に火力を補強できる手助けは非常に強力で、かつ警戒も対応もしにくいバドレックスによるこの行動は相手の試合プランを一気に崩すことが出来ます。相手はトリックルームを警戒すると猫騙しを使用したり守るを使用せず行動する必要が出てくるため、手助け+ダイマックス技が通りやすいです。

ヘビーボンバーはダイスチル媒体として採用し、主にカイオーガと並べて使用します。従来のバドレックスは特性や弱点保険を駆使して相手を倒していく場合や相手の攻撃を受けるためにダイマックスを行うことがほとんどですが、瞑想カイオーガと並べてダイスチルを打つことでカイオーガで詰めていくといった試合プランを選択でき、威嚇等でバドレックスの攻撃を受けられたとしてもカイオーガの突破が不可能になるといった状態になることも少なくありません。既存の構築だとソルガレオディアルガによるダイマックスで見られるような行動ですが、ダイスチルバドレックスはこれを試合プランとして選択できるのが魅力になります。

 

また、他の改善点を一挙に解決する変更点として、リザードンと黒い鉄球オーロンゲを採用しました

オーロンゲは主に黒バドレックス構築に対するメタとして採用を決めました。優秀なタイプや光の壁、S操作をこなす器用さが言うまでもなく優秀で、このポケモンがいるだけで黒バドレックス構築に対する安定感が跳ね上がりました。また、黒い鉄球トリック+リザードンによりフシギバナに対する回答を用意しました。個人的にフシギバナに対する対策は厚めの方が安心感があったため、他のS操作やトリックルームと相性の良い後攻の尻尾トリックよりこちらを採用しています。

リザードンは主にグラードン入りの構築に対するダイマエースとしてやゴリランダーへのメタとして採用を決めました。グラードン入りの構築はどうしてもリザードンが重くなるため、このピン刺しは正解だと感じました。特にリザードン+カイオーガの並びが想像以上に強力で、雨状態ではダイジェット+カイオーガの水技が受からないが、晴れにするとリザードンを止めることが出来ないため、相手に強烈な圧力を押し付けることが出来ます。ゴリランダーに対してはリザードンダイマックスをすることなく強く出られるため、相手によってはダイマックスを前提としない選出も可能になっているのも評価が高かったです。

 

前述したとおりこの環境はリザードンカイオーガ・白バドレックス・レジエレキと共に中心的存在になっていると考えていたので、結果的に構築にこの4体が入ったことで環境でも最高レベルのパワーを確保できとても満足のいく並びになりました。見た目の良さも最高です。

 

これで構築6体の並びが決定しました。(赤字は新たに確定した要素、青字は不確定要素として使用したもの)

 

 

 

ここから細かい調整を行い構築が完成しました。

 

画像

 

 

 

個体解説


バドレックス(はくばじょうのすがた)
 じんばいったい

持ち物 じゃくてんほけん

わんぱく 207(252)-186(4)-214(196)-×-155(36)-73(20) 

リザードランス/ヘビーボンバー/てだすけ/トリックルーム

A221ザシアンのA+1きょじゅうざん最高乱数切り耐え
C161リザードンのキョダイゴクエン(150)最高乱数切り耐え
C202カイオーガの雨命の珠ダブルダメージ潮吹き確定耐え
S-2最速80族+1

 

数値ぶっ壊れポケモン。今回使用した耐久型では特に数値の暴力を見せつけ、耐性が皆無のタイプでありながらあらゆる攻撃を数値だけで受け続けました。攻撃面についても、無補正無振りですら最低限確保できるAの高さから放つ威力130全体技のチート技ブリザードランスによって全く火力不足を感じることはありませんでした。技威力の高さは偉大です。弱点保険と特性も相まって、従来の馬鹿火力エースと未知の耐久お化けポケモンという2面の強みを試合ごとに使い分けられる怪物に仕上がりました。

 

【配分】

ザシアンの攻撃を出来るだけ耐えられるようHBベースを意識しました。D方面はカイオーガの攻撃を受けてトリックルームを返せるよう意識して調整し、Sは鉄球を渡した最速フシギバナの上を取るために少し回しました。対白バドレックスに対してもS関係がはっきりしているため立ち回りやすくなりました。B方面の硬さは異常で、弱点である珠イベルタルイカサマやグラードンの晴れダイバーンをダイマックス無しで80%程のダメージに抑えるという異次元の耐久になっています。特化グラードンのダイアースは驚異の確定3発です。

 

【持ち物】

相手の想定外の耐久力により弱点技を耐え、盤面を切り返すことが多いためこれを強く活かすため弱点保険を採用しています。構築内に能動的な起動方法はほとんどありませんが、環境に弱点保険を採用した白バドレックスが少なくなってきたことや非ダイマ時に弱点技で早期処理を狙われることが多いのでほとんどの試合で発動しました。特にイカサマで処理を狙ってくる相手に対しては強烈なカウンターになることが多かったです。

 

【技】

ヘビーボンバー

ダイスチル媒体。自身やカイオーガを固めることで突破不可能な要塞に出来ます。特にカイオーガに対して瞬間火力が出しにくいソルガレオ構築やパルバド構築、カイオーガの突破手段を裏のゴリランダーに一任している構築に対して刺さり、瞑想と併せてカイオーガ単騎で相手を壊滅させられます。このようなダイマックスしつつ補助的な役割をこなすプランは相手視点想定できず、Bo3で使用すると以降のゲームで強烈に意識せざるを得ないため他の試合プランが通りやすくなります。ちなみにヘビーボンバーとして使用することは本当に全く無いです。ごく稀にオーロンゲに対して打ちたくなることがあるぐらい。非ダイマ時には腐ってしまうのがネックですが、そもそも非ダイマ時の攻撃技はブリザードランスしか打たないため困ったことは一度も無いです。

 

てだすけ

耐久振りバドレックスを最強たらしめる必殺技。レジエレキ・カイオーガリザードンというパワーの高いダイマエースを他に3体擁しているこの構築では使用頻度がかなり高く、展開の障害になるポケモンを一気に攻め落とすことが出来ます。耐久振りで集中しないと倒せないことや火力が低いこと、S操作を防ぎたい等の理由から猫騙しや集中攻撃、火力を下げて放置といった行動を取られやすいというこのポケモンの特性を逆手に取れるため、特にBo3において強烈な択を押し付けることが出来るのも良かったです。

 

その他の技候補

・10まんばりき

氷技のブリザードランスと併せて技範囲が優秀なためほとんどの場合採用されている技です。特にこの環境ではザシアンとガオガエンに対しての有効打として必須とされていますが、この構築ではどちらもレジエレキやカイオーガリザードンに処理を任せることが多いこと、またダイアースのD上昇を必要とする場面が存在しなかったことから採用しませんでした。実際にガオガエンの処理として欲しくなった試合はありませんでしたし、ザシアンに対しても必要な場面はありませんでした。しかし、唯一ザシオーガ構築に対してはどうしても最終盤面お互い無傷のザシアンとバドレックスが対面するという状況が起こり得たため、その場面のみで10万馬力が必要でした。WCSにてday2に進出し、ザシオーガ構築がほとんどだと感じた際には変更していたと思います。

・まもる

集中攻撃をされることが多かったため、欲しいと感じる場面はそこそこ多かったです。また、Bo3においても守るがないことが相手に知られてしまうと立ち回りが窮屈になるのでその点でも採用を考えました。しかし、手助けによる勝ちパターンが強力なことや守るが無くても立ち回りや耐久力で解決できることが多かったため悩んだ結果不採用にしました。

 

 

カイオーガ あめふらし

持ち物 たべのこし

ひかえめ 207(252)-×-135(196)-192(36)-162(12)-112(12)

こんげんのはどう/れいとうビーム/めいそう/まもる

A194ゴリランダーのグラスフィールド奇跡の種グラススライダー最高乱数切り耐え
S-2最速黒バドレックス+1
S-1最速100族+1
CD2n

 

GSの王。ダイマックスによる瞬間火力と耐久力も魅力的ですが、このポケモンの一番の強みはダイマックスの選択肢によって相手に圧力をかけつつ強力な全体技を連打していくことだと考えているため非ダイマ時の性能を意識し耐久振りを採用しました。また、瞑想型はチョッキオーガと同じく非ダイマ時の居座り性能を確保しつつ珠オーガ以上の圧力をかけることが出来ます。特に氷技の威力上昇が凄まじく、トリトドンやゴリランダーの突破が容易になるため従来の弱みをかなり解消することが出来ました。

 

【配分】

ゴリランダーに対する行動保障を意識しHBを種グラスラ耐えまで振りました。Sは最低限鉄球トリック後の黒バドレックスやダイアタック・ジェット後の100族は抜いておきたかったですが、グラードンとのS関係で下を取れると天候の取り合いやトリル下の動きが容易になるため出来るだけ下げました。同速になりやすいSラインですが諦めました。CとDは瞑想を意識して偶数にしています。

 

【技】

まもる

元々は潮吹きを採用していましたが、食べ残しとのシナジーや他のポケモンの守る採用数を意識した結果どうしても必要になり採用しました。

 

その他の技候補

・しおふき

全体高火力技としても威力150ダイストリームの媒体としても優秀な技ですが、この構築ではカイオーガを相手の攻撃のクッションとして使用することも多く、被弾回数が多かったため潮吹きを満足に選択できず採用を諦めました。火力面では根源の波動でも十分でしたが、命中不安とダイストリームの火力が微妙だったので出来れば採用したかったです。

 

 

レジエレキ トランジスタ

持ち物 いのちのたま

ひかえめ 159(28)-×-81(84)-167(252)-86(124)-223(20)

ライジングボルト/ボルトチェンジ/はかいこうせん/まもる

A194ゴリランダーの奇跡の種キョダイコランダ+珠ダメージをDM時最高乱数切り耐え
C183イベルタルの命の珠ダイアーク(130)確定耐え
最速黒バドレックス+1

 

火力お化けポケモン。この構築でのダイマックス回数は恐らくトップだと思います。珠ダイサンダーの火力が壊れているのは言わずもがなですが、手助けと併せると耐えられるポケモンはほとんど存在しません。このポケモンダイマックスはエレキフィールドを張る前の火力がネックになりますが、そこを手助けでカバーすることで初手から相手のダイマポケモンを吹き飛ばし、そのまま4体倒してしまうことも少なくありませんでした。チンパンジー以下の脳筋行動ですが、Bo3で1ゲーム簡単に取れるほどのパワーなので大好きでした。

 

【配分】

ダイマックスの火力を意識してCは特化。Sに関しては控え目の性格で抜きたいポケモンが黒バドレックスだけだったのでギリギリまで下げました。これにより、相手のダイマレジエレキとの対面で「相手のダイサンダー⇒エレキフィールド展開⇒こちらのフィールド手助けダイサンダー」の動きによりほとんどのダイマレジエレキを1発で倒すことが出来ます。この動きが決まるとまず間違いなく相手はレジエレキを止められないので、ダイマレジエレキを軸にした構築に対しての強力なカウンターになります。

耐久に関しては、構築全体で重いイベルタルに強くなれるようD方面を意識して調整しています。B方面については、ダイマックスされることが多いゴリランダーの攻撃を意識し、ダイマレジエレキが2回動けるようにしました。

 

【技】

はかいこうせん

ダイアタック媒体です。一般にダイジェット媒体の飛び跳ねると選択になりますが、レジエレキが倒れた後にカイオーガやバドレックスを着地させることが多かったこと、相手のダイジェット展開を阻止したい場面が存在したことからこちらを選択しました。

 

その他の技候補

・エレキネット

ダイマ時のS操作技です。破壊光線とは使用場面は重なるものの性質が全く異なるため悩みましたが、ダイマックス中の柔軟性を重視して採用を見送りました。全体技としても優秀なのでこちらでも良いかもしれません。

 

 

リザードン サンパワー

持ち物 ヨロギのみ

おくびょう 157(28)-×-99(4)-157(220)-106(4)-167(252)

ぼうふう/ブラストバーン/ソーラービーム/まもる

C207ルナアーラのC+1メテオビームをDM時ヨロギ込み確定耐え

 

環境最強ダイマックスポケモン主にグラードンディアルガ、一部の黒バドレックス構築に選出しました。今回は晴れとの組み合わせではありませんが、それでもキョダイゴクエンが強すぎました。また、グラードンが相手にいると途端に一体で試合を壊滅させる本来の化け物の姿が見られたので、採用は間違いなかったと思います。このポケモンで削りバドレックスやカイオーガの圏内に押し込む動きが単純ながら強力でした。

 

【配分・持ち物】

初めは耐久振り突撃チョッキにすることで黒バドレックスやリザードンミラーに強くなるようにしていました。しかし、オーロンゲの光の壁によってチョッキが無くとも黒バドに対し強く動かせること、リザードン系には横のグラードンルナアーラを考慮するとヨロギでないことによる行動保障の無さに不安を覚えたことから結局は同速勝負が出来るCSヨロギの調整に変更しました。また、グラルナ系に投げることを意識しているためメテオビームを確実に耐えられるよう耐久を調整しました。

 

【技】

ぼうふう

ダイジェット媒体としてももちろん優秀ですが、この構築では対ゴリランダー用として必要不可欠です。相手のゴリランダーに合わせてリザードンを選出し、非ダイマでの対面で処理することが多々あるので火力重視でエアスラッシュではなくこちらを採用しています。カイオーガの雨によって必中になるため雨下でも十分火力を出すことが出来るのが好感触でした。

ソーラービーム

トリトドンへのピンポイント採用です。相手のトリトドン交代に合わせてカイオーガで瞑想を積むと、相手は基本的にトリトドンダイマックスで切り返すしか選択肢が無くなりますが、それに対してダイソウゲンで早期処理できるように採用しました。この場面でしか使用しないので本当に必要だったかは微妙ですが、トリトドンを簡単に処理する手段を一つは入れておきたかったので間違いではなかったように思います。

 

その他の技候補

ウェザーボール

ダイマックス時は雨下ダイストリームでガオガエンを倒すことが出来ます。カイオーガを出すとガオガエンは裏に引いてしまうため、オーガを投げながらこの動きが出来ると強いです。また、ダイマ時でも雨下は同様に水技が強力で、晴れ下であっても命中安定威力100の技として非常に使いやすい炎技になります。特にこの非ダイマ時の性能を大きく引き上げるため是非とも採用したかったのですが、あると便利な程度で必要不可欠な技というわけではなく、またソーラービームがピンポイントながら無いと困る場面が存在するためやむなく採用を止めました。恐らくこちらを採用した方が強いと思います。

 

 

オーロンゲ いたずらごころ

持ち物 くろいてっきゅう

なまいき 202(252)-140-93(60)-×-132(196)-61(S個体値6)

イカサマ/トリック/リフレクター/ひかりのかべ

※通常ダイマックス個体

C222カイオーガの雨神秘の雫ダイストリーム(150)を光の壁込み最高乱数切り耐え
C202カイオーガの雨命の珠ダイストリーム(150)を光の壁込み確定耐え
鉄球持ちで最遅バレル-1
鉄球持ちS120+1

 

便利屋ポケモン。主に黒バドレックス構築やトリックルーム構築、フシギバナ入りの晴れ構築に選出します。あまりの汎用性の高さと選出のしやすさから逆に使いどころが分からず、剣盾でほとんど使う機会がありませんでしたが、最後の最後でようやく和解出来ました。この構築は耐久の高いアタッカーが多く、リフレクター・光の壁と併せるととんでもない場持ちになるため、最後に採用したにも関わらず親和性はとても高いです。通常ダイマックス個体で採用しているのはトリル下でダイアーク⇒根源の波動という動きをする可能性があるためです。

 

【配分】

黒バドレックス+カイオーガの構築を意識し、Dに寄せた配分にしました。光の壁込みでほぼ全てのカイオーガの攻撃を耐えられるようにし、安定して2回以上行動が出来るようにしています。

Sについては、鉄球を持った状態で最遅モロバレルのS実数値31より遅くなるようにしつつ出来るだけ速くした61に設定しました。これにより、トリル下でオーロンゲの行動を胞子で止めに来る相手に対して上からイカサマを打つことができ、相手の白バドレックスを処理しやすくなります。更に、鉄球トリックを相手のルナアーラに当てることでパワフルハーブを取り上げつつ、Sに努力値をあまり割いていない相手に対しては上からイカサマを打つことが出来ます。これにより、ルナアーラに対してリザードン+オーロンゲで対面した時、ルナアーラの隣にゴクエン+ルナアーラにトリック⇒ルナアーラがメテオビームを選択するも溜めが生じる⇒ゴクエンのスリップダメージでファントムガードが消える⇒ルナアーラの交代が出来ないため上からのイカサマで処理」という動きが可能です。耐久振りルナアーラはS+1でボルトロスの上からメテオビームを打てるS120の調整が分かりやすい指標だと考えたため、ここまでをトリックで抜けるようS61にしています。

 

【技】

イカサマ

オーロンゲの攻撃技として一番強い技と思い採用。黒バドレックスの処理のため悪技が必須だと考えていたのでソウルクラッシュではなくこちらを採用しました。対黒バドだけなら不意打ちも選択肢ですが、他のポケモンにも安定して打てる汎用性やサイコフィールドで打てないことを気にしてこちらを選択しました。

リフレクター

黒バドレックス戦でほぼ必ず使用する光の壁とは違いこちらは必須ではありませんが、リフレクターを張ることでカイオーガとバドレックスの動かしやすさが段違いになるため使用頻度が高く、そのまま採用することになりました。必ず必要な場面は存在しないので他の技でも良かったかもしれないです。

 

その他の技候補

・うそなき

特殊アタッカー、特にリザードンの突破力を上げるために採用したかった技。これにより晴れ下でなくても疑似的に同等の火力が出せるので、行動の選択肢がかなり広がります。もちろんレジエレキやカイオーガと併せるととんでもない火力が期待できるため、技スペースがあるなら面白い技だと思います。

 

 

 

モロバレル さいせいりょく

持ち物 きあいのタスキ

おだやか 221(252)-×-164(111)-105-123(92)-48(S個体値27)

かふんだんご/キノコのほうし/いかりのこな/なやみのタネ

A244ザシアンのA+1きょじゅうざん確定耐え
最遅白バドレックス-1

 

構築の補助の要。環境最強アタッカーであるカイオーガ・レジエレキに強く、トリル下で白バドレックスも止められるという優秀すぎるポケモン。構築経緯での考察の通り、これらのポケモンは一度隙を作るとそれだけで試合を壊されかねないため、安易な攻めを許さないこのポケモンはそれだけで価値が高いと感じました。もちろん胞子や粉、花粉団子による隣のエースアタッカーのサポートも強く、攻めでも守りでも軸となって活躍してくれました。

 

【配分】

受ける攻撃がレジエレキやカイオーガであるためD方面を厚めにしたいと考えていましたが、最低限巨獣斬を耐えないと厳しい場面が多かったのでBにも回しました。ここまで振ることで霰ダメ+巨獣斬もほとんど耐えることが可能なので、耐久ラインは納得していました。Sはトリル下で白バドレックスの上を取れる値にしつつ出来るだけ速くしました。ダイアタックやダイジェット、鉄球トリックと併せて抜けるようになる相手は少なくないため、この調整はとても便利でした。

 

【持ち物】

カイオーガとの対面で行動保障が欲しいため気合の襷とヤチェで悩みました。しかし、リザグラに対しリザードン+モロバレルの並びが強いと気づき、リザードンの攻撃を受けるために襷が必要になったので採用を決めました。襷が構築の中で余っていたことや、襷自体は他でも発動することがあったので悩む意味すらなかったかもしれません。

 

【技】

かふんだんご

攻撃技としては微妙ですが、弱保起動後のバドレックスや瞑想オーガに当てると試合を決めるほどの性能があるためほとんど迷わず採用しました。イカサマ等も考えましたが、このポケモンで殴る必要がある場面はほとんどありませんでした。

なやみのタネ

モロバレル用として、カイオーガを動かしやすくするために採用しました。トリトドンヌケニンのような特性依存のポケモンに対して打つことで相手のプランを崩せるため、胞子や粉と並んでとても汎用性の高い技です。寝ている状態でも打つことで即時起床するため、後出しで打つのも強力でした。ただし、バドレックスには無効なのでそこは注意する必要があります

 

その他の技候補

・まもる

基本的にヘイトを集めやすく、狙われやすいポケモンなので守るは欲しい場面がかなりあります。しかし、悩みの種がかなり強力であること、守るがなくてもどうにか立ち回れることから泣く泣く外しました。

 

 

 

 

選出・立ち回り

この構築は、ダイマエースを4体採用し相手に合わせてパワーの高い選出を可能にしています。また、横の並びとして相性の悪い組み合わせは全く無く、初手の並びに関しては6体の組み合わせ15通り全てを使用します。また、構築に用意している勝ちパターンも多いため、どのような選出であってもいずれかの試合プランを選択して明確な勝ち筋を追うことが出来ます。以下に、この構築における主な勝ちパターンを紹介します。基本的にこの中のいずれかを試合中に選択してその勝ち筋を追うことになります。

ダイマエレキ・リザで相手を削りオーガ・バドで倒しきる

・手助け+ダイマエレキで初手から全抜きを狙う

・バドバレルで相手のダイマを枯らしつつオーガとエレキで打開

・ボルチェントリルからバドオーガで削りつつ裏のエレキで倒す

・オーガバレルで瞑想しダイマオーガで全抜きを狙う

・瞑想オーガ+バドのダイスチルで詰ませに行く

・壁+ダイマバドで倒しきる

 

・基本選出

先発 後発

この選出が最もパワー・対応力共に高いので積極的に選出を狙います。以降に各構築への選出を紹介しますが、Bo3では2戦目以降この選出に切り替えることも多いです。

初手のレジエレキ+バドレックスで出来る主な選択肢としては、

①レジエレキダイマ+ランス・トリル・手助け・バレル引き
ボルトチェンジ(バレル・オーガ)+トリル・バドダイマ
ボルトチェンジ(バド)+バレル引き

があり、強烈な行動択を押し付けつつ相手の先発から自分の試合プランを決定できるのがこの選出の強みです。特に、ダイマエレキ+バドレックスの並びは耐久力・火力共に凄まじいため、ほとんどの相手に対して殴り合いで負けることはないと思います。

 

 

・オーガザシアン構築(追い風無し)

+

 

選出①

先発 後発oror

選出②

先発 後発+or

 

基本的なプランとしてはダイマレジエレキ+モロバレルを通すことです。相手の勝ち筋としては大まかにモロバレルを突破してオーガを通すorゴリランダーのダイマでバレルごと貫通する」の2パターンに分かれます。

前者はオーガやバドをクッションにしつつエレキバレルを大切に扱うと比較的簡単に処理できます。その際、エレキのボルトチェンジがかなり有効になるので活用しましょう。ただし、相手のロンゲがトリック型の場合安易なボルチェンが出来ないため、1戦目は少し安全に動くと良いと思います。

後者はゴリランダーが先発か後発かで動きが変わります。先発の場合はエレキダイマを切り合う展開は出来るだけ避けたいので、選出①であればバレル引き+ボルチェンバレル出し等でダイマックスを凌ぐ立ち回りが必要になります。後発の場合はこちらのエレキで先に展開が出来るため、ダイマックスを切ってしまっても問題ありません。ただし、この場合最終盤面でゴリラ対オーガになっても勝てるようグラスフィールドは絶対に無くした状態にしましょう。もしくは、オーガではなくリザを選出し、ゴリラと対面させることで楽に勝てる場合も多いです。強気にリザを選出するパターンも考慮しておきましょう。

 

 

・オーガザシアン構築(エルフーン入り)

+

 

選出①

先発 後発()

選出②

先発 後発

 

選出①はエルフオーガ意識、選出②はそれ以外の選出やオーガの火力が低いと分かった2戦目以降で使用します。

選出①では基本的に守る+胞子に対するエルフオーガ側の対抗手段がほぼありません。エレキダイマまで考慮するとチョッキでないゴリラで受けることが困難だからです。また、構築経緯でも述べた通り、この先発に対しカイオーガ側がダイサンダーを打ちにくいため、胞子を受けることはほぼ出来ません。相手の守る+追い風に対しても、こちらは次ターンオーガ引き胞子で問題ないです。相手の攻め手を減らしてから、こちらで瞑想オーガかレジエレキダイマを通しましょう。

ただし、エルフに挑発があると守る+胞子が裏目になってしまいます。この場合行動択になってしまうため難しくなりますが、バドのトリルとバレルの胞子を同時に仕掛けるような盤面を目指すと良いです。挑発エルフ+眼鏡オーガは無理です。

 

 

・オーガザシアン構築(トルネロス入り)

+

 

選出①

先発 後発()

選出②

先発 後発oror

選出③

先発 後発

基本はエルフ入りオーガザシアン構築と同じですが、初手はトルネオーガに対し「トルネ側ボルチェン+オーガ側胞子」を押します。相手の追い風+潮吹きによってレジエレキは倒されてしまいますが、この場合オーガを眠らせつつバドでトリックルーム+オーガ着地まで展開できるため、そのままトリル下で押し切れます。その他の行動に対してはエレキのボルチェンが通り、オーガバレルの並びを作ってから削りを入れられる展開になります。

選出②はオーガの耐久が低い場合には有効です。ゴリランダーがいないためロンゲが動きやすく、オーガをトリック+ダイサンダーで縛りつつ壁を張って裏の伝説を通す展開を目指せます。

 

 

グラードン構築(RinyaSun)

 

選出①

先発 後発

 

選出②

先発 後発

選出①ではリザードンダイマで相手を削りつつ、瞑想オーガにジェットを乗せる展開とバドでスイッチして瞑想オーガで詰める展開を相手の行動に合わせて選択します。ヨロギリザ+襷バレルはほとんどの先発に対して安定して役割を持てるため、多少強引に攻めても裏のバドオーガが刈り取ってくれます。

選出②は相手のリザを先発に置かない選出に合わせます。特にロンゲガエン等の圧力が低い先発に対して有効で、オーガの瞑想で一気にテンポを取って押していけます。バレルを切ってリザオーガの並びが出来ればほぼ負けることはありません。相手に雨瞑想オーガと晴れダイマリザの強烈な2択を押し付けましょう

 

 

グラードン構築(フシギバナ入り)

+

 

先発 後発()

フシギバナへの隙を出来るだけ見せないよう初手ロンゲリザを投げます。相手もロンゲリザがかなりきついはずで、トリックや壁を駆使してリザを上手く通しつつオーガを着地させればかなり有利に展開できます。ルナアーラや黒バドに対してはロンゲか瞑想を積んだオーガがいれば勝てるので、そのどちらかを盤面に用意した状態で試合を進めるように意識しましょう。相手のレジエレキが通ると厳しいため、壁+トリルで切り返すプランも視野に入れておきます。

 

 

・グラ白バド構築

+

選出①

先発 後発oror

選出②

先発+or 後発

相手の先発はエレキバドやエレキグラ、エレキガエンが多いです。相手がエレキを選出している場合はエレキで、そうでない場合はリザでダイマを切れば有利に戦えます。特に、相手のダイマエレキに対して手助けフィールドダイサンダーでワンパンする動きは相手視点全く見えないため、これで1ゲーム取りに行くつもりで動きます。グラードンダイマックスしてきても、ダイマターンを枯らしつつダイアタックでオーガやバドが上を取れるようにしておくと簡単に処理できます。

トリトドンが構築に入っている場合、グラトドンの地面2枚でエレキに圧力がかかり厳しいのでダイマはリザに切りましょう。この場合、バレルを必ず選出し電気技の受けが利くようにしておく必要があります。グラードンがチョッキでない場合は手助け晴れゴクエンでダイマグラをほぼ一発で倒せることも覚えておきましょう。

 

 

・白バドトリル構築

+

 

選出①

先発 後発

選出②

先発 後発

基本的には選出①を選択します。相手にレジエレキがおらず、バドが前から来る選出に対してのみ選出②を使用します。

オーガで瞑想を連打しつつロンゲとバレルでHP管理をしていればそれだけでほとんどの場合試合が終わります。バレルの悩みの種が決まれば、負け筋はパルキアの亜空切断3連急所ぐらいになるためさっさとパルキアを処理してしまいましょう。パルキアを倒せば後はオーガが倒れてしまってもバドでダイスチルを連打しているだけで勝てます。レヒレにダイアースを乗せられると一見突破が難しいようですが、しっかりオーガで瞑想を積めていれば普通に貫通出来ます。黒い霧持ちの場合はパルキアの突破だけ考えましょう。

 

 

・黒バドザシアン構築

+

 

選出①

先発 後発+or

選出②

先発 後発+oror

選出③

先発 後発

基本は選出①を選択し、相手に追い風が無い場合は選出③との選択になります。選出②はリザの通りが良い時のみ。相手の立ち回りの仕方によって必要な後発のポケモンが変わるため、選出が非常に難しいです。相手側はレジエレキの処理が第一目標のため、初手からゴリラトドンのようなレジエレキガンメタの投げ方をされることも多いです。レジエレキメタがそのままオーガに刺さってしまうためオーガの選出率はかなり低くなります。また、ゴリラトドン処理のためバドはほぼ必須です。

追い風入りに対しては壁とトリックを駆使して殴り合えば基本的に問題ないです。壁があればほとんどの対面でトリルによる切り返しも成功します。スタン寄りの並びだとサイクル戦を仕掛けられることも多く、こちらはダイマエレキで崩しに行くことが難しいためかなりしんどくなります。どこかでバレルの胞子やバドの特性によるA上昇が出来ればそのまま崩せるため、辛抱強く機会を待ちましょう。

 

 

ディアルガ構築

+

 

先発 後発+oror

先発ダイマディアルガに合わせてリザでダイマをし、スリップダメージでディアルガを削りつつ隣を倒しに行きましょう。基本的にディアルガにダイサンダーがある場合は初手から打ってきますし、そうでない場合はバレルを倒しに来るため怒りの粉を打っておくのが安定になります。技構成が割れた2戦目以降は積極的に胞子を打っていけます。

 

 

ソルガレオ構築

+


先発 後発+or

ソルガレオダイマを凌ぎつつオーガで瞑想を積み、そこから強引に突破を図るかバドでダイマを切ってスチルでオーガを固めることで勝つことが出来ます。ただし、弱保ソルガレオの状態だとダイマターンを凌ぐのがかなり厳しいため相当きついマッチです。横のムゲンダイナでコスモパワーを積まれた場合はオーガで他を一掃した後瞑想を積み切って殴り合いましょう。ダイナにどくどくが入っていた場合は急所しか勝ち筋がありません。

 

 

イベルタル構築

+


選出①

先発 後発

選出②

先発 後発+or

この構築はダイマイベルタルがとても重く、エレキとバドで圧力をかけ続けるようにしてどうにか対処するしかありません。手助けダイサンダーがイベルに通ったらラッキーです。上手くダイマエレキかダイマバドを通せるように立ち回ります。

ただし、構築にライチュウ等の避雷針持ちがいるとエレキで戦うのがかなり窮屈になってしまいます。その場合はリザで対処するか、ダイマせずライチュウを処理してからエレキを通すようにしたいです。正直このマッチは相手が上手いとほぼ勝てません。

 

 

 

あとがき

ここまでの閲覧ありがとうございました。

今回の構築は、強さも性能も見た目もとても満足のいくものであり、私が剣盾で作成した構築の中でも最高のものが出来たと思っています。構築の内容としてもかなりBo3を意識し多くの勝ちパターンを用意できたものになりました。そのため、WCSであまり芳しい結果を残せなかったことは本当に悔しいです。day1通過は出来ると思っていたので自分の浅はかさを痛感する結果となりました。当たった相手はほとんど日本人でしたが、負けた相手は皆day2に進出したので完全に実力不足でした。

全国大会の後、自身の取り組み方を振り返り世界大会に向けて修正しようと試みました。反省点や改善点として挙げた部分についてはかなり意識して考察や練習に取り組んだつもりで、その点は良かったと思っています。構築自体もかなり早い段階である程度完成しており、その分各構築に対する練習時間を確保できたのも好感触だったので、今後の参考になると考えています。

世界大会後、既にいくつかの構築記事が公開されています。そのほとんどが私より遥かに強いプレイヤーの素晴らしい結果と共に公開されているわけですが、構築経緯や構成よりも各構築への立ち回り方に私との大きな差を感じています。”構築の練度”と言われる要素だと思いますが、大会中でも大会後でもこの差を痛感することが多く、来年以降はこの部分についてトッププレイヤー達との差を埋められるよう意識して取り組もうと思います。

公式大会は来年から新作での開催になります。3年間の取り組み方を振り返りつつ新しい環境でも成長できるよう頑張ります。

 

最後に、繰り返しになりますがここまで読んでいただいてありがとうございました。構築に関する感想や質問がありましたら私(@take_grand)にいつでも連絡下さい。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。

 

twitter.com

 

 

〈special thanks〉

環境考察や構築作成、練習に付き合っていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

さしすさん(@sasisu_memo)

ユーカリ(@yuukari_poke)

cona(@cona_5757)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈おまけ:WCSの思い出〉

悲しみの日本人5連マッチ

次は海外選手と交流したいなあ

 

 

撮られるならやなぎぐらいガッツポーズすれば良かった

考えてるだけで頭抱えてるわけではないです

【VGC2022】予選・PJCSの振り返り

どうも、grandです。

 



先日はPJCSお疲れ様でした。
僕は結果としては3勝3敗という結果に終わり、目標の上位入賞とはなりませんでした。対戦して下さった方々、会場で声をかけて下さった方々ありがとうございました。
今回の大会で、ここまでの取り組み方を反省し、8月の世界大会に向けて1から取り組み直す必要があると実感しました。

 

そのため今回は、VGC2022が始まってから全国大会までの振り返りをまとめました。自身の反省のためだけの記事なので参考にはならないとは思いますが、感想や批判、指摘があれば是非とも教えていただけると嬉しいです。

 

 

2月 International Challenge February

最高レート1820

VGC2022最初の予選ということもあり、かなり練習と調整に力を入れたいと考えていた。ただ、実生活が忙しい(主に就職活動)状態だったため、結局集中して取り組めたのは大会前の2週間前からになってしまった。それでも、300戦配信をサークルで行ったりとある程度の試合数はこなし、構築についても自信をもって調整を行うことが出来たと感じていた。

具体的には、環境初期のため考えられる伝説の組み合わせは手あたり次第使って使用感が馴染むものを探した。ただ、そのために行った対戦数は計600~700戦程度であり、この初期段階でもう少ししっかりと各並びを使い込んで特徴を調べておく必要があったと思う。これが原因でその後の対策に関する考察に知識の偏りが発生してしまっている。ただ、最終的に使用した構築に対しては調整もかなりしっかりと行うことができたので、予選に対する自信はかなりあった。

しかし、結果は1800を少し超えた程度で急失速。ほぼ無敗のかなり良いペースで18を突破しただけにその後の連敗が響いた。前々から連敗癖が抜けていないことは感じていたが、今回もそれが出てしまった。本当にメンタルが弱すぎる。同様の失敗が続いているため、気持ちや流れを切り替えるルーティンを確立することが急務である。そのため、普段の練習でも切換えの訓練は積極的に行う必要がある。

構築は、オーガ系に対する対抗策としてトリルチョッキHDグラードン+ポリ2の並びが強力だと感じ考察を始めた。S無振りザシアンと最遅パワーアンクルリザを採用した、並びの見た目と反したほぼトリルに寄せた初見殺し構築だったがかなり感触は良かった。

予選の環境予想としてはこのルール最初の予選であることからトップメタのオーガザシアンと勝ちパターンが分かりやすいトリル系の構築が多いと感じたので、その2つを意識して練習を行ったが、実際に当たった構築はかなりばらけたマッチングになった。実際に予選抜けした構築はオーガザシアンを中心に色んな並びが散見された。まだ環境が定まっていないためどんなアーキタイプでも抜けられるとは考えていたが、マッチングが予想以上にばらばらだったので単純な構築完成度と練度がそのまま結果になったのだと考えられる。

 

〈まとめ〉

・大会に向けてより早くから集中して取り組めるようなスケジューリングが必要

・環境が固まる前の序盤である程度各伝説に対する使用感を確認しておく

・連敗に対する切換えの練習を普段から意識的に行う

 

 

 

3~4月 International Challenge March・April

3月予選 最高レート184×

4月予選 最高レート180×

 

3〜4月はハッキリ言ってポケモンはやってなかったと言っても良いレベルの取り組みだった。特に4月の予選前は就職活動やその関連についての思考で頭がいっぱいになりポケモンどころではなかった。このような状態になることは前々から分かりきっていたので、その点でも2月にちゃんと予選抜けしておかなければならなかった。

実際どちらの予選も1800こそ越えたものの負け試合はほぼ練度不足によるもので、正直やる前から抜けられない事を自覚していた。もちろん就活を優先すると決めたのは自分なので仕方ないのだが、折角の公式大会を2回も潰してしまったのは勿体無い気がしている。

3月の構築は、2月の予選前から練っていた最速珠ダイジェットパルキアを中心とした並びになっている。2月の予選の影響で3月予選は白バドパルキアトリル構築が上位で流行すると予想し、それを逆手に取ったトリル偽装構築に仕上げた。ただ、半ばおもちゃの気持ちで考え始めた関係で調整が中途半端に止まってしまった。今考えると白バドである必要が微塵もなく本当におもちゃ構築だった。

4月は全く構築を考える余裕が無かったので、前々からある程度練習していたトリル系を使用しようと思い普通の白バドパルキアを使った。ただ、当然のように練度不足で負けが続き情けなくなった。

 

〈まとめ〉

ポケモンはちゃんとやらないと勝てん

 

 

5月 PJCS2022 予選

最高最終レート1779 32位

 

2〜4月の予選が終わり、最後の予選を残すのみになった。ここまで満足に練習出来ずにいた事を歯痒く思っていたが、4月の予選後無事に就活が終わり、ようやく本気で取り組む事が出来るようになった。昨年WCS2022の権利は獲得していたが、国内予選も抜けられないのに世界大会に出場してもただの観光客になると思い、何としてでも抜けなければと強く思っていた。

取り組みとしては、大会期間を含むGWの4/29〜5/9を全て練習と考察の時間に費やした。睡眠時間以外を全て対戦と考察に取り組み、他のことを一切行わなかった。それまでに予選抜けしたり海外大会で上位入賞した構築を一つ一つチェックして、ある程度似た並びの構築群はある程度回してみてその使用感と強みを確認する作業を主に行っていた。そして予選での環境と必要な要件を決めてそれに合う構築を作るといった流れで考察を進めた。実際に大会で使用した構築を使った期間は長くなかったが、立ち回り等の考察や練習量はかなり取っていたので問題はなかったように思う。ちなみに結局この期間中一度も外に出なかったが、一人暮らしをしているので食糧を買い込んでおいたのは正解だった。カレーは2回作った。ポケモン集中期間のカレーは至高。

問題点としては、考察がある程度煮詰まって停滞した際の打開策が乏しかったように感じた。自分の中で回答として確立したのか、あるいは自分が分かっていないだけで他の方法があるのかを判断できない状態に陥ってしまう状況が何度かあった。打開策としては他のプレイヤーの意見を聞くことが大切なのだろうが、大会直前になって意見を聞くことが出来るある程度考察のレベルが合う相手は現状自分の周りにはあまり多くないため、もっと積極的に意見交換をしに行くべきだと感じた。

また、1つのアーキタイプに対してもっと集中的に考察を行うべきだったかもしれない。ある程度回して構築の特徴を得るところまでは行っても、その問題点を改善するための試行錯誤があまりなかったためより深い理解に繋がらなかったように思う。またこのような使用構築の変遷になったことが、最終的に使用する構築の決定が遅れてしまった原因の一つであると考えられる。今回は練習時間が確保できたため問題はなかったが、このような構築の決定は構築練度の観点から考えて致命的になりかねないため今後は注意が必要である。

結果としては無事に予選抜け。事前の予想では前3回のINCとは異なり参加賞目的のプレイヤーが減ることからマッチングする相手のレベルが高くなると考えていたが、想像以上に強い方や知り合いの方とマッチングすることになりかなり厳しい状況になってしまった。しかし、後述する環境考察を活かした構築選択が上手くいったため対戦での負担はかなり軽減されたと感じた。今回の環境考察は相当量の練習と考察による成果だと思うので今後の大会でもこのような取り組みは活用していきたい。

構築は、4月INC環境でのグラードン構築・黒バド構築の増加に伴い、グラや黒バド、黒バドのメタで増加しそうなイベルタルに対し刺さるキュレムを選択し考察を始めた。キュレムが苦手なザシアンを身代わりごと対策するために最速封印ザシアンとスカーフメタモンを合わせた結果、2月でのたくまるさん・ブリックさんの構築にかなり近い並びになったため参考にさせていただきました。以下に参考にさせていただいた構築記事を掲載します。この場を借りてお礼申し上げます。

note.com

並びは近いものの、2月での環境とはかなり違ったものになっていることから各アーキタイプに対する立ち回りや各個体の調整をしっかりと確立する必要があると考えた。特に、この構築はメタモンを採用していることから相手の選出順序によって試合展開が異なってしまうため、単純計算で普通の構築の倍考える必要がある。今回はこの部分に特に力を入れ、考察量のアドバンテージで勝つことを考えた。

 

上の画像は追い風オーガザシアンに対する立ち回りについての考察の記録である。追い風入りのザシアンはメタモンや封印ザシアンで止めにくく立ち回りが相手の選出順序やオーガの調整、相手の初動によって大きく変わるため、このような左右差と初手の行動、オーガとキュレムのS順序からこちらの行動をある程度パターン化した

これは一例にすぎないが、このようにある程度環境に多いと考えられる構築に対しそれぞれ立ち回りを事前に決めておくことで、初手の選出と選出順序による試合中の選択判断の混乱を避けることが出来た。このような取り組みが、行動選択が難しく相手依存になりやすいメタモンを利用した立ち回りの確立に繋がっている。

 

〈まとめ〉

・より環境や構築に精通している人に意見交換をしに行く

・ある程度早い段階から構築の軸を決定して考察する

・一つの軸に対する長期的な考察を行う経験を積んでおく

・環境に多い構築への立ち回り分析は大切

・環境予想の精度はある程度必要

・カレーのルーは妥協するな・卵忘れず買え

 

 

6月 PJCS2022

PJCS2022 3勝3敗

Victory Road 6勝3敗

 

大会前の取り組み

5月の予選後、全国大会に向けて練習を行っていたもののあまり手応えを感じず考察の進みが悪いと感じていた。しかし、5月最後の週末に行われたポサダブルオフとてるチャレオフラインで惨敗し、流石に尻に火が付いた状態となった。6月に入ってからはほとんどの予定をキャンセルし大会に向けて考察と調整を行った。

環境はオーガザシアンが多く、またそれに強い黒バドも数が多いことが分かっていたため、大会の環境予想としてこの2つを中心に考えていた。黒バド系に五分以上とれるオーガザシアン構築やミラーで同速勝負を回避できる黒バドザシアン構築を考えるのは難しいと感じていたため、大会の有力馬は立ち回り次第で全対面解決するオーガザシアンのスタン系か、これら2つに取り巻きや立ち回り込みで五分以上になれる、トリルや追い風のようなS操作を含むグラードン構築だろうと考えていた。環境予想の反省については大会の振り返りとともに行う。

実際に使用するとグラードン構築が予想通り強いことが分かったが、オーガに対し一つのミスで一気にひっくり返るため練度の問題から決断を躊躇ってしまった。一方でオーガザシアンは案の定黒バド系に安定せず、練度の高いプレイヤーしかいない全国大会でこの不安定さは致命的だと思いこれも断念。結局考察が行き詰ってしまい、構築決定がかなり遅れてしまった。どちらを使用するにしても早めに覚悟を決めて練習に臨む必要があったと大会前から反省していた。

構築については、昨年世界大会の権利は獲得していることから今大会はBest8以上を目標にしていたので、Bo3を意識した構築作りを目指した。グラバナエレキ+トリルが出来るポケモンで上下ともに圧力をかけられるような並びを意識し、複数展開が可能な構築に仕上がったと思っている。特にフシギバナの技構成とヤドランがポイントで、眠り粉を防ぐ猫騙しへの強烈なカウンターとして手助けを採用し相手に厳しい択を押し付けられる。また、ヤドランはかなり見慣れないポケモンではあるが水技・炎技半減、聖なる剣半減なので、鉄壁+ダイアースによってザシアンオーガグラ白バドあたりを1体で積ませることが出来る。耐性が優秀で同様に使われることもあるドータクンと違い回復技があるのが強みになっている。ザシアンのかみくだくは、他に欲しい技があまりなく、また黒バドやルナアーラが増えると予想していたためそこに刺さる技として採用した。黒バドは巨獣斬では威嚇を入れられると2発かかり、相手が眼鏡だった場合それだけで手遅れになってしまうのでピンポイントではあるが採用の価値はあると判断した。

また、今回はわいぽんさんとポケモン太郎さんの調整に参加させてもらった。参加といっても調整相手になったりアドバイスを少し出しただけでほとんどは2人とさしすさんで完成させてたのでそんなに役立てたわけではなかったが、その調整の様子はとても参考になった。アーキタイプに対する立ち回りだけでなく、相手の初手や初動に合わせてどんなプランを通していくのかの大まかな流れを決めてそれに合わせて調整を変えていくのが、当然行うべきことではあるが練習方法としてとても参考になった。今後の自身の調整でも積極的に取り入れていきたい。結果的にその2人は目標のWCS権利を獲得。本当に良かった。おめでとうございます。

 

大会の振り返り

相手の構築バレを考慮して簡単に記載する。

 

1戦目 キムラヒロミ選手 

グライベル  勝ち

こちらのバナとザシアンで強気に圧力をかけて押し切った。

 

2戦目 ミウラケンジ選手

ザシオーガ  負け

身内マッチということで余計なことを考えてしまい想定していた選出や動きをせず、そのままボコボコにされて負け。相手の行動も構築が強かったしこっちの選出が弱かった。ヤドランを信じろ。

 

3戦目 オノマサシ選手

ソルガレオオーガ 負け

ヤドランがかなり強いマッチだったが、相手のきっちりした立ち回りに対しこちらの立ち回りが雑すぎてヤドラン突破チャンスを与えてしまい、そのままごり押されて負け。

 

4戦目 ミウラタクミ選手

ディアルガザシアン  負け

グラヤドランで押し切る予定だったが、序盤の試合展開を雑にしたためまたもヤドラン突破チャンスを与えてしまいごり押されて負け。構築相性だけならグラザシ使ってて負けるとは思わなかったため、相手が上手かったとはいえかなりショックな負け方だった。

 

5戦目 アベヤマリンペイ選手

ザシオーガ  勝ち

グラヤドランのプランを通して勝ち。弱点技集中を平然と耐えたヤドランが頼もしかった。もっとうまく使ってあげたかった…。

 

6戦目 シマダカズキ選手

ザシオーガ  勝ち

エレキバナで上から突破するプランを選択した。エレキで初手から圧力をかけつつも後発に残し、最後に後発ダイマでスイープ出来た。

 

 

全体として、まず環境予想を外したというところが気になった。自分が当たっていないだけで実際はどうだったのかは分からないが、Best32の構築を見る限り予想していた黒バドザシアンや同系統の構築は2,3個しかなかった。勝ち上がる構築としてもオーガザシアンが多いのは当然としてグラードンが多い事は予想通りだったが、予想以上に黒バドが少なく意識しすぎたような気がしてしまった

マッチング運が予選以上に影響するため仕方がないとはいえ、今大会で安定して上位に入るためには総じて事前の予想と反し幅広い構築に対する対応力が求められたように感じた。構築としてだけでなく立ち回りについてもよく考えて臨むべきだったと反省している。形式が6回戦Bo1だったので対応力よりもパワーが高い構築でマッチング次第での突破も可能だったとは思うが、以前から存在したアーキタイプでの予選抜けも一定数存在したことから理想は対応力による勝負をする必要があったと考えられる。

この点でいえば、今回使用した構築はある程度対応力もありプランも複数立てられると考えていたので問題なく勝てる可能性もあったが、あまり意識していない相手に対応する自身のプレイングに問題があったと思う。

また、今大会も連敗によって敗退が確定してしまった。対戦間には時間的な間があったのである程度気持ちを切り替えたつもりだったが、結果的には悪い流れを断ち切れなかった。毎回のことで相当重症だと思うので練習の時から連敗の状態で意識しておくことが肝要である。

 

JCSの後、予選抜けできずBo3を行えなかった悔しさを晴らすため深夜3時からのVictory Roadに参加した。9ラウンドあったが結果は6勝3敗でDay1敗退。最後のラウンドは午前11時からだったので流石に集中力を欠いていたように思う。この大会の対戦については全試合録画をしたので後ほど立ち回りを確認しておく。

 

〈まとめ〉

・構築決定の遅さは致命的

・Bo3を意識した構築作りは○

・各アーキタイプに対する立ち回りの練習・考察方法は今後取り入れる

・もう少しBo1の形式を考えた環境考察を行うべき

・あまり見ない並びに対してもある程度プランを立てておく

・対戦の体力が足りないためより長時間の「集中した」対戦に慣れる

 

 

総括

以上が、VGC2022ルールが始まってから全国大会までの取り組みとその結果である。総じて、ある程度満足できるほどの時間を費やしているにもかかわらず自身の弱点をカバーするような取り組みを行わずいつもと同じような練習を行っているために全く進歩がないように感じた。予選を抜けられる程度の実力から大型大会で結果を残すほどの実力にレベルアップするためには今回不足していると感じた点についての補強が急務であることは明白である。8月の世界大会までには完全に修正できないにしても、改善の兆しを見せることで結果が付いてくると信じているので今後は取り組みを見直して練習していきたい。

 

ここまでの閲覧ありがとうございました。
今回は自分自身の振り返りのために取り組みをまとめました。非常に読みにくくあまり他の方には意味のない記事ではありましたが、ご意見・ご指摘等あれば是非とも教えていただきたいと思います。

繰り返しになりますが、長く拙い文章をここまで読んでくださりありがとうございました。

世界大会は勝ちます。

 

 

〈special thanks〉

一緒に考察や練習をさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

ぺろ吉

みげるさん

わいぽんさん

ポケモン太郎さん

さしすさん

 

twitter.com

 

【VGC2021】2021年の構築の振り返り

どうも、grandです。

 

もうすぐ2022年になります。交流して下さった方々ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

今年も自身の1年のまとめとしてVGC2021で使用した主な構築とその経緯について、当時の状況とともに紹介しようと思います。

自身の備忘録として残しておくものではありますが、今年1年の環境を振り返りつつ読み物として楽しんでくださる方が少しでもいれば幸いです。



(今後はてなブログの方は自身の備忘録やまとめ記事を投稿し、構築記事はnoteの方で投稿するように分けて使用していくつもりです。)

 

長い記事となりますので目次を適宜活用してご覧ください。

 

 

1.S13~14(12・1月)・Global Challenge Winter

にらみつけるボルトランド

使用期間:S13(12月)・鹿児島アルティメットオフ極(12/20)

実績:鹿児島アルティメットオフ極ベスト16

f:id:grand1023:20211229124706p:plain@オボン 10万/怪電波/怖い顔/睨みつける

f:id:grand1023:20211229124649p:plain@チョッキ 地震/空を飛ぶ/岩雪崩/馬鹿力

f:id:grand1023:20211229124827p:plain@襷 暗黒強打/インファ/不意打ち/見切り

f:id:grand1023:20211229124849p:plain@珠 ムンフォ/濁流/瞑想/守る

f:id:grand1023:20211229125004p:plain@種 グラスラ/はたき落とす/猫騙し/守る

f:id:grand1023:20201230085941p:plain@シュカ 聖炎/バクア/鬼火/守る

(f:id:grand1023:20211229125250p:plain@シュカ 熱風/ラスカ/大地/守る)

 

 ボルトロスの負けん気での採用率がとても高く、悪戯心ボルトの対策が難しいと思い作った。S12で嫌な音レジエレキ+ダイマランドの動きが強力だと分かっていたのでエレキに代わってにらみつけるボルトを使用した。またS12の結果からオーロンゲの採用率がとても高まっていたので、壁ロンゲを早急に倒せる珠レヒレを採用した。

 ブリザポスがあまりにもきついので味方怖い顔+シュカドランで対応しようとしたものの全く安定せず、アルティメットオフ直前にブリザポス1点メタの鬼火シュカエンテイを採用して無理矢理勝率を安定させた。

 情勢が少し落ち着いたタイミングで久々のオフ会が開催されると聞き、初の遠征参加を決行した。鹿児島なんて行ったこともなければ土地の知識も知り合いもいない状態での弾丸遠征だったが、主催のケースィ。さん始め関わることのできた方々は皆とても良い人ばかりでとても楽しかった。ただ、僕は人見知りは全くしない方だと思っていたが、初めてまともに話したアルカナさんに対して緊張で完全にコミュ障になった。本当にごめんなさい、オーラが凄かったです。オフ会の後はがはくさんに晩飯ご馳走してもらいました。ありがとうございました。鹿児島は飯が美味い。飛行機で帰る前にラーメン屋5軒はしごした。

 

ボルトナックルビート

使用期間:Global Challenge Winter(1/15~1/17)

f:id:grand1023:20211229124706p:plain@チョッキ ワイボ/空を飛ぶ/馬鹿力/エレキネット

f:id:grand1023:20201230085855p:plain@鉢巻 地震/空を飛ぶ/岩雪崩/馬鹿力

f:id:grand1023:20211229124827p:plain@襷 暗黒強打/インファ/不意打ち/見切り

f:id:grand1023:20201229073957p:plain@ゴーグル 10万/ドロポン/悪巧み/守る

f:id:grand1023:20211229133301p:plain@弱保 フレドラ/DD/インファ/猫騙

f:id:grand1023:20211229133311p:plain@メンハ 影打ち/じゃれつく/剣舞/トリル

(f:id:grand1023:20211229133333p:plain@珠 地震/つらら落とし/馬鹿力/礫)


 GCWinterが開催されるということでリンダマンさん(@lindaman_poke)と相談して組んだ構築。ボルトランドウーラによるジェットナックルビートと、トリル展開からのダイマガエンナックルビートの両展開を可能にしている。カグヤバレルに対してかなり強くなれる防塵ゴーグル悪巧みミトムを採用し、広い対面でパワーを押し付けられるようになっている。

 結果としては振るわなかったが、S14でリンダマンさんがこの改良版で最終2位・4位を取り構築コンセプトの強さが伺えた。GC後構築の改善について相談することはなかったのにも関わらず、お互い最終的な並びではランドがマンムーになっていて面白かった(リンダマンさんはミトムをウツロイドに変更して使用していた)。僕は元々この構築のようなバランス良い並びでパワーを押し付ける構築が好きで使い慣れていると思っていたが、リンダマンさんの結果に対し僕は微妙な結果に終わってしまったのでプレイング力の差を感じてしまった。

 

剣舞ランドスタン

使用期間:S14(1月)

f:id:grand1023:20201230085830p:plain@襷 10万/エレキネット/ボルチェン/守る

f:id:grand1023:20201230085916p:plain@ハーブ リフブレ/スマホ/聖剣/見切り

f:id:grand1023:20211229124649p:plain@珠 地震/空を飛ぶ/岩雪崩/剣舞

f:id:grand1023:20211229142950p:plain@ソクノ マジシャ/この指/サイチェン/守る

f:id:grand1023:20201229075108p:plain@輝石 トラアタ/10万/自己再生/トリル

f:id:grand1023:20211229124849p:plain@食べ残し 濁流/ムンフォ/瞑想/守る

 

 全国ルール最強だと信じてランドロスを使い続けた結果出来た構築。珠ランドの火力が高すぎてこれしか使えなくなってしまった。この指等で剣舞のチャンスを見つけてそのまま押し切る構築。ランドの陰に隠れているが白いハーブツルギがかなり強く活躍してくれた。見切りを警戒されにくくかなり刺さった。

 余談だが、1月末~2月にかけて友人と車校の合宿に行っていたため、昼間は教習所に行き夜は宿舎でポケモンをするという謎の生活を送っていた。教習所通いはともかく毎晩同じ部屋で友人とポケモンやったり適当に話したりしてるのは普段ない経験で面白かった。ただありえないぐらい飯が不味くて萎えてたので免許合宿に行く方は飯が美味い(少なくとも不味くない)と評判の場所を選ぶことを強くお勧めします。コンビニのカップ麺を食べて涙が出るほど美味く感じるぐらいには死にかけた。

 

 

2.S15~17(2~4月)・PJCS2021予選

トリパ偽装サザンボルト白バドビート

使用期間:S15(2月)

実績:S15最終2桁

f:id:grand1023:20211229142141p:plain@珠 ブリザードランス/10万馬力/インファ/守る

f:id:grand1023:20201229075612p:plain@帯 悪の波動/流星群/大地/ダブルウイング

f:id:grand1023:20201230085830p:plain@襷 10万/エレキネット/リフレクター/守る

f:id:grand1023:20211229124706p:plain@チョッキ ワイボ/空を飛ぶ/馬鹿力/エレキネット

f:id:grand1023:20211229133301p:plain@ゴーグル フレドラ/猫騙し/挑発/捨て台詞

f:id:grand1023:20211229142235p:plain@食べ残し ボディプレス/鉄壁/トリル/守る

 

 白バドが破格の性能をしているので、これを活かしてジェットビート構築を作ろうと考えた構築。トリル構築を偽装して負けん気ボルト+最速AS珠白バドでダイジェット(ダイナックル)+ブリザードランスを連打していく。環境に多かったトルネオーガに対してはエレキサザンで守るジェット→エレキネットダイアークでダイアークビート展開をすることができるようダイジェットサザンドラを採用した。初見殺し要素が多数あり再戦であってもやりたいことを押し付けられるようになっている。

 初の伝説ルールで久々にサザンドラ入り構築での2桁を達成できてとても嬉しかった。サザンドラ好きなのそろそろ忘れられてそうな気がしてならない。

 同シーズンにかない君(@tamokuteki_room)が最速白バドを使った構築を使って最終2桁になっていた。同じタイミングで同じ変な型のポケモンを使うなんて奇遇だと思ったが、ぽけっちが誇る奇才の構築はこの構築以上に魔物だった(下にある彼の構築記事を読んでみてください)。

tamokuteki-room.hatenablog.com

 

ドラパタンザン偽装ザシアン積みビート

使用期間:S15~16(2~3月)

f:id:grand1023:20211229152425p:plain@朽ちた剣 巨獣斬/インファ/剣舞/守る

f:id:grand1023:20200413080421p:plain@珠 アロー/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/龍舞

f:id:grand1023:20211229124706p:plain@チョッキ ワイボ/空を飛ぶ/馬鹿力/エレキネット

f:id:grand1023:20211229152508p:plain@襷 フレドラ/岩雪崩/大爆発/守る

f:id:grand1023:20211229133301p:plain@ゴーグル フレドラ/猫騙し/挑発/捨て台詞

f:id:grand1023:20201229075507p:plain@バコウ イカサマ/胞子/怒りの粉/守る


 龍舞ドラパ+バレル+ザシアンのホロウビートが強いと考え構築を作りはじめた。その際、ドラパタンザンの並びでドラパに龍舞をされボコボコにされた経験からドラパタンザン偽装として襷物理セキタンザンを採用した。ドラパタンザンの並びからダイホロウ大爆発→ザシアン着地の流れもできとても面白い構築に仕上がった。削り役として襷セキタンザンが思っていたより活躍した。

 伝説環境に慣れるため、2月にポケサー同期のDiscordサーバーで昨年11月以来2度目の3日間300戦配信を行った。同期のダブル勢と話す機会にもなると思い配信したが、同じサークルのメンバーや僕のことを知っている人はいるもののそれ以外のあまり僕と関わりがなかった人達には変人として見られるようになってしまったかもしれない。

 

リザグラバナ

使用期間:S16(2月)

実績:S17最終日最高9位

f:id:grand1023:20211229155023p:plain@鉢巻 断崖/ヒートスタンプ/岩雪崩/剣舞

f:id:grand1023:20201020033547p:plain@珠 熱風/ブラストバーン/暴風/守る

f:id:grand1023:20211229155034p:plain@バコウ ハードプラント/ヘド爆/ウェザボ/眠り粉

f:id:grand1023:20201230085830p:plain@襷 10万/エレキネット/ボルチェン/守る

f:id:grand1023:20211229133301p:plain@チョッキ フレドラ/猫騙し/DD/蜻蛉

f:id:grand1023:20201229073957p:plain@オボン 10万/ドロポン/悪巧み/サイチェン

 

 てるチャレにてYTさんが使用していたグラードン構築がとても強いと思い、多少の技変更だけでほぼそのまま使っていた。陽気DS鉢巻グラードンが耐久とパワーを兼ね備えた最強生物だった。ダイマするとリザの晴れ珠ゴクエンまで耐える。YTさんはパワーの高い構築を使っていることが多くいつも参考にさせてもらっているが、ほぼそのままの構築を400戦ほど使用してトッププレイヤーの構築の強さを改めて感じた。

 また、3月に1か月ぶり3度目の3日間300戦配信をDiscordで行った。配信中は3日間トイレと風呂と仮眠以外で席を離れることがなく、配信も止めないので生活が完全に壊れます。YouTubeでやれば恐らく誰よりも長時間の耐久配信になっていることでしょうが、僕は様々な理由で恐らくYouTubeで配信はしません。YouTubeで長時間配信をされている方は本当に凄いです

 

いばラムボルトランドザシアン

使用期間:S16~17(3~4月)・PJCS2021予選(4/9~4/11)

実績:PJCS2021予選27位 同構築で他2人も予選抜け(15位・64位)

f:id:grand1023:20211229152425p:plain@朽ちた剣 巨獣斬/じゃれつく/身代わり/守る

f:id:grand1023:20211229124706p:plain@ゴーグル 10万/怪電波/怖い顔/威張る

f:id:grand1023:20211229124649p:plain@ラム 地震/空を飛ぶ/岩雪崩/守る

f:id:grand1023:20201229073957p:plain@オボン 10万/ドロポン/悪巧み/サイチェン

f:id:grand1023:20211229161443p:plain@ヨプ イカサマ/バクア/あくび/手助け

f:id:grand1023:20211229161428p:plain@襷 へんしん

 

 予選突破に向けて1か月前から練った渾身の構築。構築の詳細は下の記事でかなり詳しく説明している。

note.com

grand|note

 この構築は記事内でも説明している通り、
①ザシアンミラーに強い
②環境に多いバナコー(眠り粉)にほぼ負けない
③イージーウィンが取りやすい
④選出がほぼ固定されている
といったネット予選に必要だと考えていた要素全てを満たすことができた自信作であり、その完成度の通り僕を含め3人の構築使用者が予選抜けを決めた。

 中でも異色を放っているのがメタモンであり、この構築の立ち回りを考える上で中心になるポケモンである。対戦開始から常にこのポケモンの変身先を考え続ける必要があり、また対戦相手からはその変身のプランをケアするのがとても難しいため常に有利な盤面を作り続けられる。また、ザシアンメタが多くなっている環境で、一般ポケモンもザシアンに強いポケモンが多いため誰に変身してもザシアンに有利を取ることができるため同速勝負をする必要すらない点も安定感を底上げしている要因である。この点についても記事内で詳しく説明している。

 予選前の練習段階ではソルガレオにほとんどあたらなかったが、本番ではザシアンを嫌っての採用なのかかなりの頻度でソルガレオ構築にあたりとてもきつかった。2~3回程度なら予選抜けには問題なかったが、一緒に調整をしていたボウズさんが7~8回あたるという事故が発生し予選抜けレートを満たすことが出来なかったのが今でも心残りである。

 この構築はありがたいことに予選後多くの方に反響を頂き、配信等で使っていただける機会が多かった。特にビエラさんに使っていただいたのはとても嬉しかった。かなりの高順位になっていて流石の実力だと感心した。(構築使用者が某サイトや配信で意味不明なコメントをしていたらしいが、私は一切関与していない。)

 

 

3.S18~20(5~7月)・PJCS2021本戦

ボルトランドIFK

使用期間:S18~S20(5~7月)・PJCS2021本戦(5/9)

実績:PJCS2021本戦39位 WCS2022day1権利獲得

f:id:grand1023:20211229124706p:plain@オボン 10万/怪電波/怖い顔/電磁波

f:id:grand1023:20211229124649p:plain@珠 地震/空を飛ぶ/岩雪崩/大地

f:id:grand1023:20211229124827p:plain@襷 暗黒強打/インファ/不意打ち/見切り

f:id:grand1023:20201230085916p:plain@チョッキ リフブレ/スマホ/聖剣/燕返し

f:id:grand1023:20211229124849p:plain@食べ残し 濁流/ムンフォ/瞑想/守る

f:id:grand1023:20211229133301p:plain@フィラ フレドラ/猫騙し/挑発/捨て台詞

 

 予選と同様強力な並びであるボルトランドに、立ち回りでほぼ全対面と戦えるツルギレヒレガエン(IFK)を合わせた構築。並びはかなりスタンダードだが、本戦も予選と同様ネット対戦によるBo1であることからランドを地震大地の地面2ウェポン型にした。これによって珠ランド本来のパワーを落とすことなく、面倒なコータスカミツルギ、本戦で増えると考えていたメタグロスレジスチルを不意の特殊ダイアースで吹き飛ばすことが可能になっている。

 4月の予選後すぐに本戦のルールと日程が発表され、その準備時間の短さに出場者は皆かなり焦っていたが、僕も予選後体調を崩したのもあり構築作成がかなり遅れていた。そんな中海外の大会でじーんさんが使っていたこの並びが、僕が本戦で持っていく構築に必要だと考えていた要素を満たしていたためこの6体を調整して持っていくことを決意した。他の構築以上に練度が重要な構築だと感じていたため予選抜けの強者しかいない本戦で使用するかは悩んだものの、ここで引くようなら仮に抜けてもライブ大会では勝てないと思い自分の立ち回りを信じることにした。

 そして迎えた本戦当日、僕は地獄を見た。開幕初戦で激戦の末惜敗すると、そのまま7連敗をしてしまったのだ。どの相手に対しても全く行動が噛み合わず、次第にプレイングもめちゃくちゃになった。1戦も勝てないままレートは140×になり、ライブ大会の権利はおろか1500フィニッシュすら絶望的な状況になってしまった。ほとんど泣きそうになりながらコントローラーを捨てた。いっその事参加し忘れたと言って撤退しようとも考えたぐらいで、自分の弱さを呪った。

 スマホを見ていると、ひろきんぐさんから応援のメッセージを貰っていた。調子を聞かれたので地獄を見ていることを伝えると、まだ全勝すればボーダー狙えるから舞えると言われた。正直もう潜りたくはなかったが、応援されている手前諦めるのは良くないと思い、あと1敗するまで続けようと決めた。対戦の様子は自分で録画していたので初戦の立ち回りを振り返って反省しつつ冷静さを取り戻してから対戦を始めた。

 ここから先は記憶が曖昧で記録を見ないと覚えていなかったが、結果としては0勝7敗レート140×から10連勝で1572まで上げることが出来た。当然全試合レートが上のマッチしかしなかったため、1戦でもらえるレート数が毎回20ぐらいだった(相手からすれば迷惑な話なので申し訳ないです)。特に1500を超えてからはコントローラーを持つ手がずっと震えていたが、対戦は終始冷静に進めることが出来ていたと思う。3戦を残してボーダーギリギリ(当時の順位が18位)だったこともあり、次勝たないと抜けはないと思って11勝目を目指したが、ここで再戦が発生してしまった(後で相手がてるるんさんだと知った)。1戦目は勝っていたもののこの試合ではうまく立ち回られてしまって敗戦した。その後は1-1になり結果として11勝9敗で大会を終えた。

 11連勝を決めていたら結果的にボーダー抜けとなっていたが、これが今の自分の実力なんだと納得した。後に世界大会の権利を獲得した時にも感じたが、むしろ7連敗で1勝もできなかった状況から諦めず戦ったことを誇らしく思った。自分に足りない要素をたくさん学んだ大会だったので、参加して良かったと強く感じている。最後まで背中を押してくださったひろきんぐさんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 

DBビート

使用期間:どろはじ杯(6/6)

実績:どろはじ杯ベスト4

f:id:grand1023:20200413064249p:plain@珠 アロー/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/サイチェン

f:id:grand1023:20200413080019p:plain@弱保 ラスカ/流星群/10万/悪の波動

f:id:grand1023:20200701055230p:plain@鉢巻 電撃嘴/ドラゴンクロー/10万馬力/燕返し

f:id:grand1023:20211230000427p:plain@スカーフ ドラゴンエナジー/流星群/龍波/破壊光線

f:id:grand1023:20211230000441p:plain@襷 地震/ロクブラ/蛇睨み/守る

f:id:grand1023:20211230000447p:plain@ソクノ アイヘ/ブレバ/追い風/挑発

 

note.com

 どろはじさん(@doronjo_sldF )が開催した特殊ルール大会「どろはじ杯」に参加させてもらった際に使用した構築。8世代新登場のポケモン(過去世代のキョダイマックスポケモンを含む)のみ使用可能で、準伝説は1体のみ使用可能というルールになっている。単発の大会にも関わらず、完成した構築が見た目・内容共にとても気に入ったため構築記事を書いている(上の記事)。

 この構築の見た目の異常さを象徴するのがドラゴンタイプ4体の並びである。サダイジャがタマゴグループドラゴンに含まれることから、ドラゴン7体(ドラパルト+ドラメシア×2・ジュラルドン・パッチラゴン・レジドラゴ・サダイジャ)のドラゴンボール(DB)構築と名付けている。

 コンセプトは、先発珠ドラパor弱保ジュラルドン+襷サダイジャで場を荒らしつつ砂撒きと蛇睨みによるS操作を行い、裏の砂掻き鉢巻パッチ+スカーフドラゴで一掃するプランを取る構築である。特殊な制限がかかったルールであるこの大会で、ここまでのパワー構築が完成したことにとても満足した。ドラゴンタイプは4体だがそれぞれ弱点や役割が異なるためバランスの悪さもなく、とても強力な構築に仕上がっていると考えている。

 大会の結果としてはベスト4に終わった。自身のプレイングミスで優勝を逃し、この構築が日の目を浴びることがなく終わってしまったのが心残りである。

 

 

4.S21~23(8~10月)

ルナツンデトリパ

使用期間:S21(8月)

実績:S21最速1800到達

f:id:grand1023:20211229221527p:plain@パワハ シャドーレイ/メテビ/トリル/ワイガ

f:id:grand1023:20211229221536p:plain@珠 ジャイロ/エッジ/ボディプレ/トリル

f:id:grand1023:20211229124849p:plain@ウイ 熱湯/怒り/光の壁/癒しの波動

f:id:grand1023:20211229221600p:plain@チョッキ ウィップ/アクセル/しっぺ返し/蜻蛉

f:id:grand1023:20211229133301p:plain@オボン フレドラ/地獄突き/猫騙し/捨て台詞

f:id:grand1023:20211229133311p:plain@お札 影打ち/じゃれつく/剣舞/トリル


 ダイマなしのルールではルナアーラが活躍するのではないかと思い構築を作った。コンセプトはガエンを呼んでメテビで倒してから珠ツンデで全抜きする構築。ガエンの地獄突きルナアーラに飛んでくるバクア・捨て台詞に刺さるためこれだけで試合が決まることも多かった。

 剣盾初のダイマックスなしルールとなったため、今までの経験値では全く勝てないのではないかとかなり不安視していた。そのため、このシーズンは「毎日30戦以上継続」させることを目標として、その全試合をDiscordで配信することに決めた。この構築はその連続配信の序盤で使用したものであり、シーズン開始4日で試合数150戦レート最速1800を達成した。因みにこのシーズンでは最終的に1252戦対戦を行うことが出来た。

 

エルフザシアンビート

使用期間:S21(8月)

実績:S21最速1900到達

f:id:grand1023:20211229152425p:plain@朽ちた剣 巨獣斬/じゃれつく/電光石化/守る

f:id:grand1023:20201229072218p:plain@襷 ムンフォ/追い風/アンコ/日本晴れ

f:id:grand1023:20211229222552p:plain@チョッキ 10万/ウェザボ/気合玉/悪の波動

f:id:grand1023:20211229124649p:plain@帯 大地/エッジ/蜻蛉/守る

f:id:grand1023:20201230085941p:plain@ゴーグル 聖炎/エッジ/神速/守る

f:id:grand1023:20211229222630p:plain@スカーフ インファ/ブレバ/地獄突き/蜻蛉

 

 環境にカイオーガが多く存在し、毎回勝率が安定しなかったためオーガを厚く見た構築を作ろうとして出来た構築。日本晴れアンコールエルフーン+DSチョッキ霊獣ボルト+電光石火ザシアンがかなりの活躍をしてくれた。特に霊獣ボルトはウェザボ込みでオーガ構築に多いエレキトルネアマージョガエンゴリラの全てに強くなれるためとても強かった。また日本晴れは雨メタだけでなく、エンテイの火力を底上げしザシアンミラーにも強くなれるようになっている。アンコールで相手の展開を止めつつ、呼ぶガエンゴリラに対してはエンテイ+Gサンダーで返り討ちにすることが出来る。

 この構築はかなりの初見殺し要素が詰まっておりランクバトルではレート最速1900などかなりの好成績を出すことが出来た。余談だが、前述の30戦毎日配信を行っていた関係で瞬間1位になっても対戦を止めることが出来ず負けて溶かす、といったサイクルが頻繁に起こっていた。別のロムを使用しても良かったが、1ロムの対戦数が4桁になるところを見てみたかったから仕方がない。

 

オーガサンダーシュバルゴ

使用期間:S21(8月)

f:id:grand1023:20211229222651p:plain@チョッキ 潮吹き/根源/冷ビ/雷

f:id:grand1023:20211229222659p:plain@食べ残し 雷/暴風/羽休め/見切り

f:id:grand1023:20211229133301p:plain@ゴーグル フレドラ/DD/蜻蛉/猫騙

f:id:grand1023:20211229125004p:plain@種 グラスラ/ウドハン/蜻蛉/猫騙

f:id:grand1023:20201229072535p:plain@輝石 ナイヘ/痛み分け/挑発/トリル

f:id:grand1023:20211229222729p:plain@珠 アイヘ/メガホーン/剣舞/守る

 

 硬いオーガ+サンダーの並びが崩されにくく強いと感じ取り巻きを考えて作った構築。オーガサンダーガエンゴリラのサイクル展開のほか、サマヨのトリルから剣舞シュバルゴで全抜きする展開も可能になっている。特に珠シュバルゴの火力はとんでもなく、威嚇に合わせて剣舞を積むだけでバレルもガエンも一発で倒す無敵艦隊になれる。素で耐久が高く、特性もタイプもオーガの雨と合わせてかなり優秀なため予想以上に活躍してくれた。

 

ザシアンガモススタン

使用期間:S21~22(8~9月)

f:id:grand1023:20211229152425p:plain@朽ちた剣 巨獣斬/じゃれつく/聖剣/守る

f:id:grand1023:20201229080639p:plain@オボン 放射/ギガドレ/蝶舞/守る

f:id:grand1023:20211229125004p:plain@チョッキ グラスラ/ウドハン/蜻蛉/猫騙

f:id:grand1023:20211229222829p:plain@食べ残し 熱湯/バクア/追い風/こご風

f:id:grand1023:20201230085830p:plain@襷 10万/エレキネット/ボルチェン/守る

f:id:grand1023:20211229223045p:plain@粘土 イカサマ/リフレクター/光の壁/電磁波

 

 ザシアンと蝶舞ウルガモスの2エース構築。ザシアンで強気に殴りつつ壁や猫騙しから蝶舞を積み全抜きを狙う。ザシアンに対し圧倒的に有利なウルガモスをちらつかせつつザシアンを通すことでパワーを落とさず安定して立ち回ることが出来る。

 ゼルネアス構築との対戦で、ゼルネアスでなくウルガモスの積み展開から負けた経験から蝶舞ガモスの性能の高さを実感しザシアンと組ませた形になった。ザシアンに対してかなり強いのはもちろん、ゼルネアスに対してもザシアン以外にゼルネアスに対抗できるポケモンがいるのはとても心強かった。

 

ギラティナスタン

使用期間:S23(10月)

f:id:grand1023:20211229223223p:plain@白金玉 シャドーダイブ/影打ち/流星群/守る

f:id:grand1023:20211229223235p:plain@チョッキ 10万/ボルチェン/バクア/地均し

f:id:grand1023:20211229223311p:plain@珠 大地/サイキネ/エッジ/守る

f:id:grand1023:20211229133301p:plain@ゴーグル フレドラ/猫騙し/挑発/捨て台詞

f:id:grand1023:20211229125004p:plain@オボン グラスラ/ドラムアタック/蜻蛉/猫騙

f:id:grand1023:20211229231254p:plain@パワハ メテビ/パワージェム/ヘド爆/守る


 色違いのギラティナを使いたかった。構築は(数少ない)ギラティナ使いの方の構築をいくつか参考に改変したもの。頑張れば勝てるけど別に強くない。ギラティナシャドーダイブはめちゃくちゃ格好良いです

 

超ザシアングッドスタッフ

使用期間:S22~23(9~10月)

f:id:grand1023:20211229152425p:plain@朽ちた剣 巨獣斬/じゃれつく/剣舞/守る

f:id:grand1023:20211229222659p:plain@万能傘 10万/暴風/電磁波/見切り

f:id:grand1023:20211229222829p:plain@オボン 熱湯/冷ビ/バクア/追い風

f:id:grand1023:20211229223311p:plain@珠 大地/サイキネ/岩雪崩/守る

f:id:grand1023:20211229223510p:plain@ルームサービス 放射/大地/身代わり/守る

f:id:grand1023:20211229125004p:plain@チョッキ グラスラ/ドラムアタック/蜻蛉/猫騙

(f:id:grand1023:20211229223527p:plain@食べ残し 放射/シャドボ/小さくなる/サイチェン)

 

 自身のシリーズ10の集大成となった構築。準伝説4体の超高種族値スタンであり、構築の平均種族値は驚異の600超え(約602)。圧倒的な数値の高さによる耐久力は凄まじく、選出画面に並ぶ6体のHPは全員約200という絶対的安心感を与えてくれます。

 対オーガ・対グラードンを強く意識したザシアン構築であり、その軸になるのが万能傘電磁波サンダーである。潮吹きや晴れ下炎技による容易な突破を許さず、電磁波や削りを行うことでザシアンやランドロスの圏内に押し込むことが出来る。電磁波は黒バドやザシアンにもよく刺さり、警戒は全くされないため刺さると試合をかなり有利に進められる。

 さらに、トリル白バドやゼルネアス、ムゲンダイナに対しても弱くならないようルームサービス最遅ヒードランを採用した。トリル下で白バドの上から炎技を当てられるのに加え、ゼルネアスやムゲンダイナへの引き先としてとても優秀だった。

 また、僕の誕生日である10/23にてるチャレチーム戦があり、この時はチームメイトのこげぱん君とNoFace君に勧められ誕生日にちなんで小さくなるシャンデラを採用した。ムゲンダイナや白バドに対する強さは少なくなるもののザシアンに対しての性能がとても高く、小さくなる+サイチェンの組み合わせがとても強いと感じて採用した。しかし大会ではムゲンダイナに多くあたりボコボコにされてしまった。

 

 

5.トリックリリック(10/15~10/18)

砂ノラゴン偽装ドラパキザンビート

使用期間:トリックリリック(10/15~10/18)

実績:トリックリリック最終27位

f:id:grand1023:20200413064249p:plain@珠 アロー/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/ダイビング

f:id:grand1023:20211229223838p:plain@襷 ダメ押し/アイヘ/不意打ち/瓦割り

f:id:grand1023:20200413074403p:plain@精霊プレート 影打ち/じゃれつく/挑発/トリル 

f:id:grand1023:20201229080639p:plain@バコウ オバヒ/さざめき/怒りの粉/守る

f:id:grand1023:20201229073302p:plain@スカーフ エラがみ/逆鱗/氷のキバ/けたぐり

f:id:grand1023:20201229080702p:plain@ゴーグル 岩雪崩/アイヘ/馬鹿力/守る

 

 トリックリリックで使用し、最終27位を達成した構築。詳しい構築内容は下の記事に書いてある。

note.com

 この構築はトリックリリックのルールが発表された直後の考察でほとんど完成していた。プールを見た時からドラパミミキザンのダイホロウビートが明らかにパワーが高く受けきれないと考えたからである。今作の特殊ルールのネット大会では火力に対して耐久力が足りていないことが多く、安定した並びで火力を押し付けていく動きが理想だと考えていたのでこの並びを使うことがすぐに決まった。ウオノラゴンギガイアスの並びは砂掻きを警戒されがちだが、今回はスカーフ頑丈顎で採用しダイホロウエラがみをあてて相手をめちゃくちゃにしていく。

 昨年使用したドラパバンギ構築(下の記事)と似た並びであり、とても使用感が良かった。そのため事前の練習ではかなり調子が良かったので大会は少し慢心していたのかもしれない。結果として使用したウオノラゴンの努力値を振り忘れるという大ミスをしてしまった。ただのネット大会だったため事なきを得たが、これがINCのような公式予選だったらと思うと本当に辛いため、反省すべき大会になった。ただ、裏を返せば努力値を振っていないポケモンがいながら最終27位を達成したので構築の強さとこの系統の構築に対する自身の練度の高さを再認識した。

grand1023.hatenablog.com

 

 

6.S24(11月)

オーガグドラキュワワー

使用期間:S24(11月)・LCS2021(11/13~11/14)・VR(11/13~11/14) 

実績:VR top4

f:id:grand1023:20211229222651p:plain@弱保 潮吹き/雷/冷ビ/守る

f:id:grand1023:20211229224250p:plain@眼鏡 濁流/ドロポン/流星群/暴風

f:id:grand1023:20211229222659p:plain@珠 10万/暴風/熱風/見切り

f:id:grand1023:20211229124827p:plain@襷 暗黒強打/インファ/不意打ち/見切り

f:id:grand1023:20211229125004p:plain@チョッキ グラスラ/はたき落とす/10万馬力/猫騙

f:id:grand1023:20211229224316p:plain@メンハ ギガドレイン/フラワーヒール/サイチェン/トリル

 

 リバティノート主催のLCS2021及びVictoryRoad S11 Challengeで使用した構築。LCSではday1の結果3-2となり予選落ちとなったが、VRではtop4に入ることが出来た。

 S24が始まる直前に行われた海外の大会の影響か、シーズンが始まるとリザグラバナの晴れパが大量発生した。またこのルールはザシアンロンゲトドンや白バドガエンミミッキュといった強力な構築が既に出回っていたことから、これらにパワー負けせず、火力とそれに対する択を一方的に押し付けられる構築として弱保オーガ+トリルサイチェンキュワワーの使用を決めた。どちらの大会もオープンシート制(構築事前公開制)であることからオーガキュワワーの型バレという弱点はなくなり、またサイチェンを相手に見せた状態で試合が始まるので常に相手の行動にリスクを押し付けられるのも良いと考えた。

 弱保オーガのパワーは凄まじく、相性的に不利と思われたディアルガやホワイトキュレムに対しても普通に押し切れてしまうことさえあった。また、眼鏡グドラもかなり強く、苦手なダイマエレキを雨眼鏡ドロポンで上から倒せる。さらにダイマックスをしても強力であり、相手視点でも眼鏡グドラと弱保オーガの並びでグドラダイマの択を読み切るのは難しいのだと思う。

 VRの準決勝ではリザグラバナとあたり1-2で負けてしまった。1戦目はサンダーに対して眠り粉を打ってきたものの構築のパワーを押し付けて勝利した。しかし、2・3戦目の相手のリザバナの初手に対し眠り粉を過剰に警戒するあまりサンダーとリザードンの同速勝負を仕掛ける選択をしてしまった。もちろん1戦目を勝っている状況では残り2戦のうちどちらかで勝てば勝利になるため悪くない選択だと判断したが、結果はどちらも同速勝負に負けて2戦取られてしまい敗れた。今でも他の選択肢を考えてはいるものの全て弱気な行動であったり裏目が大きいものばかりなので、この選択が正しかったのかどうか自分でもよく分かっていない。

 余談だが、VR予選の対戦中切断が発生したことがあった。試合は1戦目でこちらが数的にも場面的にもほぼ勝っていた状況だったが、運営に対戦動画と切断していない状況証拠を送っても結果は再戦になった。対戦相手も切断はしていないということだったので仕方なく再戦を了承し、途中までの行動を同じにすることで双方同意して再戦を始めた。すると、相手は初手の動きを変えてきた。普段ポケモンで怒る事なんて全くないが、流石にキレそうになった。ボコボコにして実質3勝してやった。みなさんも問題が発生したら運営にしっかりと連絡しましょう。

 

 

あとがき

 ここまでの閲覧ありがとうございました。この記事は自身の備忘録として記録したものでしたが、少しでも面白く感じたり参考になることがあれば嬉しく思います。

 僕の2021年のVGCにおいての最も大きな出来事は間違いなく世界大会の権利獲得です。WCS2022の権利獲得者は今後も増えることからかなりの人数になるため例年と比べると当然敷居は低いのかもしれませんが、僕にとって初めての世界大会参加になるのでそれまでにもう何段階も実力をあげなければならないと考えてきました。その点では1年前での権利獲得はそのための練習時間だと思って今年は取り組んできました。来年も今まで以上に練習を重ね、世界大会に向け成長したいと考えています。

 昨年に続きオフ会の開催が難しい状況が続いていましたが、今年末には久々にオフ会が続きました。僕も2つ参加させていただき、とても楽しかったです。久々に多くの人と交流し、またトッププレイヤーとも色々お話しできたのでそれを活かしてまたモチベーション高く練習が出来そうです。やっぱりオフ会最高。

 来年もオフ会等色んな方と交流し、そしてJCSやWCSに向けてレベルアップを図りたいです。そして来年の世界大会は無事に開催されることを切に願っています。ロンドン行くぞおおおおおお!!!!!

 

 最後に、繰り返しになりますがここまで読んでいただいてありがとうございました。内容に関する感想や質問がありましたら僕(@take_grand)にいつでも連絡下さい。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。

twitter.com

【VGC2020】2020年の構築の振り返り

どうも、grandです。

もう少しで2021年ですね。来年もよろしくお願いします。

VGC2021の考察も進み、公式大会を待ち望んでいる頃だと思いますが、その前にVGC2020で僕が使用した主な構築とその経緯について今更ながらまとめておこうと思います。

大した結果も残していない自分が備忘録として書くため読者の方にはほとんど意味のないものかもしれませんが、前ルールの環境を振り返りつつ読み物として楽しんでくださる方が1人でもいれば幸いです。

 また、おまけとしてS12で最終22位、レート2013を達成した構築を紹介したいと思います。そちらはVGC2021ルールの構築のため少しでも参考になれば光栄です。

 

 

 

1.S1(剣盾発売日11/15∼12月) 

サザンドサイスイッチ

使用期間:S1前半(11月)

Pokémon-Icon 635.png@命の珠 悪の波動/流星群/放射/守る

f:id:grand1023:20201229073957p:plain@スカーフ 10万/ドロポン/ボルチェン/トリック

Pokémon-Icon 861.png@リリバ 猫騙し/嘘泣き/電磁波/ソウルクラッシュ

f:id:grand1023:20200413065504p:plain@チョッキ ウィップ/ジャイロ/はたき落とす/ボディプレス

f:id:grand1023:20200413075847p:plain@弱保 岩雪崩/地震/馬鹿力/守る

Pokémon-Icon 437.png@襷 ジャイロ/地均し/催眠術/トリル

 剣盾発売直後に作った構築。構築のネタについては発売前から考えていて、地均し弱保ドサイドン嘘泣きビートを誰よりも早く使用したと今でも思っている(多分同じことを思っている人30人はいる)。12月末に行われたWorld Champion Invitational 2020(世界チャンピオンのみ参加の大会)でビエラさんがドータドサイを使っていて、自分の着眼点は間違ってなかったと喜んだ半面、自分の構築力とプレイング力のなさを痛感した。

 本格的にダブルをやるのは5年振りぐらいであったので、新たな仕様への対応も相まってプレイングが悲惨な状態だった。マスボ級に上がるのすらかなりの試合数かかってしまい悲しみに暮れていた。

 

 バンギトドンスタン

使用期間:S1後半(12月)・第1回てんのめぐみオフ(12/8)・フラワーギフトオフ(12/22)

実績:S1最終2桁・フラワーギフトオフ3位

Pokémon-Icon 479a.png@オボン オバヒ/10万/鬼火/守る

f:id:grand1023:20201020071657p:plain@弱保 岩雪崩/かみ砕く/馬鹿力/守る

Pokémon-Icon 423.png@ウイ 濁流/大地/自己再生/守る

f:id:grand1023:20200413074455p:plain@アッキ トリル/影打ち/じゃれつく/鬼火

f:id:grand1023:20201229075443p:plain@ラム ブレバ/アイヘ/ビルド/羽休め

Pokémon-Icon 635.png@スカーフ 悪の波動/流星群/大地/放射

Pokémon-Icon 784.png@スカーフ スケイルノイズ/波動弾/放射/ラスカ)

 

 サークルの先輩であるボウズさん(@bouzu_0273)が元々使っていたこの構築は、初めて見た時にヒトムトドンガアバンギの並びの完成度の高さに衝撃を受けた。結果的に2人とも最終2桁を達成できたので間違いなく強かった。特にトリル下での弱保バンギの耐久力・破壊力は使ってて感動するほどで、今でこそバンギの強さは周知の事実ではあるが当時の僕はバンギラスこそがVGC2020最強ポケモンだと確信していた。

 ドラパを上から触れるポケモンとしてスカーフサザンドラ(途中から範囲打点のあるジャラランガ)を採用していたが、当時シングルで瞬間1位になりダブルでも少し数を増やしていたアイアントも上から殴ることが出来た。この頃はアイアントの対策がほとんどなされておらずアイアント側も無警戒で殴ってくることが多かったため火炎放射で全て焼却出来た。

 余談だがこの頃初めてオフ会に参加するようになった。人生初のオフ会であった第1回てんのめぐみオフでは初戦がシャンディさんで死ぬほど緊張した(当然ボコボコにされた)。結果は予選落ちだったが、その後のフラワーギフトオフでは3位になることが出来た。予選でてるるんさんのアイアントを焼却して発狂させた。

 


2. S2(1月)

サザンエルフビート偽装ミトムキッス

使用期間:S2(1月)・ガラルダブル交流会(1/31)・さきゅオフ(2/1)

実績:さきゅオフベスト8

f:id:grand1023:20200630233145p:plain@ハバン 悪の波動/流星群/大地/ゲップ

Pokémon-Icon 547.png@襷 追い風/嘘泣き/ムンフォ/守る

f:id:grand1023:20201229073957p:plain@オボン 10万/ドロポン/悪の波動/悪巧み

f:id:grand1023:20200414030119p:plain@ピントレンズ マジシャ/エアスラ/放射/この指

Pokémon-Icon 059.png@チョッキ フレドラ/インファ/神速/バクア

f:id:grand1023:20201229075555p:plain@ウイ  濁流/大地/自己再生/守る

 

 ドラパキッスが大流行したこのシーズンで、サザンドラを使ってこの2匹に殴り勝てないか考えた結果ハバンの実ダイアシッドサザンドラという初見殺しの権化のようなポケモンが誕生した。ドラパキッスに対し初手サザンエルフで入って嘘泣きダイアシッドをキッスに打つ。当時のキッスはHBばかりでDに振った個体がほとんど存在せず、またリリバを持っていることがほとんどでサザンドラがキッスを1発で倒す手段がないと考えられがちなため、守られることもなくマジシャか手助け、この指を打たれていた。そのためキッスを不意の一撃で倒せ、またドラパの攻撃は(手助け込みでも)襷とハバンでどちらも耐えるため次のターン追い風+C上昇ダイアークでドラパを倒せる。(当時の環境でのみ通用する立ち回りであり、ダイジェットをほぼ全個体が持っている今では不安定すぎる行動である)

 1点読みが過ぎるギミックが目立つものの実は基本選出であるエルフウインミトムキッスの4匹はとても優秀で、ダイマピントキッス悪巧みミトムの強さに気づくことが出来た。このシーズンで最終上位の構築にも数多く悪巧みミトム+キッスの組合せが存在し流行した。先駆けはS1でのじーんさんの構築だと思う。本人も記事でそう書いていたし僕もじーんさんの構築を見て真似た。じーんさんいつも参考にさせてもらってます。また飲みに行きましょう。



 

3. S3~4(2・3月)・INCFeb(2/28∼3/1)

ミロサマヨバンギ

使用期間:S3~4(2・3月)・第2回てんのめぐみオフ(2/8)・オーラスフィア(2/9)・INCFeb(2/28∼3/1)

実績:S3最終2桁・てんのめぐみオフベスト8・INCFeb最高1799最終1778

f:id:grand1023:20201020071657p:plain@弱保 岩雪崩/かみ砕く/馬鹿力/守る

f:id:grand1023:20200630230825p:plain@襷 アイヘ/10万馬力/ロックブラスト/剣の舞

f:id:grand1023:20200414030119p:plain@ピントレンズ マジシャ/熱風/この指/守る

Pokémon-Icon 356.png@輝石 ナイヘ/地均し/サイチェン/トリル

f:id:grand1023:20201229073937p:plain@命の珠 10万/リフスト/悪の波動/サイチェン

f:id:grand1023:20201020034444p:plain@眼鏡 濁流/吹雪/ドロポン/マッドショット

Pokémon-Icon 700.png@眼鏡 ハイボ/破壊光線/マジフレ/電光石火)

Pokémon-Icon 059.png@チョッキ フレドラ/インファ/じゃれつく/神速)

 

 ひろきんぐさん(@hirokingvgc)とさきゅオフで初めてお会いした時に持ち込んだ構築がかなりパワーがあって強い(実際ひろきんぐさんはこの構築の原型でS2で2ROM最終30位以内を達成している)と感じ、2人でINCに向けて調整した。この構築の原型は以下の記事から詳しい構築経緯が読める。

liberty-note.com

 最強だと思っていた弱保バンギを100%暴れさせる取り巻きであり、またその取り巻きも眼鏡ミロカロスのような高火力ポケモンが採用されていて弱いポケモンが一切入っていない。ここまで僕が使ってきた構築はパワーのない(殴り合いに参加できない)ポケモンが入っており、それと自分の立ち回りとのギャップを感じていたので相当似た考えの構築を作るひろきんぐさんと構築共有することを決めた。

 流行りのミトムキッスに強く出られるよう珠カットムを採用しミラーにも強くなった。ただこの構築ではほぼすべての試合でトリルを使って攻めるためドリュウズが上手く機能しないことが多かった。しかしドリュウズを抜くときつくなるポケモンが多いため見せポケとしては相当働いていたと思う。

 てんのめぐみオフでもベスト8に入ることが出来るなどかなり強い構築に仕上がったものの、OCICでわいぽんさんが同様の構築で上位に入ったりとかなり認知されINCの頃には完全にメタ対象の構築となっていた。もちろんカットムや眼鏡ミロカロスの採用等他の似た構築とは異なる部分も多かったが、INCでは2人とも最上位で勝ち切ることが出来なかった。

 この構築の基本選出としてミロサマヨでダイホロウアークへ圧力をかけるというものを考えていた。INCFebはカ・エールさんのダイマミロカロス(ダイアース持ち)+サマヨの並びが知れ渡った大会でもあるが、結果は残せなかったが考えの方向性は間違ってなかったのだと実感した。

 

 

4. S5・INCApr(4/10~4/12)

ドラパナットスイッチwith拘りミロバンギ

使用期間:S5(4月)・INCApr(4/10~4/12)

実績:S5最終3×位・INCApr最高1816最終1798(ひろきんぐさんが最終1838で予選抜け)

f:id:grand1023:20200413064249p:plain@命の珠 アロー/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/ダイビング

f:id:grand1023:20200413064321p:plain@鉢巻 岩雪崩/ダメ押し/馬鹿力/炎のパンチ

f:id:grand1023:20200413074455p:plain@メンハ 影打ち/じゃれつく/トリル/ゴーストダイブ

f:id:grand1023:20200413075625p:plain@眼鏡 濁流/吹雪/マッドショット/竜の波動

f:id:grand1023:20200413065504p:plain@チョッキ ウィップ/ジャイロ/はたき落とす/ボディプレス

f:id:grand1023:20200414030119p:plain@リリバ マジシャ/放射/この指/守る

 

grand1023.hatenablog.com

liberty-note.com

 間違いなくVGC2020で1番の自信作である構築。2月に引き続きひろきんぐさんと一緒に組んだ構築だが、これは完全に1から構築を組んだ。構築経緯などは上の記事でかなり詳しく書いている。

 INCFebで結果を残した構築の中でもダントツに完成度の高い構築の1つとしてアルカナさんのバンギサマヨがある。有料ではあるものの、今読んでもためになるような記事なので知らない方は是非。僕も今でもたまに見返して構築作成の経緯などを学んでいる。完全にポケモンの教科書です、アルカナさんありがとうございます

note.com

 パワーの高い脳筋構築が好きな僕らがこの構築記事を読んで2人同時に考えたことが、「ダイホロウ+鉢巻バンギ超強くね?」だった。本当にちゃんと記事を読んだのか疑われても仕方ない。しかし、当時の環境にはまだダイマをしないバンギが少なかったこともありこれがかなり強いことに気が付き、ドラパバンギの並びが完成した。その当時流行っていたカ・エールパや上のアルカナパなど、当時いたドラパがほぼ全てSを落とした耐久振りであったことから最速ドラパと同速になることもほとんどなかった。そのためダイホロウ+鉢巻ダメ押しをかわすことも受けることも出来ない状況を簡単に作ることが出来た。

 完成した構築も主軸がが珠ダイマ+鉢巻+眼鏡という火力特化の並びとなっている。しかし、そんな脳筋の並びでありながら高耐久を確保しつつ、またスイッチトリルで相手のS操作にも対応できるなど柔軟な立ち回りが出来、さらに6匹全員がダイマを切って相手を殴れるだけの火力を有していて完成度はかなり高い。手前味噌ではあるが、僕が知る限りでは先発ダイマ構築としてはこの構築が理想形に最も近いと思っている。またINCAprの上位構築にはダイマエース(ウォーグル等)+バンギ(襷がほとんど)の並びがそこそこあり、やはり上位勢の着眼点は同じなんだと実感した。

 ここまで自信のある構築は初めてだったので、INCAprでは良い結果を残そうと意気込んでいた。しかし結果は僕のみ予選抜けならず。マッチング運に全く恵まれなかったのもあるが、この結果には相当落ち込み、自分の実力のなさを呪った。INCFebでは多かったもののその後数を減らしつつあったアイアントに対し最低限の対策しか入れなかったが、いざ大会が始まると90戦で13回もアイアントに当たるという悲劇と言いたいほどのマッチングをしてしまった。ひろきんぐさんはほぼ当たらなかったようだったので、仕方がないとはいえかなり辛かった。

 僕は(というか多分ほぼ全ての人が)ポケモンの情報を積極的に仕入れはするものの考え方が偏ってしまう傾向があるため、普段色んな人とお話したりして考察したり構築を作ったりする。他の人と構築や環境を話し合うのはとても楽しくて好きなのだが、考え方や構築の方向性が近い人でないと上手くいかないことが多い。その点でひろきんぐさんは耐久のある脳筋構築好きという点で相当方向性が一致していた。ひろきんぐさんありがとうございました。年下なんで偉そうなことは言えませんが完全に相棒です。来年もよろしくお願いします。

 完全に蛇足だが、先日鹿児島で行われたアルティメットオフ極に参加した際、初めてアルカナさんとお話させてもらった。人見知りをほとんどしない僕だが何故かアルカナさんの前でだけ緊張して全く話せなかった。アルカナさんと対戦した際には、有利構築だったとはいえゲームにならないような上振れをしてしまった。気まずくなった原因かもしれない。100%僕のせいだがそれだけが鹿児島遠征での心残りになってしまった。

 

5. S6(5月)・INCMay(5/22~5/24)

ケルベロス

使用期間:S6(5月)

f:id:grand1023:20200413064249p:plain@命の珠 アロー/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/放射

f:id:grand1023:20200413080019p:plain@チョッキ ラスカ/流星群/10万/バクア

Pokémon-Icon 882.png@神秘の雫 エラがみ/かみ砕く/サイコファング/守る

f:id:grand1023:20201020050957p:plain@襷 サイキネ/マジフレ/この指/手助け

Pokémon-Icon 059.png@鉢巻 フレドラ/インファ/ワイボ/神速

f:id:grand1023:20200413065504p:plain@食べ残し ジャイロ/ボディプレス/鉄壁/守る

 

 シンオウの伝説3龍が揃った構築。弱いわけない

 ふざけているわけでもなんでもなく、この構築にはドラパノラゴンやマジフレイエッサン、チョッキバクアジュラルドンなど強い要素が多く大真面目にINCMayに向けて調整していた。しかしエルフ+物理エースの並びに何も出来ず負ける等数々の大欠陥がありINC直前にして泣く泣く切った悲しい構築。

 

 

バンギアシレサマヨナット 

使用期間:INCMay(5/22~5/24)

f:id:grand1023:20201020071657p:plain@弱保 岩雪崩/かみ砕く/馬鹿力/守る

f:id:grand1023:20200630230825p:plain@襷 アイヘ/地震/10万馬力/岩雪崩

f:id:grand1023:20200414030119p:plain@眼鏡 マジシャ/エアスラ/熱風/この指

Pokémon-Icon 356.png@輝石 ナイヘ/痛み分け/トリル/守る

Pokémon-Icon 730.png@命の珠 ムンフォ/ハイドロカノン/吹雪/守る

f:id:grand1023:20200413065504p:plain@チョッキ ウィップ/ジャイロ/はたき落とす/ボディプレス

 

 直前で構築がなくなってしまい急遽作った構築。INCAprとは対照的に全く自信がない状態でスタートしたが、案の定結果はボロボロだった。処理タイミングを大きくずらせるサマヨの守るや、キッスサマヨの前で積んでくるミトムに大ダメージを与える眼鏡キッスのような面白い要素は入れてみたものの、構築の完成度どころかそもそもの練習量すら足りずに終わってしまった。蓋を開けてみると予選抜けボーダーがかなり低かったためこの回でもっと入念に準備をしておけば予選抜けできたと後になって後悔した。4月のINCの結果を引きずって準備が遅かったのが反省点である。

 

 

6. S7・日本一決定戦予選(6/26∼6/28)

ドラパエスバナットスイッチ

使用期間:S7前半(6月上旬)・PCL予選(6/10)

f:id:grand1023:20200413064249p:plain@命の珠 アロー/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/ダイビング

f:id:grand1023:20200630225653p:plain@襷 火炎ボール/飛び膝蹴り/ダメ押し/不意打ち

f:id:grand1023:20200413074455p:plain@メンハ 影打ち/じゃれつく/ゴーストダイブ/トリル

f:id:grand1023:20200413075625p:plain@眼鏡 濁流/吹雪/マッドショット/竜の波動

f:id:grand1023:20200413065504p:plain@チョッキ ウィップ/ジャイロ/はたき落とす/ボディプレス

f:id:grand1023:20200414030119p:plain@リリバ マジシャ/放射/この指/守る

 

 夢御三家が解禁されてすぐに作った構築。INCAprの構築からほとんどバンギをエスバに変えただけだが、バンギと違い先制技がありさらにダイマの警戒を相手に強要する点で強いのではと感じ使用した。ダイジェットを打たずにダイホロウダメ押しの流れが作りやすく、バンギとは違った強さを感じた。

 ただし僕が使った兎がお茶目な性格だったようで、虚空に飛び膝蹴りを打つのはもちろん火炎ボールを場外にかっ飛ばし雪崩でひるみ急所には当たるしで散々だった。PCL(全国大学ポケサーリーグ)の予選が始まり、初戦に意気揚々と臨んだがこの兎が岩雪崩にびびってさらに飛び膝蹴りを地面にぶちかました。敗戦はもちろん真摯に受け止めプレイングの甘さを反省したが、その前に兎をワイルドエリアの湖の上で解き放った。

 

 

カビゴリラガエンサイクル

使用期間:S7後半(6月下旬)・日本一決定戦予選(6/26∼6/28)

実績:S7最終2桁・日本一決定戦予選最高1768

f:id:grand1023:20200630211123p:plain@襷 グラスラ/はたき落とす/猫騙し/蜻蛉返り

f:id:grand1023:20200630220846p:plain@フィラ フレドラ/鬱憤晴らし/猫騙し/捨て台詞

Pokémon-Icon 143.png@グラスシード 地割れ/アイアンローラー/欠伸/守る

f:id:grand1023:20200413064321p:plain@弱保 岩雪崩/鬱憤晴らし/馬鹿力/守る

f:id:grand1023:20200413075625p:plain@命の珠 濁流/吹雪/マッドショット/竜の波動

f:id:grand1023:20200630225653p:plain@ラム 飛び跳ねる/飛び膝蹴り/アイヘ/守る

f:id:grand1023:20200701055230p:plain@ラム 電撃嘴/ドラゴンクロー/燕返し/10万馬力)

 

grand1023.hatenablog.com

 日本一決定戦予選で使用した構築。変わった構築から着想を得ており、またあまり起こらない「6匹目の枠にエースを入れる」構築経緯となった。共同制作者のボウズさん(@bouzu_0273)の好みが色濃く出た鬼のサイクル構築である。経緯や個体紹介などは上の記事に書いてある。

 とにかくグラスシード欠伸カビゴンが強すぎた。威嚇+グラスフィールドの回復も相まって1試合で複数回一致格闘技を受けきることもよくある。ダイサンダーやダイフェアリーに合わせて下からアイアンローラーを決めダイマポケモンを強引に夢の世界に引きずりこむ。あまりの耐久力の高さと欠伸の処理のため挑発の的にはなってしまうが、その後の地割れ連打は相手には複数回打たれることを止めるすべがないため放置すらも許さない。

 この構築も納得できる完成度になったため構築記事を書いたものの、自分のサイクル戦に対する適性のなさから大した結果は出せなかった。サイクル戦が得意な人が羨ましい。ただ、この構築を使うにあたりそこそこの試合数を積んで練習したのが他の構築での立ち回りに生きていると感じたので、普段使わない構築にも触ってみるよう意識するようになった。

 

 

7. S8(7月) 

ドラパテラキ

使用期間:S8前半(7月上旬)

実績:S8瞬間11位レート1996

f:id:grand1023:20200413064249p:plain@命の珠 アロー/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/ダイビング

Pokémon-Icon 639.png@襷 岩雪崩/インファ/ストーンエッジ/守る

f:id:grand1023:20200630220846p:plain@フィラ フレドラ/鬱憤晴らし/猫騙し/捨て台詞

f:id:grand1023:20200630211123p:plain@チョッキ グラスラ/ウドハン/はたき落とす/猫騙

Pokémon-Icon 233.png@輝石 トラアタ/10万/トリル/自己再生

Pokémon-Icon 212.png@メタルコート バレパン/蜻蛉返り/ダブルウイング/剣の舞

f:id:grand1023:20201229073643p:plain@リンド ハイボ/ハイドロカノン/ムンフォ/守る)

 

 鎧の孤島解禁後すぐに作った構築。新登場の3闘の袋叩きがやはり注目されると考えたのですぐさま叩き偽装ホロウビートにした。最終的にはこの形の方が主流になり、また日本一決定戦本戦でこれと全く同じ並びの構築がいくつも上位に入っていたので、この形をシーズン開始直後に組めたのはかなり自信になった。同じく新登場のポリ2とハッサムも使ってみたくて採用したが、どちらも予想以上の活躍を見せた。ただしばらくしてハッサムアシレーヌにポジションを取られてしまった。

 地味にこの構築が剣盾始まってからS12で2000超えを達成するまでの最高レートであった。1990を超えると技の命中率が下がる仕様でもあるんですかね。つくづく自分はあと1勝という場面に弱い人間だと痛感した。

 

 

ドラパバンギアーマーガアスタン

使用期間:S8後半(7月下旬)

f:id:grand1023:20200413064249p:plain@命の珠 アロー/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/守る

f:id:grand1023:20200414030119p:plain@鋭い爪 マジシャ/熱風/この指/守る

f:id:grand1023:20200413064321p:plain@襷 岩雪崩/馬鹿力/バクア/挑発

f:id:grand1023:20200630220846p:plain@イトケ フレドラ/嫉妬の炎/猫騙し/捨て台詞

Pokémon-Icon 823.png@タラプ ブレバ/アイヘ/ビルド/羽休め

Pokémon-Icon 591.png@バコウ ヘド爆/胞子/怒りの粉/守る

 

 今までビート系やスイッチのような予め決めてるやりたい事をごり押しで通すような構築ばかり使っててスタン系を使わなかったので、大会等が(予選抜けられてないため)なく暇なこの時期に触ってみることにした。威嚇+ビルドタラプアーマーガアがかなり強いと感じていたので使っていたが思いのほか勝てていた。威嚇役のガエンはPJNOでのじーんさんの構成をほぼそのまま流用した。じーんさんの構築は調整とかかなり細部まで考えられていてめっちゃ好み。ただの大ファンです。
 この頃日本一決定戦本戦に向け出場者は調整を進めており、出場しない僕はその練習相手として片っ端からフレ戦した。この構築では7人11戦と対戦したが、戦績は9-2だった。本戦に出られないことを再び後悔するようになってしまった。ランクバトルでもそこそこは勝てていたものの、構築自体はあまりしっくり来ない感じがしていて順位もそこまで上げる気にならないままシーズンを終えてしまった。

 

 

8. S9(8月) 

サザンテラキビート(サザンドラビート ver.1)

使用期間:S9(8月)(シーズン最終日除く)

f:id:grand1023:20201229075612p:plain@命の珠 悪の波動/流星群/大地/ラスカ

f:id:grand1023:20201229074929p:plain@白いハーブ 岩雪崩/インファ/挑発/守る

f:id:grand1023:20201229072218p:plain@襷 追い風/ムンフォ/袋叩き/手助け

Pokémon-Icon 849.png@眼鏡 オーバードライブ/ヘド爆/バクア/守る

f:id:grand1023:20200413090146p:plain@帯 リフスト/ヘド爆/大地/守る

f:id:grand1023:20200413090226p:plain@木炭 噴火/熱風/大地/ボディプレス

 

 公式大会も終わり対戦に対するモチベーションが無くなりがちになると考え、S9はサザンドラを軸にして満足のいく構築を作ろうと試行錯誤していた。サザンドラをアタッカーとして考えるなら、サザンドラの特性上相手の上を取り続けることで真価を発揮すると考え追い風ビートを使おうと決意。久々にエルフーンと和解しようと試みた。

 サザンドラの天敵であるフェアリーで当時の環境トップにいたのはキッス・エルフ・アシレの3匹。この構築は3匹にしっかりとメタを張った構築となった。テラキオンの袋叩きコンボを決めてもテラキオンダイマを切らない立ち回りをすることが強いのではないかと考え袋叩きと手助けを両立させた。処理が面倒なガエンやキッスを倒してしまえば裏のサザンドラで大暴れできた。HBのコータスが流行りではあったが、ちゃんと立ち回れば追い風構築以外のドラパエスバあたりは簡単に勝てたのでトリル対策も兼ねて火力を重視した。

 思いのほか勝つことが出来、シーズン終盤でも瞬間30位以内ぐらいまでは上がることが出来た。しかし、やはり僕はエルフーンのような火力も耐久もないポケモンは使いこなすことが出来ず、勝率は安定せず最終日前に順位を大きく落としてしまった。エルフーンを使うコツってあるんですかね。

 

 

サザンウォーグルビート(サザンドラビート ver.2)

使用期間:S9最終日(8/31)・第2回SPLオン(9/5)・ポ2ダブル杯(9/20)

実績:S9最終110位・SPLオン全勝優勝・ポ2ダブル杯準優勝

f:id:grand1023:20201229075612p:plain@命の珠 悪の波動/流星群/大地/ラスカ

f:id:grand1023:20200630230811p:plain@スカーフ ブレバ/ギガインパクト/インファ/追い風

f:id:grand1023:20201020050957p:plain@眼鏡 ワイフォ/マジフレ/ハイボ/この指

f:id:grand1023:20200413075847p:plain@鉢巻 岩雪崩/地震/岩石砲/炎のパンチ

f:id:grand1023:20201229075805p:plain@磁石 オーバードライブ/ヘド爆/バクア/守る

Pokémon-Icon 858.png@サイコシード ワイフォ/マジシャ/マジフレ/トリル

 

 僕が作ったサザンドラ軸では最高傑作となった構築。最終日直前にサザンテラキビートで順位を大きく落とし、最終日になっても試行錯誤とそれによる順位低下が続き、最終日の日付が変わり9/1になった時点で6500位程まで転落していた。来シーズンからはルールが上位制限ルールになるため、今期は諦めてその考察でも始めようかと思ってた矢先にスカーフ追い風ウォーグルを思いつき、慌てて育成し対戦を始めた。

 この構築の基本選出はウォーグルイエッサン+サザンドサイである。初手はスカーフ追い風+眼鏡ワイフォを叩き込む。この時主に起こる状況としては以下の2つになる。

 

1.ウォーグルが倒される

サザンドラダイマを切り追い風下でサザンイエッサンのダイアークビート

2.イエッサンが倒される

ウォーグルダイマを切ってウォーグルドサイのダイジェットビート

 

 このように強力かつ場が整っているビート展開を2種類相手の行動によって使い分けて展開出来るようになっている。ダイマエースであるサザンウォーグルどちらも浮いていてドサイの地震を受けない点、イエッサン♀がサポート型としか考えられないため想定外の火力を飛ばせる(ポリ2や無振りダイマドラパを確2に押し込むほどの強さ)点など4匹のかみ合いが素晴らしかった。基本選出がスカーフ眼鏡鉢巻珠持ちという火力特化すぎる並びとなったが、それだけに破壊力は凄まじく2、3ターンで降参をもらうことばかりであった。

 最終日の日付が変わった後に構築が完成し、結局ランクバトルでのこの構築の使用時間が8時間だけという自分でもよく分からない状況になってしまったが、7000位近くだった順位が連勝に次ぐ連勝で2桁に入るほどまで上がった。もちろんここまで尖った構築では全く対応できない構築も存在するため無理な試合もいくつかあったものの、再三述べているようにパワーの低いポケモンの非採用という僕の好みの要素が詰まっていて使っていてとても楽しかった。

 シーズンが変わりルールが変更された後でもこのシリーズ5ルールでのオンライン大会や仲間大会が数多く開かれていたので参加していたが、上記の2大会で上位に入り、その他仲間大会も3つほど3位以内に入るなどこの構築のBo1性能の高さ(初見殺し要素の強さ)が際立っているという証明が出来た。Bo3でも実はそこそこは勝てるから初見殺しは許してほしい。初見殺し楽しい。

 

 

9. S10∼11(9・10月)

アローミトムビート

使用期間:S10(9月)

Pokémon-Icon 663.png@鋭い嘴 暴風/熱風/追い風/挑発

f:id:grand1023:20201229073957p:plain@ゴーグル ドロポン/エレキネット/シャドボ/悪巧み

Pokémon-Icon 660.png@襷 ギガインパクト/地震/炎のパンチ/守る

Pokémon-Icon 892.png@命の珠 暗黒強打/インファ/燕返し/見切り

f:id:grand1023:20201229072934p:plain@食べ残し ハイボ/瞑想/身代わり/欠伸

f:id:grand1023:20201229075507p:plain@メンハ エナボ/胞子/怒りの粉/守る

 

 リンダマンさん(@lindaman_poke)と構築を考えて出来たもの。ファイアローがかなり数を増やしたこのシーズンで、ファイアローに強いファイアロー入りの構築が完成すれば一番強いのではないかという考えが一致しこの形になった。アローの追い風に対しダイジェット+S操作技(エレキネット)をすれば必ず次ターン上を取れること、ゴーグル持ちの水・電気タイプがモロバレルの妨害を受けずに隣を殴れて強いこと、ダイジェットウーラオスが予想より強いことを考え構築が完成した。リンダマンさんとの考察かなり深い話が出来て楽しいんでまたやりたいですね。また通話誘ってください。

 結論としては、正直そこまで強くなかった。というよりも僕が使えない並びだった。やはり際立ったのがファイアローの火力・耐久のなさで、こういったポケモンを使うのが苦手な僕はどうしても使ってて馴染まなかった。途中こご風ゲンガーを使ってみたりもしたが、そもそも僕が耐久ペラペラのビート構築を使うのがかなりしんどかった。

 

 

ポリZシュバルゴスイッチ

使用期間:S10∼11(9・10月)

Pokémon-Icon 474.png@シルクのスカーフ トラアタ/悪の波動/トリル/守る

f:id:grand1023:20201229080353p:plain@スカーフ 水流連打/インファ/蜻蛉返り/岩雪崩

f:id:grand1023:20201229072249p:plain@バンジ 熱風/バクア/神速/守る

f:id:grand1023:20201229075507p:plain@襷 エナボ/胞子/怒りの粉/守る

f:id:grand1023:20201229072535p:plain@輝石 ナイヘ/トリル/手助け/痛み分け

Pokémon-Icon 589.png@命の珠 アイヘ/メガホ/シェルブレ/インファ

 

 僕が好きなポケモンの1匹にシュバルゴがいる。このポケモンは僕はほとんどのシーズンで使おうとするぐらいには強いと思っている。タイプ優秀で種族値が美しすぎるし5世代ダブルをやっていた時はサザンクレセグロス使いの僕にとって化け物だと思っていた。

 コータスがいなくなったこのルールではトリルエース最強は間違いなくこいつだろうと構築を組んだ。この時優秀なこの指持ちであるキッスとイエッサンがいなくなり、トリル対策として挑発持ちが大量発生していた。そのためトリルを警戒されずに張るために、ダイマエースとして環境で暴れていたポリZを使ったトリル構築を考え、この並びにした。

 この構築を作った時完全に自作した構築としては相当完成度高いと思っていたが、なんとこの構築を作った翌日、ポケモンワールドカップでSNOWさんがたまたま全く同じ並びを使っていて声が出るほどびっくりした。後日SNOWさんはそのまま瞬間1位を獲得していたので、自分の考えがまたしても正しい方向だったのだと感じて嬉しくなった。まあ僕は下手なんで1桁にも行けなかったんですけど。誰か僕にポケモン教えて下さい。師匠と呼ばせて頂きます。

 

 

サザントドンスイッチ

使用期間:S10∼11(9・10月)

f:id:grand1023:20201229075612p:plain@命の珠 悪の波動/流星群/大地/放射

f:id:grand1023:20201229075443p:plain@ラム アイヘ/ブレバ/追い風/挑発

Pokémon-Icon 637.png@バコウ 熱風/虫の抵抗/怒りの粉/守る

f:id:grand1023:20201229075555p:plain@オボン 濁流/大地/自己再生/守る

f:id:grand1023:20201229080020p:plain@襷 マジシャ/サイキネ/トリル/守る

Pokémon-Icon 526.png@チョッキ 岩雪崩/地震/ヘビボン/馬鹿力

 

 挑発持ちとバレルが多すぎるこの環境でトリパを作ろうとしてこんな形になった。結局サザンとアーマーガアが強くてスイッチ寄りになってしまった。この環境なら襷守るブリムオンがトリルを最も安全に張れるだろうと考えて採用。対リザ最終兵器としてチョッキギガイアスという1点メタポケモンを採用したが、サザンドラ+αでリザには勝てると分かりあまり活躍しなかった。

 この構築自体は全く強くなかったが、これをボウズさんに持っていって色々話しているうちにコントロール系の強い構築に大改造されていた。原型は少ししか残ってなかったから最早改造ですらないかもしれない。そこそこ勝てていたようなので僕も考察しようと思ったが、その時には既にバトルレジェンドと次シーズンのことで頭がいっぱいで全くモチベーションがなかった。

 

 

10. バトルレジェンド(10/16∼10/18)

日向雨ソルガレオ

実績:バトルレジェンド最高1779

f:id:grand1023:20201020011927p:plain@弱保 メテオドライブ/サイコファング/地震/ワイボ

f:id:grand1023:20201020035640p:plain@ボタン 影打ち/鬼火/先送り/雨乞い

f:id:grand1023:20201020033547p:plain@スカーフ 熱風/暴風/ソラビ/地均し

f:id:grand1023:20201020071841p:plain@木炭 噴火/放射/ボディプレス/守る

f:id:grand1023:20201229080353p:plain@襷 水流連打/インファ/アクジェ/雷パンチ

f:id:grand1023:20200630220846p:plain@チョッキ フレドラ/DDラリアット/インファ/猫騙

 

 完成度も高く、また自慢のギミックまで仕込んでいるお気に入りの構築。下の記事から細かい内容や構築経緯が読める。驚異の14000字

grand1023.hatenablog.com

 単体性能最強と信じて疑わない弱保ソルガレオを150%の力で暴れさせようと考えて組んだ構築。この構築に関して話したいことは全部そのまま記事に垂れ流したが、やはり強調しておきたいのが雨乞い入り晴れパであることとワイボソルガレオヤミラミの組合せ。構築が完成したときは自慢の構築すぎて笑いが止まらなかった。

 大会が始まると怒涛の連勝を重ね26戦終了して23勝3敗レート1779となり、上位入りはもちろんマッチング次第では1位まで狙えると思っていた(実際は1位の戦績が29-4だったので近くまでは行けそうだったのかな)。しかし、ここから悪夢の7連敗。その後も勝ちが続かずそのままレートは溶けていった。本当にメンタルが弱すぎる。自分にはポケモンは向いてないのではないかと考えたぐらいで、これがINCだったらほぼ間違いなくswitchを捨てていた。それぐらい落ち込んだ。

 

 

<おまけ>S12(VGC2021) 

路傍の石スタン

使用期間:S12(11月)

実績:S12最終22位レート2013

f:id:grand1023:20201230085809p:plain@命の珠 燃え上がる怒り/暴風/悪巧み/守る

f:id:grand1023:20201230085830p:plain@磁石 10万/エレキネット/リフレクター/嫌な音

f:id:grand1023:20201230085855p:plain@チョッキ 地震/空を飛ぶ/岩雪崩/馬鹿力

f:id:grand1023:20201230085916p:plain@襷 リフブレ/スマホ/聖剣/見切り

f:id:grand1023:20201230085941p:plain@シュカ 聖炎/神速/バクア/地均し

f:id:grand1023:20201230085954p:plain@弱保 岩雪崩/地震/ドレパン/守る

f:id:grand1023:20201231141951j:image

  

 (ツイートではビート系と書いてあるけどスタン寄りの構築だと思う)

 冠の雪原が解禁されて最初のシーズンで結果を残せた構築。剣盾初のレート2000超え、リバティノート圏内入り。構築記事は投稿しないけど。

 現ルールであるこのルールのダイマックスは火力補助のある霊獣ランドロスと壁、特にリフレクターを張った状態のガラルファイヤーが強いと考えていて、それらを同時にサポートできるポケモンとしてリフレクター嫌な音レジエレキを採用した。この3匹がいればトリルブリザポス以外のほぼ全てのダイマアタッカーに殴り勝てると思い、ブリザポスとファイヤーミラー対策としてレジロックを採用した。

 この思惑は結果的にかなり当たっていてどのポケモンも素晴らしい活躍を見せてくれたが、特に活躍したのがシュカエンテイだった。確実に行動したい相手がグロス・ブリザポス・バナだったのでシュカがよく発動し、火力耐久共にそこそこあり終盤の詰めに使え、また特殊アタッカーにはバクア、物理には聖炎で牽制し、襷等の狩り残しを神速で倒し、さらに地均しが襷潰し兼S操作として予想以上に役立つといったように痒いところに手が届く便利屋ポケモンとして大活躍してくれた。

 実はこのシーズン、僕はポケモン以外のこととの両立が上手くいかずあまり対戦が出来ていなかった。そのため練習不足を危惧した僕はシーズン最後の3日間で300戦すると決意し、サークルのDiscordサーバーにて全試合配信した。しかし初めの2日間は全く勝てず、構築も迷走し勝率は5割程度、順位も4~5桁を彷徨う散々な状態だった。その後最終日になり構築を組みなおそうと考えた結果この形に落ち着き、6000位程だった順位は1日にして2桁前半にまで上昇した。2000達成はめっちゃ嬉しくて深夜のDiscordで大騒ぎしてた。300戦もやって精神が壊れていたからかもしれない。続けて300戦やろうとすると人間らしい生活は全く送れなくなるのでやめた方が良いです。僕はまたやるけどね。この前150戦配信はやった。

 最終日まではドラパが強いと信じてずっと使ってきたが、急激に数を増やしたポリ2がきつすぎてやめたのが正解だったようだ。でも多分ドラパは強いからまた考えたい。

 ちなみに、この構築はまだ未完成だと僕は思っている。欠陥が残っているものの上手く組んでやれば対処できると思っているからである。自分の中で納得が出来ていないためリバティノートには構築記事は投稿しない。嬉しいし折角なら載せたいけどね。でも結果は残せても自分が納得できない構築の記事は書けません。逆なら全然書きます。てか今まで書いた記事の構築自分で1つも結果残せてない。ポケモン記事ライターの方が向いてるかもしれない。

 さらに余談だが、S12の上位構築を眺めるとエンテイカミツルギは僕より上位では使われていなかったらしい。環境的に向かい風なツルギはともかく、エンテイは強いのでもっと採用数が増えても良いと思っている。ツルギとエンテイはどちらも好きなポケモンなのでこの結果は嬉しかった。エンテイ全一の男と呼んでくれ。

 

 

 

あとがき

  本記事は15000字を超える大作となりました。ただの自分の振り返りをここまで読んでくださり本当にありがとうございます。

 自分用の備忘録として昨年の僕の主なポケモン活動をほとんど全て書き記したので、これを読めば僕がいつもどんなことを考えているかが分かってしまうかもしれません。上手い人なら「こんなことしてるからこいつは弱いんだよ」と思われるかもしれませんね。

 ポケモンに限らず、どんな分野でも先駆者や強者の方々が口を揃えて言うのが「練習量がほとんどそのまま実力に反映される」です。僕程度の練習量ではまだまだ上位の方々の足元にも及ばないと思っているので、これからも精進したいと思います。その際に忘れないよう僕は記録を常に取っているので、またいずれこのような形で残すようにしようと思います。

 ちなみに、僕は人と会話しながら対戦するのが好きなのでよくサークルのDiscordサーバーで配信をしていますが、YouTubeツイキャス等では配信していません。配信環境自体はあるのでいつでも出来るのですが、コメントを拾いながら話すのと実際に会話するのとでは全然違ってやりにくいのではないかと思っているからです。自分の雑なプレイングを不特定多数の方に見せるのが申し訳ないという気持ちもあります。ただ、キャスやYouTubeで配信してほしいといった要望をいくつか頂くので、もう少し要望が来たら考えようと思います。期待はしないでください。

 

 繰り返しになりますが、とても長い記事であるこの記事を読んでくださってありがとうございました。

 記事内容についての質問は僕(@take_grand)のDMで聞いていただければいつでもお答えします。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。

日向雨ソルガレオ

どうも、grandです。

今回はバトルレジェンドで使用した構築についてその経緯とともに紹介したいと思います。

優れた成績を残したわけではありませんが、そこそこ面白い構築が出来たと感じているので最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

 

f:id:grand1023:20201020100953p:plain

 

戦績

メイン 最高1779 最終1692  44戦30勝14敗

〇〇〇〇✕〇〇〇〇〇〇〇✕〇〇〇〇✕〇〇〇〇〇〇〇〇✕✕✕✕✕✕✕〇〇✕〇〇〇✕〇〇✕✕

サブ 6戦6勝0敗

トータル 50戦36勝14敗 勝率72%

序盤こそマッチング運も相まってかなり調子よく勝ち進めたものの、最終日にまとめて対戦しようとしたせいなのか終盤集中を大きく欠いて連敗続きになってしまいました。構築はかなり強いと感じていたので自分の心の弱さと対戦における心構えの不足を痛感する結果となりました。

 8連勝からの7連敗は情緒不安定すぎる

 

構築経緯

(1)伝説枠:ソルガレオf:id:grand1023:20201020011927p:plainの採用

  バトルレジェンドが発表されてすぐに考察を始めたのはザシアンf:id:grand1023:20201020141253p:plainでした。非伝説ポケモンのほぼ全てを殲滅することが出来、さらにダイマックスエースを他に立てることが出来るので強いことは明白でした。しかし、ザシアンを採用するとザシアンミラーがとてもきつく、構築相性がそのまま勝敗に直結してしまうと考えました。特に本番前の仲間大会で大流行した晴れザシアン構築はとても強力な一方ミラーがとても不毛で、立ち回りで勝つかミラー用の秘密兵器を仕込むかになってしまい勝率が安定しないと感じました。ミラーに対する強力な回答を用意出来たザシアン構築が上位に来ると予想はした(実際優勝構築や上位構築には晴れザシアン構築に滅法強いものが多かった)ものの、僕はそのような構築作りも安定した立ち回りも出来ないと思っていました。伝説ポケモンの入手難易度から考えても本番はザシアンやザマゼンタ、ムゲンダイナの採用が増えると思い、ミラーの多発が予想できたのでザシアンの使用を早々に止めました。

 次に考え始めたのは環境に多いであろうザシアン(ザマゼンタ・ムゲンダイナ)に強い伝説ポケモンです。すぐにソルガレオf:id:grand1023:20201020011927p:plainを考え始めました。Aが高くタイプも優秀でSもそこそこあり威嚇に強いアタッカーという無二の性質を持つこのポケモンが弱いわけないと思いました。特にこのポケモンの強さはその耐久力にあります。ダイマックスアタッカーとしてザシアン等非ダイマ伝説+ダイマックスアタッカーを相手するためには一定以上の耐久力が必須と考えていましたが、このポケモンダイマックスすればあらゆる攻撃を耐えることができます。具体的には無振ダイマソルガレオに対し、

・A172ドラパルトの+1ダイホロウ…70.5%~83.2%

・A168エースバーンの珠キョダイカキュウ…73.5%~87.0%

・C202レシラムの珠ダイバーン(130)…83.4%~99.2%

このように一度ダイマックスしてしまえば無類の耐久力を誇り、さらにダイスチル・ダイアースで耐久力を上げることで要塞化することができます。特性のおかげで能力低下も受けないためダイマックスエースとして申し分ない性能を持っていたので、このポケモンを採用することにしました。

 

(2)スカーフ地均し+弱点保険

 ソルガレオを使うにあたって最も強いと考えたのはスカーフ地均し+弱点保険ギミックでした。ソルガレオのSが下がらない性質上このギミックがあればザシアンやエースバーン、マーシャドーソルガレオより速いポケモン達を一方的に倒すことが出来、ルナアーラやウーラオスとの同速勝負を回避しつつファントムガード・襷もケアできます。この分かりやすく強いギミックを使おうと、地均しが出来るポケモンを探し始めました。考察したポケモンは以下の通りです。

ドリュウズf:id:grand1023:20201020032402p:plain

<利点>

・型破りでドラパルトにも強い
・ザシアン・ソルガレオへの打点(地面技の通りがとても良い)

・岩技(特に岩石封じ)でリザにも戦える

<欠点>

・火力不足(陽気だと10万馬力でザシアンを倒せない)

・襷じゃないと単体性能が低い

・スカーフ陽気ウーラオスを抜けない(詳しくは後述)

ソルガレオ地震を受けて死んでしまう(詳しくは後述)

リザードンf:id:grand1023:20201020033547p:plain

<利点>

・ザシアン・ソルガレオへの打点

・晴れ下なら強力な削り要因になる(ダイマックスしても超火力)

ソルガレオ地震を受けない

・スカーフウーラオスを上から倒せる

・素でソルガレオを抜いている(最悪スカーフじゃなくても良い)

<欠点>

ソルガレオ+晴れの組み合わせが悪い(晴れミラーどうするんや)

・晴れパでない非ダイマリザは単体性能が不安

サザンドラf:id:grand1023:20201020034505p:plain

<利点>

ルナアーラネクロズマに強い

ソルガレオ地震を受けない

・スカーフウーラオスを上から倒せる

・素でソルガレオを抜いている

・サポート性能も高い

<欠点>

・ザシアンに弱い

・火力不足

・まともな全体技がない

ミロカロスf:id:grand1023:20201020034444p:plain

<利点>

ガオガエン・地面タイプに強い

・スカーフ地均しを読まれにくい

・耐久が高く突破されにくい(水タイプが強い環境)

<欠点>

・そもそもザシアンを抜けない(笑撃の事実)

・明確に仕事をする場面がない

 (ガエンには警戒され地面タイプに殴り勝てるわけでもない)

 

僕が考えたのはこれらのポケモン達です。どれも試しに使ってはみたもののそれぞれの弱い点が浮き彫りになり、しっくりきませんでした。しかしスカーフ地均しギミック自体はとても強力だと分かったので、これ自体は採用を決めポケモンの決定は保留にしました。

 

(3)ヤミラミf:id:grand1023:20201020035640p:plainとの出会い

 弱点保険起動の相方を探していると浮き彫りになったのが「リザードンf:id:grand1023:20201020033547p:plainがとてもきつい」ことでした。特に晴れザシアン構築に対してはリザードンの処理とザシアンの処理を両立するのがとても難しく、単純な砂パ(バンドリ等)ではザシアンの餌にされてしまいます。また雨パ(ニョロトノペリッパー始動)は一見晴れパに有利なもののサマヨールコータスを組み合わせられると天候を取られてしまい、こちらはソルガレオダイマックス出来ないと構築パワーで大きく劣るためあまり強いとは言えないと感じていました。

 リザードンに勝てないとお話にならないことから対晴れパを考え、ヤミラミf:id:grand1023:20201020035640p:plainに辿り着きました。今までこのポケモンを使ったことがなく初めは適当な思い付きでしかありませんでしたが、使ってみるとこのポケモンソルガレオのサポートとしてとても仕事が出来ることが分かりました。このポケモンの利点と欠点は以下の通りです。

<利点>

・雨乞いでソルガレオの弱点を消せる

・先制雨乞いがキュウコンコータス始動晴れに対して圧倒的に強い

・日本晴れエルフーンより後に雨乞いが打て、追い風に対しても先送りが強い

猫騙しや悪戯心挑発が無効

・鬼火がザシアンやソルガレオ、ドラパルト、地面ポケモン等に刺さる

・影打ちで上から弱点保険を起動できる

猫騙しやサイドチェンジ、トリック等で相手の行動を制限できる

<欠点>

・火力が皆無

・悪タイプに弱い

・サイコフィールド下で仕事があまり出来ない

このように出来ることがとても多く、場面によって使い分けられるのでかなり強力です。特に晴れザシアン構築に対して、雨乞いでリザードンを、鬼火でザシアンを簡単に止められるため相当強いメタになると考えました。これはソルガレオに一般的に強いとされるレシラムf:id:grand1023:20201020052042p:plainに対しても有効に働きます。

 欠点の1つ目である火力は、今回のような伝説戦ではあまり気になりませんでした。そもそもこの構築はソルガレオダイマックスをして2.5~4体倒していくプランで戦います。そのため構築全体のパワーはほとんど全てソルガレオが握っていると言っても過言ではありませんし、受けられるポケモンがほぼ存在しない以上この戦い方が成立します(これは他のダイマ伝説ポケモン全てに当てはまると思います)。そのため基本選出の1匹の火力が皆無でも全く問題にならず、むしろエースであるソルガレオの突破力・安定性が格段に上がるためとても強かったです。欠点の2,3つめに関しての対策は後述しますが、いずれにせよこのポケモンソルガレオの相棒としてとても優秀であると分かり、基本選出として採用することにしました。

構築:f:id:grand1023:20201020011927p:plainf:id:grand1023:20201020035640p:plain+スカーフ地均しポケモン

 

(4)水ウーラオスf:id:grand1023:20201020045429p:plain雨構築

 雨ソルガレオに対して強い打点を持つのは以下のポケモンです。

・ゴースト伝説f:id:grand1023:20201020051649p:plainf:id:grand1023:20201020051043p:plain(+f:id:grand1023:20201020050957p:plain)f:id:grand1023:20201020133804p:plain

ダイマックスゴースト・悪・地面ポケモンf:id:grand1023:20200413080421p:plainf:id:grand1023:20201020071657p:plainf:id:grand1023:20201020045429p:plainf:id:grand1023:20201020032402p:plainf:id:grand1023:20201020070914p:plain 

これらのポケモンに対して取り巻きまで考えるとソルガレオだけでは処理が難しく、他にどうしても打点が欲しくなりました。雨乞いとのシナジーも欲しかったので初めはすいすいアタッカー達(キングドラ・ルンパッパ・ガマゲロゲ等)を考えましたが、これらのポケモンダイマックスしにくい点(ソルガレオが非ダイマで強くない)やヤミラミの雨乞いが分かりやすくなる点を考え止めました。

 そんな時構築相談をしたリンダマンさん(@lindaman_poke)にアドバイスされ採用したのが水ウーラオスf:id:grand1023:20201020045429p:plainガオガエンf:id:grand1023:20200630220846p:plainです。水ウーラオスはこの環境では採用率が高くなくあまり警戒されませんでしたが、雨下の水流連打が終盤のスイーパーとしては破格の性能でした。ソルガレオが残しやすいガオガエンを安定して倒すことが出来るのも優秀であり、また悪・地面ポケモンを楽に対処することが出来るようになります。雨エースを名乗っても文句ないほどの活躍でした。

 ガオガエンヤミラミの鬼火が入らない悪タイプやサイコフィールド下で威嚇を撒くことが出来、さらにエスパー・ゴースト系に滅法強いため非常に優秀でした。最メジャーポケモンのため対策はされていますが、それでも耐性・耐久が優秀なため十分に活躍してくれました。同様の役割を持てるポケモンズルズキンf:id:grand1023:20201020054928p:plainもいますが、ウーラオスが水だとばれてしまう点や威嚇を入れたザシアンに1発で倒されてしまう点が気になり採用を見送りました。

 この2枠はあまり深い考察なく採用しましたが、使ってみると対戦中必要だと感じた点ほぼ全てこの2匹で解決してくれたので、間違った選択ではなかったように思います。アドバイスをくれたリンダマンさんにこの場を借りてお礼申し上げます。

構築:f:id:grand1023:20201020011927p:plainf:id:grand1023:20201020035640p:plainf:id:grand1023:20201020045429p:plainf:id:grand1023:20200630220846p:plain+スカーフ地均しポケモン

 

(5)雨時々晴れ

 ここまで採用したポケモン達ではどうしても勝てなかったのがトリックルーム系統です。トリル構築はトリルを伝説ポケモン(f:id:grand1023:20201020011927p:plainf:id:grand1023:20201020051649p:plainf:id:grand1023:20201020051034p:plainf:id:grand1023:20201020051043p:plainf:id:grand1023:20201020063328p:plain)で張ったりサマヨールポリゴン2で張ったりと多様なうえ、サポートポケモンとしてヤミラミの天敵イエッサン♀f:id:grand1023:20201020050957p:plainもいることが多いためトリルを防ぐことは困難でした。ガオガエンが多少これらのポケモンに強かったり、ヤミラミの鬼火や先送りである程度カバーは出来るものの全く安定しませんでした。ただしトリルアタッカー自体は非トリル下であればソルガレオ+αで十分戦えるので、相手のトリルを抑制できるようなトリル下で強いアタッカーが必須だと考えました。考察したトリルアタッカーは以下の通りです。

トリトドンf:id:grand1023:20201020070044p:plain

<利点>

・水・地面がともに環境に刺さる

ダイマックスするとザシアンに倒されにくい

・雨乞いとのシナジーあり

・対雨パに強い

<欠点>

・水ウーラオスの機能が停止する

リザードンコータス、レシラム等の草技に破壊される

ダイマックスしないと火力不足

コータスの欠伸がきつい(この構築はサイクル出来ない)

サマヨールを突破できない

ミロカロスf:id:grand1023:20201020034444p:plain

<利点>

ガオガエンに圧倒的に強い

・環境に刺さる地面ポケモンに対し強く出られる

ダイマックスするとザシアンに倒されにくい

・雨乞いとのシナジーあり

・(一応ダイフェアリーで欠伸対策が出来る)

<欠点>

・トリルキラーとしてはSが少し高く抑止力になりにくい

・サイコフィールド下ではネクロズマに突破される

サマヨールを突破できない(ダイマしてようやく大きく削れる程度)

ドサイドンf:id:grand1023:20201020070914p:plain

<利点>

ダイマックス時の火力・耐久がとても高い

・地面タイプが環境に刺さる

・晴れ構築(リザ系統)に強い

・ダイサンダーで欠伸対策が出来る

<欠点>

・非ダイマ時全く強くない

・トリル下でないとザシアンに勝てない

・威嚇がきつい

・不意の草技がきつい

コータスf:id:grand1023:20201020071841p:plain

<利点>

ダイマックスせずとも高火力

・ボディプレスでガオガエンバンギラス等に打点あり

・伝説トリルエースポケモン全般に強い

・対雨パへの天候切り返しになる

・欠伸でトリル下での攻めを遅らせられる

・耐久が高く非トリルでも仕事が出来る

<欠点>

・雨ソルガレオとのシナジー

 トリル対策としてはトリル系統(トリル+サポート選出)にもスイッチ系統(ザシアン等アタッカー+トリル要員)にも全て選出出来るようにしておきたいという僕の我儘を叶えるため探し続けた結果、現状の構築とは全く噛み合わなさそうなコータスf:id:grand1023:20201020071841p:plainしか該当しませんでした。もちろん現状の構築との相性は最悪で、採用するかとても悩みました。

 しかしここで想定していなかったシナジーに気が付きました。それはここまで保留にしていたスカーフ地均し役のリザードンf:id:grand1023:20201020033547p:plainです。スカーフリザードンの欠点は晴れが搭載された構築ではほとんどなく、かなりの活躍が期待できます。リザコータスと雨乞いが両立していることには違和感しかありませんでしたが、他のトリル対策が思いつかなかったのとリザードンの晴れ下でのスペックの高さから試してみることにしました。使ってみると、以下のようなことに気が付きました。

コータスはトリル対策の決定版

リザードンの晴れ熱風1発であらゆるポケモンソルガレオの射程圏内に入る

・晴れソルガレオはミラーやザシアン、日食ネクロズマに強い

・雨下でも暴風を連打できるリザードンは強い

リザコータスに入るヤミラミの雨乞いは100%読まれない

・リザコータスに入るヤミラミは日本晴れを誤認させる

・晴れミラーに対し一方的に優位を取れ、かつそれを想定されない

 

・キョダイリザードンへの警戒を常に相手に強要できる

コータスヤミラミ(雨乞い)の両立はそれほど難しくない(両選出がそもそも少ない)

このように予想以上に雨ソルガレオとリザコータスが噛み合うことが分かり、また相手によって戦い方を天候と共に変えられることに他の構築にない強さを感じたので採用することに決めました。

 

以上で構築の6匹が決まりました。

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日照り中に雨を降らす事が多い構築なので日向雨ソルガレオと名付けました。

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個別解説

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ソルガレオ メタルプロテクト

持ち物 じゃくてんほけん

陽気 212-189(252)-127-×-110(4)-163(252)

メテオドライブ じしん ワイルドボルト サイコファング

A:耐久力は元々十分にあるため火力全振り

S:最悪ミラーやウーラオスルナアーラと同速勝負出来るよう最速

 S-1スカーフウーラオスは最速なら抜ける

 

この構築の絶対的エース。選出率100%・ダイマックス率99%でほぼ全試合の勝敗をこのポケモンに委ねた。前述の通り耐久力はダイマックス技と合わせれば凄まじく、ダイマックスが切れた後相手の一致弱点ダイマックス技を耐えきることもしばしば起こる。ちなみに本大会では50戦全てでダイマックスを切ったがダイマックス中に倒された事は一度もなかった(リザードン以外にダイマ中狙われるポケモンではないので当然かもしれないが)。ダイマックス中に基本的にこのポケモンダイマックス中2~3匹、ダイマックスが切れてから1~2匹倒してゲームエンドにすることを目標に動きます。実際そんな化け物じみたことをやってみせるのがこのポケモンの恐ろしいところ。ただし弱点保険を起動できても他の伝説ポケモンと違い極端に攻撃力が高いわけではないので、確実に弱点を突いて1匹ずつ倒すことが大切です。

メテオドライブ

メインウェポンにしてダイスチル媒体となる必須技。地震でのダイアースと合わせて相手を倒しつつ要塞化しましょう。

じしん

ダイアース媒体となる必須技。環境的に地面技の通りが良いのでかなり打つ機会はあった。元技の地震も貴重な全体技として多用しました。特に弱点保険起動→地震の動きは対トリルや後発で出したときに行うため、地均し要員は浮いているポケモン(リザードン)を採用しました。ちなみにヤミラミは弱点保険地震をしっかり耐えるので影打ち+地震も場合によっては打ちます。

ワイルドボルト

ソルガレオ影のメインウェポン。環境的に電気タイプの通りが良くなりやすく、また呼ぶリザードンや処理しにくい水タイプを処理できるほか欠伸等の催眠耐性としてとても優秀なため、今大会の上位構築でも採用されているものが散見されました。しかしこの構築ではさらにシナジーがあります。それはサイコフィールドを書き換えることでヤミラミの行動が通りやすくなることです。イエッサン♀をこれで倒しつつフィールドを変えることでヤミラミが自由になり、結果的にソルガレオが止まらなくなる試合がとても多かったです。ヤミラミの行動回数がそのままこのポケモンの破壊力に直結するため、とても強力でした。

サイコファング

タイプ一致ではあるものの採用を悩んだ技。鋼技と合わせた範囲は広く、またサイコフィールド下でのダイサイコはとても強力ですが、ヤミラミとの相性の悪さが気になりました。しかし他に採用したい技がなかったのと、ヤミラミでなくリザードンと組ませることも多かったため結果的に採用しました。フシギバナマーシャドー、水ロトム等打つべき場面は多かったので悪くはなかったです。

その他の技候補

・まもる…ダイマックスポケモン御用達、ではあるもののこの構築のソルガレオダイマックス中に致命傷を負うことがほぼ皆無であり、またほぼ全ての試合で初手ダイマックスさせ殴り続けることを念頭に置いて戦ったので守るやダイウォールを使用したいと思う場面はなかったです。

トリックルーム…相手の追い風やトリルへの切り返しに使えるかとも考えました。しかし追い風にはヤミラミ、トリルにはコータスガオガエンが強く出られたため技範囲を切ってまで採用する気は起きませんでした。

 

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ヤミラミ いたずらごころ

持ち物 だっしゅつボタン

のんき 157()-80(個体値0)-132(196)-×-93(60)-49(個体値0)

かげうち あまごい おにび さきおくり

H:耐久力全振りのため

A:タイプ一致技による弱点保険起動のため一応個体値を下げた

B:11n 受ける技のほとんどが物理技のため多く割いた

D:残り

S:晴れ構築で日本晴れヤミラミと当たることを想定して最遅

 

特にソルガレオを自由に動かす潤滑剤。火力増強にS操作、耐久力の補助とソルガレオでの全抜きを完璧にサポートする。構築の並び上絶対に読まれない雨乞いにより数多の晴れリザードン、エースバーン、レシラム等がソルガレオの弱点保険起動の餌となりました。またサイドチェンジや猫騙し、日本晴れ、トリック、挑発等様々な技への警戒を強要するため相手の行動がぶれたり弱気な行動を取られることが多く、試合を有利に進めることが出来たと感じています。前述の通りサイコフィールド下では雨乞いと弱保起動しか行動できないため、ヤミラミが必要な場合は先にダイサンダーを打って場を作ってやりましょう。ヘイトを溜めやすいポケモンではあるものの、ソルガレオの隣でダイスチル・ダイアースを受けたり鬼火・雨乞いの影響でダイマックス技を平然と耐えることが多かったです。持ち物の脱出ボタンは攻めのテンポを切らさず裏のウーラオスリザードンに繋ぐために採用しました。また、ヤミラミ始動天候パの天敵であるスカーフ蜻蛉返り→天候要員の着地に対してもヤミラミが受けると相手を逃がさず雨乞い→ウーラオス着地とこちらの理想ムーブが決まります。相手に襷のケアとの択を強いることが出来るためこれ以外の持ち物は考えられないと思っています。

かげうち

ソルガレオの弱点保険起動用。他の技に意識が行くのか意外とケアされなかったのでほぼ毎回成功した。特に初手ザシアンとの対面では猫騙しor先送り+ダイアースで倒されることを嫌って全員守るから入るので、安全に弱保起動を決めることが出来る。

あまごい

採用理由。ソルガレオの弱点をなくし、ソルガレオを一撃で落とせる数少ないポケモンである晴れリザードンを返り討ちに出来る必殺技。裏の雨エースであるウーラオスの火力増強のため打てる場面は積極的に打ちましょう。構築に後から入ったリザコータスのお陰で最強技になってしまった。

おにび

ザシアン・ソルガレオ・日食ネクロズマ等物理伝説ポケモン全般やドラパルト・地面ダイマアタッカー(ドサイドン等)に刺さる。環境的に状態異常への耐性が薄いためこれを防ぐ方法がほぼ皆無であり、決まればソルガレオを倒されることがなくなるため一発で詰ませられます。

さきおきり

 ヤミラミの代名詞。対追い風構築や雨構築に対し活躍してくれました。元々はこれを採用せず、ギミック系を防いだり終盤の詰めに使える猫騙しを採用していました。しかし晴れ構築対策に雨構築が急増し、その対策として採用せざるを得なくなりました。弱保ソルガレオの天敵であるマーシャドーの対策としても必要不可欠なため、結局は採用するべきという判断をしました。

その他の技候補

猫騙し…前述の通り。使用場面は多かったものの優先順位的に外しました。

・トリック…脱出ボタンを渡すことで無警戒な初手ダイマを破壊できますが、サイコフィールドやこの指のようなサポートが隣にいることが多いため、僕のような無警戒な初手ダイマはしてこないだろうと判断し採用は止めました。

・手助け…腐ることがなくなるので伝説戦では特に強力な技。これも優先順位的に却下。

 

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ウーラオス(れんげきのかた) ふかしのこぶし

※通常ダイマックス個体

持ち物 きあいのタスキ

陽気 175-182(252)-120-×-81(4)-163(252)

すいりゅうれんだ インファイト アクアジェット かみなりパンチ

A:火力が欲しいので全振り

S:悪ウーラオスを殴れるよう最速

 

雨エース。雨パのエースがすいすいである必要は全くなく、むしろ非ダイマ前提なら最も安定して高火力を出せるアタッカーだと確信している。ソルガレオでは面倒なガオガエンや苦手な悪・地面タイプをまとめて粉砕する。文句なしに強い。

すいりゅうれんだ

メインウェポン。威嚇も壁も守るも貫通するのはずるい。

インファイト

メインウェポン。晴れ下ではこっちを連打しましょう。

アクアジェット

狩り残したポケモンを一掃できる。雨下だとこれも馬鹿にならない火力が出ます。特にセキタンザン相手に重宝します。

かみなりパンチ

水タイプ、特にアシレーヌギャラドスへの打点として採用。エレキフィールド下で登場することも多く良いダメージが出ました。

その他の技候補

・ちょうはつ… 元々簡易的なトリル対策兼ダイウォール用、と思って採用しましたが、もちろんダイマックスはしない上、元技としても全く使用しなかったので外しました。

 

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ガオガエン いかく

持ち物 とつげきチョッキ

勇敢 201(244)-152(28)-120(76)-×-130(156)-72(個体値V) 余り4

フレアドライブ DDラリアット インファイト ねこだまし

HB:ザシアンのA±0インファイト耐え

   バンギラスのA-1ダイロック耐え

HD:月食ネクロズマのC+1ダイアース最高乱数切り耐え

A:残り

S:最遅ネクロズマ-1

 

伝説ルール界の伝説ポケモン。ただこのルールでは受け回しが利かないため前作GSルールほどの制圧力はない気がしています。この構築では耐久力のあるアタッカーとして採用しました。そのため選出は威嚇の刺さりよりもアタッカーとしての刺さりを重視していました。特にソルガレオが苦手なルナアーラ月食ネクロズマの相手を引き受けます。一度月食ネクロズマの手助けダイアースを受けてチョッキ貫通で吹き飛び泡を吹いて倒れたのでDに厚めに振っていますが、珠持ちはちょっときついです。

フレアドライブ

メインウェポン。晴れフレドラが相当強い。

DDラリアット

採用理由となる悪技。鬱憤晴らしやかみ砕くと選択になりますが、ソルガレオや日食ネクロズマのダイスチルを考えてこれを採用しました。どれでも強いと思います。

インファイト

ガオガエンバンギラス・悪ウーラオス用。打つ機会は少なかったがどうしても必要な場面も多かったので採用して良かったです。

ねこだまし

このルールではダイマックスするアタッカーが分かりやすく、猫騙しの通りがとても良かったように思います。終盤の詰めやギミック系に刺さるため必須。

その他の技候補

・とんぼがえり…サイクルはしない。

・じだんだ…コータスへの打点。地面技の通りは良いのであると便利だが今回は見送り。

 

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リザードン サンパワー

※キョダイマックス個体

持ち物 こだわりスカーフ

臆病  153-80(個体値0)-99(4)-161(252)-105-167(252)

ねっぷう ぼうふう じならし ソーラービーム

A:ソルガレオの横で地均しを連打することがあるため最低値

C:火力が欲しいので全振り

S:ダイマックス時ウーラオスを抜くため最速

 

晴れエース。練習・本番含め唯一ソルガレオ以外でダイマックスを切ったアタッカー(1回)。晴れ下で上から打つ熱風の圧力は凄まじく、強力な削り・終盤の掃討要員になってくれました。雨下では必中暴風を振り回しそこそこの火力と強力な追加効果を上から押し付けます。もちろん地均し役としても優秀で、スカーフウーラオスの上から地均しを打つことで確実にソルガレオがウーラオスの上を取ることが出来ます地震が効かないため気兼ねなく連打することが出来、さらにソルガレオコータス引きから熱風連打orキョダイマックスと展開することも出来るため相手に多くの択を押し付けられます。後発のザシアンに対し上から攻撃できるのが優秀すぎる。

ねっぷう

晴れ展開でのメインウェポン。雑に打つだけで強い。この削りがソルガレオ全抜きルートの布石になります。

ぼうふう

雨展開でのメインウェポン。サンパワーは当然乗りませんが素の威力の高さから十分な火力が出ます。雨下必中と追加効果が偉い。ウーラオスを倒すため晴れ下で気合いの暴風選択を強いられる時があります。

じならし

採用理由技。弱保起動技としてだけでなく、単純に上からのS操作技としても優秀なため、弱保起動後に地均しを選択することもしばしばありました。襷やファントムガードを破壊できるのも素晴らしい。

ソーラービーム

水タイプへの打点として採用。これがないと晴れ下の水タイプに晴れ下暴風を打たなければならなくなる。また水地面ポケモンに対しての打点としても草技は採用したく、この技を選びました。

その他の技候補

・げんしのちから…リザードンミラーを意識して採用していましたが、何度も書いた通り対リザードンソルガレオで返り討ちに出来るためダイマックスすることはなく、巣の火力は低すぎて使用しないため外しました。

・オーバーヒート(ブラストバーン)…晴れ下単体最高火力技。あっても困らないがないと困るわけでもなかったので優先順位的に止めました。

・ウェザーボール…晴れ雨両用の便利技。スカーフとも相性が良いため採用を検討したが、雨下でリザードンが水技を打ちたい場面が思いつかなかったため却下。(でも面白いから本当は是非とも採用したい)

 

f:id:grand1023:20201020071841p:plain
コータス ひでり

持ち物 もくたん

冷静 175(236)-×-160-150(252)-93(20)-22(個体値0)

ふんか かえんほうしゃ ボディプレス まもる

H:16n-1

C:火力が欲しいので特化

D:残り

S:トリル意識で最遅

 

トリル対策兼晴れ始動役。基本的にトリルを使いそうな構築や雨構築にのみ選出します。トリル下最強を謳われる通り上から噴火でゴリゴリ削っていくことが出来る非ダイマトリルただ乗りエースの活躍を見せてくれた。このポケモンの交代をちらつかせるだけでトリルを躊躇わせることが出来るため、ソルガレオでの殲滅が非常に楽になりました。トリル下は削るだけでなくこのポケモンで4ターン凌ぐように立ち回れば後はリザードン+ソルガレオが何とかしてくれます。ヤミラミと同時選出することは多くないですが、まれに初手リザコータスの晴れ展開から後発ヤミラミソルガレオの雨展開へスイッチすることも。日照り状態から突然雨が降る様子はまさに日向雨。

ふんか

メインウェポン。これを一発打つだけでも仕事したと言えます。それぐらい強い。このルールだと殴りたい相手が多いため耐久振りよりも火力特化の方が強いと僕は思います。

かえんほうしゃ

HPが減った時のメインウェポン。熱風でないのは相手の弱保を起動したくない場面があると考えたからです。使ってみた感触としては好みの問題な気がしています。命中安定なのは偉い。一度だけ雨下で味方のソルガレオに打って弱保起動しました。

ボディプレス

トリル下で処理がより面倒になるガオガエンを殴れる貴重な打点。こちらのガオガエンのSが最遅でないので相手の最遅バンギラスをトリル下で上から殴れないため、これが唯一の有効打となることも。

まもる

この構築唯一の守る。トリルを凌ぐために必要不可欠。地震に巻き込まれないように出来るのも良い。

その他の技候補

・あくび…本来であればトリル下でこの技を連打してトリルを凌ぐつもりだったが、トリル下で殴りたい場面が多くどうしても上3つの技は切れなかったため泣く泣く不採用に。催眠耐性がほとんどない環境なので相当刺さるとは思っています。火力特化型であっても是非とも採用したい。

・ねっぷう…火炎放射と選択。

 

 f:id:grand1023:20201020011927p:plainf:id:grand1023:20201020035640p:plainf:id:grand1023:20201020045429p:plainf:id:grand1023:20200630220846p:plainf:id:grand1023:20201020033547p:plainf:id:grand1023:20201020071841p:plain

選出・立ち回り

・基本選出①

先発  f:id:grand1023:20201020011927p:plainf:id:grand1023:20201020035640p:plain

後発 f:id:grand1023:20201020045429p:plain,f:id:grand1023:20201020033547p:plainorf:id:grand1023:20200630220846p:plain

晴れリザードンや追い風構築、ドラパルト、ラプラス、セキタンザン等ほとんどの構築はこれで大丈夫です。裏にリザードンがいる時はヤミラミで慌てて弱保を起動しなくても良いので、余裕がある場面で決めましょう。炎技が必要な場合以外は雨乞い→水流連打+暴風に繋げば大丈夫です。

晴れリザードン…雨乞いでゴクエンを弱保の餌にしましょう。

ドラパルト…鬼火で弱保の餌にしましょう。

ポケモン…裏のポケモンでは処理が面倒なので優先して倒します。弱保ダイサンダーで倒しに行きましょう。H振りミロカロスアシレーヌダイマックスされても1発で倒すことが出来ます。キョダイラプラスは無振りだと乱数、少し耐久に振られると耐えられてしまいますが壁を張られる前に大ダメージを入れておくことが重要なので問題ありません。

セキタンザン…大前提として、ソルガレオのダイアースでは無振りキョダイセキタンザンを倒すことが出来ませんが、C最低のドラパルトの波乗り込みなら高乱数で倒すことが出来ます。そのため経験上基本的にドラパセキタンザン対面はサイドチェンジで先送りダイアースをかわしにきます。ただこちらは雨乞いを選択しておくことで安全にダイアースを打て、相手が弱保+蒸気機関を発動しているかどうかに関わらず有利に立ち回ることが可能です。セキタンザンを削り残した際はウーラオスアクアジェットで狩りましょう。ただし、ドラパルトが鬼火を所持している場合その後の展開で少し厳しい立ち回りを強いられてしまうため考慮はしておく必要があります。

 

・基本選出②

先発 f:id:grand1023:20201020011927p:plainf:id:grand1023:20201020033547p:plain

後発 f:id:grand1023:20201020045429p:plainorf:id:grand1023:20201020035640p:plainorf:id:grand1023:20200630220846p:plain(f:id:grand1023:20201020071841p:plain)

初手からスカーフ地均し+弱保起動を決めに行く形です。裏にヤミラミがいる場合は地均しをしてリザードンを切って構いません。これが決まる相手には弱保起動済みソルガレオヤミラミで十分4タテ出来ます。コータスはトリル展開がありそうな相手に選出します。その場合地均し弱保起動とコータス引き熱風(場合によってはリザードンダイマックス)を選択することになります。後者は初手からトリルを狙ってくる相手に対して行います。

初手トリル構築…晴れ熱風はほぼ確実に通ります。この時相手の行動パターンは2通りです。

①トリルを張る→コータスの噴火等で削りつつトリルを凌ぎましょう。トリル要員は優先的に倒しに行き、2回目を防ぎに行きます。トリルが切れた後ダイマソルガレオ+1がいれば基本的に間に合います。

コータス引き読みでトリルせず攻撃→コータスが倒された場合、リザの晴れ熱風2回+ソルガレオダイマックス技を耐えられるポケモンはほとんど存在しないのでトリルを防ぎに行けます。リザが倒された場合はコータスがいる限りトリルされることはないのでコータスを大事にしつつソルガレオで殴り合います。この場合ソルガレオのサポートがいないので致命傷を受けないよう注意する必要があります。

 

・対雨構築

先発 f:id:grand1023:20201020011927p:plainf:id:grand1023:20201020035640p:plain

後発 f:id:grand1023:20201020033547p:plainf:id:grand1023:20201020071841p:plain

不利な相手ですが、ヤミラミの先送りを使えばソルガレオ1匹でも十分に殴り勝てます。ただし、ヤミラミをすぐに処理されてしまうと簡単に負けてしまうので、コータスも駆使しつつ上手く立ち回る必要があります。場合によっては晴れリザードンダイマックスを切って戦う必要も出てきます。

 

 

あとがき

 本記事は14000字超の大作となりました。ここまで読んでくださりありがとうございます。

 準備期間は短かったものの、個人的には久々に分かりやすく強い構築を組めた気がします。ただそれだけに結果が伴わなかったのは本当に悔しいです。ボーダーをかけた一戦で負けてしまうのも、その後連敗をしてしまうのも自分の心の弱さが原因だと理解しています。来年のINCでは同じ轍を踏まないよう雪原環境からはもう一歩踏み込んで精進したいと思います。

 ちなみに、冠の雪原が発売される10月23日は僕の誕生日です。ゲーフリからは誕生日プレゼントの予告が来ていますが、みなさんからも祝っていただけると幸いです。雪原のせいでスルーされると相当落ち込みます(笑)

 

 繰り返しになりますが、とても長い記事であるこの記事を読んでくださってありがとうございました。

構築内容についての質問は僕(@take_grand)のDMで聞いていただければいつでもお答えします。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。

 

 

 

 

 

INC・ランクバトル・仲間大会でのじんかけマッチ  1勝7敗

[日本一決定戦予選 使用構築]カビゴリラガエンサイクル

どうも、grandです。

今回は日本一決定戦予選で使用した構築についてその経緯ともに紹介しようと思います。

今回も相当長い記事となったため読みにくい点もあると思いますが、かなり詳細に書いたので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

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戦績

今回の構築を使用した予選の戦績と、同じ構築を使用したボウズさん(@bouzu_0273)の戦績も載せておきます。

grand  最高1767

ボウズ  最高1784

ボーダーをかけた1戦で負けたのが悔やまれます。

 

構築経緯

(1)催眠構築の可能性

S7開始直後、夢御三家の解禁により環境は大きく変わってしまいました。その環境の変化についていくことが出来ず、しばらく構築作りが難航していました。

そんな中シーズン序盤に瞬間1位を獲得したツクぼうさん(@8boeyDKKy7cpSBC)が使用していたゴリライド426構築をいとう君(@Gardevoir_Dawn)が自身のYouTubeチャンネルでの放送

www.youtube.com

で使用しているのを見かけました。ランクバトルでも何度かこのレンタルチームと当たり苦戦を強いられていたため、プレイングの上手いプレイヤーがどのように使うのかとても参考になりました。

ゴリライド構築とは、ゴリランダーf:id:grand1023:20200630211123p:plainの特性:グラスメイカーによりグラスフィールドを張り、隣のフワライドf:id:grand1023:20200630211215p:plainの持ち物:グラスシードを即座に発動させ防御を1段階上昇させるとともに、特性:軽業を発動させ素早さも2倍にするというものです。

フワライドはHPの高さによる耐久力と軽業による素早さの上昇、そして追い風や力を吸い取る、鬼火など多彩な変化技を持つことから様々な仕事をすることが出来、相手の行動を大きく制限できます。

その中でも特に僕が注目したのが催眠術です。素催眠を打つことに抵抗がある人は多いと思います。僕も初めは同感でした。何故なら従来の催眠術は、60%の命中率と最速起きされた時のデメリットを考えると、どうしようもない場面を打開する最終手段として使うことはあっても構築の軸に据えたり基本選出の中に組み込むことはあまり良くないと考えていたからです。

しかし、ダイマックスの仕様上ダイマックスポケモンが1ターンでも動けないというのはそれだけで大きなアドバンテージを得ることが出来ます。このフワライドは高い素早さと耐久力によって相手の上から何度も催眠術を打つことが出来、結果的にアドバンテージを得る可能性がとても高くなっていました。これは今までの催眠系の技を使うポケモンとは一線を画しているように感じました。

僕はすぐにこの構築を使い、いとう君の立ち回りを参考に対戦を重ねました。この構築の強い部分と、これを使われた時の対策を学びたかったからです。使ってみて感じたことは以下の通りです。

・耐久力のあるポケモンの催眠技がとても強力

ゴリランダーf:id:grand1023:20200630211123p:plainガオガエン727のサイクルによる場作りが安定している

・特殊アタッカーに対して催眠術しかすることがなく、フワライドが攻撃されると耐えない

・ラムの実やダイサンダー・ダイフェアリー持ちに弱い

 ・フワライドが挑発されると完全に腐ってしまう(交代すると能力上昇が無くなり交代後も仕事がしにくい)

挑発で無力化された後フワライドが腐っていることが分かりやすく放置されてしまう

エースバーンの増加に伴いエルフーンも数を増やし、フワライドの上から挑発をされてしまって何も出来ないことが多かったです。しかしそれよりも問題なのが最後の点で、フワライドが相手にされない状態になるため実質3体で戦うことになってしまうことです。これではフワライドを採用する意味がなくなってしまうためこの構築の限界だと僕は感じてしまいました。

 

(2)フワライドの代役:欠伸カビゴン143

 フワライドの弱点を補いつつ同じようなコンセプトで動かせるようなポケモンを探していると、カビゴン143が該当しました。カビゴンは特殊耐久がとても高く、また上からの催眠はできないものの欠伸で確実に眠らせることが出来、さらに挑発で腐りにくいため代役としてはかなり優秀だと感じました。

カビゴンの欠点である防御面の脆さはグラスシードを持たせることにより解決し、むしろ物理方面の硬さが売りになれるほどの耐久力を得られるようになりました。優秀なタイプと熱い脂肪による耐性の高さ、そしてグラスフィールドの回復も相まって居座り性能は全ポケモンでも最高クラスだと感じています。

ただし、催眠術を使用していた時と異なるのは、欠伸には1ターン猶予があるということです。欠伸を当てることで非ダイマックスポケモンは流すことが出来自分に有利な対面を作ることが出来ます。しかしダイマックスポケモンには欠伸を対策する技、ダイサンダーやダイフェアリーを持っていることが多々あり上手く決まらないときがあるというのがネックでした。

しかしDLCが公開され、教え技として多数の新技が追加された中に「アイアンローラー」という技があり、すぐに注目しました。この技は攻撃後フィールドを消し去るという効果があり、相手のダイサンダーやダイフェアリーを読んでこの技を打てば相手の意表を突いて眠らせることが出来ます。この技の仕様上相手のダイマックス技より後に打つ必要があるため、まさに遅い欠伸使いであるカビゴンのためにあるような技だと感じました。

欠伸を防ぎに来る挑発対策としてカビゴンは強力な攻撃技を打つことも出来ます。しかし、カビゴンは役割上簡単に倒れてほしくないため耐久に多く努力値を割きたいと思っていました。また、エースバーンの対策として鬼火や威嚇を持つポケモンの採用率が上昇し、試合中居座り続けるカビゴンはこの影響を大きく受けてしまうので攻撃技があっても高火力は見込めませんでした。

そこで通常の攻撃技はアイアンローラーのみに絞り、他の攻撃技として地割れを採用しました。命中は当然低いものの圧倒的な耐久力から1試合5回以上試行回数を稼ぐことも多々あり、突破が難しいサマヨールなどに対しての打点になります。さらに、仮に当たらなくても相手にプレッシャーをかけることが出来、結果的に放置できない存在となる点も強力でした。

f:id:grand1023:20200630211123p:plain143727

 

(3)アタッカーの選定

 ここまでの3体で試合のコントロールはかなり強気に行えると感じていたので、残りの枠で相手を全抜きするようなアタッカーを採用することにしました。

・構築案ver.1 (画質が荒くてすみません)

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ゴリライド構築からエースバーン815バンギラスf:id:grand1023:20200413064321p:plainをそのまま持ってきて、苦手なジュラルドン対策にミロカロスf:id:grand1023:20200413075625p:plainを採用した形です。

エルフーン+ダイジェット持ち(エースバーン、ギャラドス等)の並びに対してゴリランダーカビゴンで出して猫だまし+欠伸を決めるためにゴリランダーにバコウの実を採用し、ターンを稼げるようにしました。

これを使ってみた感想は以下の通りです。

・バコウの実の発動機会がかなり多く強い

・チョッキミロカロスダイマエースとしての火力が足りない

ラプラスがかなり重い(ゴリランダーがキョダイセンリツを耐えられないので扱いが難しい)

 

・構築案ver.2
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エースバーン、ミロカロスの役をウォーグル628ドリュウズ530に変えてみた形。

威嚇持ちやドラパルトに対する打点を意識してガオガエンに鬱憤晴らしを採用し、ver.1であまり使わなかったゴリランダーのウッドハンマーを挑発にしてサマヨール等への対策とした。感想としては、

ウォーグルの突破力がエースバーンと同様に高い

ダイマエースに守るがないと欠伸を入れたがまだ相手が寝ていないターンに攻撃を受けてしまい全抜き体制が取れない

ドサイドンがかなりきつい

・ジュラルドンに対してもチョッキウォーグルで戦えることが多い(つまりドリュウズが要らない)

ラプラスが相変わらずきつい

 

・構築案ver.3

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 ドサイドンラプラスを対策するためウォッシュロトムf:id:grand1023:20200630232027p:plainを採用。ウォーグルにも守るをいれ、きつかったウォーグルへの鬼火や欠伸対策にラムの実を持たせた。

 使ってみた感想は、

・相手にゴリランダーがいるだけでロトムを出したくなくなるため非常に使いにくい

・ジュラルドンに対しての殴り合いがきつくなってしまった

ウォーグルのダイジェットの効果を乗せたいポケモンがおらず、ウォーグルの必要性を感じられなくなってきた

ウォーグルのラムの実は強かったが読まれやすかった

ダイマックスバンギラスがかなりきつい

・エースバーンより遅いポケモンしかいないためゴリランダーにダイジェットを打ってくることが少なくなり、バコウの実が腐りがちに

 

・構築案ver.4

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4つ目にして満を持してのサザンドラ635登場。ジュラルドンへの打点がある特殊アタッカーでバークアウトを打つウインディより先に動け、さらにドサイドンやゴリランダー、流行りのワイドフォース持ちに強いことから採用しました。前述の通り本当はエースアタッカーには守るが欲しかったのですが、サザンドラの技範囲の広さを生かしたいことやトゲキッスへの打点としてラスターカノンがどうしても欲しく泣く泣く守るを切りました。

使った感想は以下の通りです。

・守る+ラムの実採用のエースバーンが読まれにくく強かった

・珠でないエースバーンの火力が少し足りないことが多かった

ラプラスがまたきつくなってきた(エースバーンに戦えることから少し数を増やしていると感じた)

バンギラスダイマックスのパターンが増えてきて襷である必要が薄れてきた

エルフーンの処理を誤るとサザンドラがすぐに倒されてしまう(バンギラスを除く4倍弱点持ちのダイマエースは全抜きには不安定だと実感)

 

・構築案ver.5

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ラプラスに対するメタとしてパッチラゴン880を採用。きつくなったドサイドンとジュラルドンへの対策としてミロカロスを採用し、バンギラスを弱点保険型に変更してダイマックスの選択肢を広げました。

また、ラプラスに強くするためにゴリランダーを襷に変更し行動保障を確保。サイクルを円滑にするためとんぼ返りを入れ、さらに数を増やしてきていたエースバーンキリキザンの並びに対しての打点のため馬鹿力を採用しました。

感想としては、

ダイマックスバンギラスはやはり強い

・珠を持たせるとダイマックスミロカロスの火力が満足いくものになった

・馬鹿力をほとんど打たなかった(はたき落とすでラムの実をあらかじめ無くしておく動きの方が強い)

・ラムの実のパッチラゴンも読まれにくく強い

 

以上5つの構築案から出来た完成系が以下の構築です。

<完成系1. エースバーン軸>

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<完成系2.パッチラゴン軸>

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個別解説

 143

 カビゴン あついしぼう

持ち物 グラスシード

のんき 256(164)-130-128(252)-×-142(92)-31(個体値0)

あくび じわれ アイアンローラー まもる

H: 16n グラスフィールドの回復量最大

B: グラスシードの効果を最大にするため特化

D: 残り とにかく耐久を高めたかったのでAではなくDに振った

S: アイアンローラーを下から打ちたいので最遅

 

あらゆる攻撃を受けきるスーパータンク。その耐久力はA211根性ローブシンの手助けドレパンを確定で耐えるほど。居座る型のためグラスフィールドの恩恵を最大限受けられるので、数ターン凌げばそれだけで耐えられる攻撃がさらに多くなり非常に突破しにくい。

基本は欠伸を連打し続け、相手の動きに合わせて守るやアイアンローラーを打つ。地割れはこちらがダイマエースを立てた後や相手が眠っている時に使う。

構築経緯にも書いた通り欠伸を打つ方向さえ間違えなければ最強ポケモン

あくび

前述の通り採用理由の技。これとアイアンローラーを組み合わせてどんなポケモンも眠らせるのが仕事。ほぼ毎試合10回以上打つので絶対にPPを上げておきましょう。

じわれ

最後の切り札。この技のおかげで威嚇も鬼火も関係なくなったので置物にならない。ナットレイ等の積みポケモンに対しても打点があるのが優秀。鉄壁頑丈ハガネールに一度ボコボコにされたので気を付けましょう。

アイアンローラー

対欠伸用ダイサンダー・ダイフェアリー対策の技。エレキフィールドミストフィールドを刈り取ってダイマックスポケモンを眠らせてあげましょう。基本的にグラスフィールドがあるので通常の攻撃技としても打つことが出来ます。

まもる

欠伸の後安全に眠らせたり、挑発持ちの前で守ったり、集中攻撃を流したりと使用機会は多い。

その他の技候補

・ボディプレス…安定した火力の攻撃技。カビゴンバンギラスへの打点になるが、サマヨールには効かない。

 

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ゴリランダー きあいのタスキ

特性 グラスメイカ

ようき 176(4)-177(252)-110-×-90-150(252)

グラススライダー ねこだまし はたきおとす とんぼがえり

H: 16n グラスフィールドの回復量最大

A: 特化

S: 最速のギャラやウォーグルの上からラムの実をはたき落とすため最速

 

スーパータンク起動要員。ねこだましやはたきおとすでカビゴンの欠伸を強引に通していく。グラスフィールドの火力補正があるためグラススライダーだけでも十分な火力が出せる。

きあいのタスキがあるためダイジェット持ちのポケモンラプラスのキョダイセンリツを一度強引に受けて行動することが出来、相手のダイマックスターンを消費させつつ欠伸を通せる。

グラスフィールドが残れば残るほどカビゴンの生存確率が大きく上昇するのでうまくサイクルを回したい。

グラススライダー

メインウェポン。アシレーヌミロカロスウォッシュロトムなどの水タイプを先制で刈り取ることが出来るので、こういったポケモンがいる際は大事に扱いたい。

ねこだまし

ほぼ必須級の技。挑発持ちを止めつつカビゴンで欠伸をする動きが多いため使用頻度はかなり高い。

はたきおとす

ラムの実を持っているであろうポケモンに予め打って欠伸を通せるようにできる。他にも弱点保険や命の珠を落として火力を削ぐなど便利なわざである。

とんぼがえり

ガオガエンやエースポケモンを立てるために使う。素早さが高いため上からのとんぼ返りになってしまう事に注意が必要。

その他の技候補

・ちょうはつ…サマヨールエルフーン、積みポケモン等に入れることで腐らせることが出来る。

 

727

ガオガエン フィラの実

特性 いかく

のんき 201(244)-135-140(140)-×-126(124)-58(個体値0)

フレアドライブ うっぷんばらし ねこだまし すてゼリフ

H: 3n フィラの実の回復量最大効率

B: A168エースバーンのA-1手助け珠大ダイナックル耐え

D: 残り

S: 相手の下からすてゼリフを決めるため最遅

 

ゴリランダーとともにサイクルを回し威嚇を振りまく要員。終盤の詰めにも使うことがあり、大事に扱うかどうかを早めに判断する必要がある重要な役回りである。

エースバーンやゴリランダーなど物理アタッカーの台頭で前作のような輝きを取り戻しつつある。

フレアドライブ

メインウェポン。この構築唯一の炎打点なので必要なら大切に扱う必要がある。

うっぷんばらし

威嚇やドラパルトに高火力を出せるように採用。DDラリアットとは一長一短のため好みの問題な気もしている。

ねこだまし

必須技。ゴリランダーと同様欠伸を通すときなど使用回数は多いが、ねこだましを打つかすてゼリフを打つかは要判断。

すてゼリフ

相手の下から打ってエースポケモンを安全に着地させる。欠伸で流した交代先に当てて展開出来るとイージーウィンしやすい。

 

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バンギラス じゃくてんほけん

特性 すなおこし

いじっぱり 207(252)-198(204)-131(4)-×-121(4)-87(44)

いわなだれ うっぷんばらし ばかぢから まもる

H: 耐久を確保したいので全振り 

A: 11n

B,D:残り

S: ミラーやガエン、ラプラス意識で少し振った

 

大怪獣。前回の記事の通り3度のINC含め公式大会全てでこのポケモンをエースに据えるほどに僕が全幅の信頼を置くポケモン。なんだかんだこのポケモンを使ってしまう。

今回はダイマエースの一体として他2体から選択することが多くそこまで選出率は高くないものの、選出したときは期待通りの活躍を見せる。

いわなだれ

メインウェポン。ダイマックスしないときでも雑に全体に削りを入れられるのでとても優秀。

うっぷんばらし

新悪技として新たにメインウェポンになった。持っているだけでドラパや威嚇に圧力をかけられるため非常に強力。

ばかぢから

ミラーや鋼タイプに打つ。単体火力としても高く、ダイナックルも優秀。

まもる

前述の通りこの構築のダイマエースは欠伸で眠るタイミングを考えて守るがほぼ必須であるので採用した。強引にダイマックス技を受けて弱点保険を起動しに行くこともある。

 

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ミロカロス いのちのたま

特性 かちき

ひかえめ 199(228)-×-99-165(236)-145-107(44)

だくりゅう ふぶき マッドショット りゅうのはどう

H: 10n-1 命の珠最小ダメージ

C: 11n

S: 残り

 

この構築唯一の特殊アタッカー。実はこのポケモンも3度のINC含め公式大会全てで使っている信用可能ポケモン。もはやサザンドラの人ではなくバンギとミロカロスの人になりつつある。

ジュラルドンやドサイドン用に採用したが、珠ミロカロスの火力がとても高くかなり汎用的に使える。威嚇持ちが環境に多くなってきているのも追い風となっているが、ゴリランダーがいると出す気が失せる。

だくりゅう

メインウェポン。範囲技でダイマックスが切れた後も強気に殴れるため他の水技でなくこちらを採用した。この辺りは好みの問題だと思う。

ふぶき

トゲキッスや襷エルフーンなど氷技で処理したいポケモンが多く、ダイアイスの火力を求めてふぶきを採用。命中不安技ではあるが眼鏡ミロカロスを使ってた時から「どちらかに当たる確率は91%」と思って素吹雪を打ちまくっていたのであまり抵抗はなかった。

マッドショット

対ジュラルドン用として必須。ダイアースで自身を固めるのも勿論強いが、隣のカビゴンの特防を上げるのがとても強い。ダイマックスが終わった後も素早さを下げる技としてごくまれに使う。

りゅうのはどう

ウオノラゴンを確実に処理するために採用。ダイドラグーンで相手の攻撃を下げる効果も優秀。アーマーガアに打って自身の特攻を上げましょう。

その他の技候補

・まもる…ダイマエースには必須級だと再三言ってきたものの、どうしても他で受けられないウオノラゴンを処理したいので泣く泣く切った。

・チャームボイス…この構築でのミロカロスは後発に出す都合上ダイマエースとバレやすいため欠伸を呼びやすく、そのケアが出来るダイフェアリーは候補になる。しかし威力90しかないダイフェアリーではウオノラゴンを安定処理できないためりゅうのはどうと選択。

 

815

エースバーン ラムの実

特性 リベロ

いじっぱり 156(4)-184(252)-95-×-95-171(252)

とびはねる アイアンヘッド とびひざげり まもる

H: 残り

A: 珠がないと火力が足りないので特化

S: 100族を抜いておきたいので全振り

 

汎用ダイマエース。広範囲に打点を持てるため基本的にダイマックスはこのポケモンで切る。

ラムの実を持たせることで欠伸や鬼火を安心して受けることが出来、後攻ダイマックスでの全抜きを狙う中で事故を防ぐことが出来る。

命の珠をミロカロスに渡したことで火力が足りないと感じることが多くなってしまったので素早さを落とし火力に寄せた。実際ミラーでダイマックス同士で殴り合うことはこの構築ではほぼないため同速を気にする必要はない。

とびはねる

ダイジェットの媒体となるため必須技。飛行技自体の通りも悪くないためメインウェポンになる。隣の素早さを上げたい場面はほぼない。

アイアンヘッド

トゲキッス等フェアリータイプを処理できるため採用。自身と隣の防御を上げる動きがかなり強力で、特にカビゴンに入れられると完全に要塞化する。

とびひざげり

ダイマックスしていない時の最高火力技であり、ガオガエンバンギラス、鋼タイプへの打点として採用。予選ではミロカロスのだくりゅうは外さなかったが膝割り芸人にはなっていた。

まもる

本構築のダイマエース必須技。ほぼ読まれないためかなり活躍した。ドラパルトやミミッキュゴーストダイブを守ることでかわすことが出来る。

その他の技候補

・ふいうち…ダイマックスが切れた後の先制技として強力。ダイアークを打つことがサマヨールにしかなく、効果の恩恵も受けられないため今回は外した。

 

 

880

パッチラゴン ラムの実

特性 はりきり

いじっぱり 166(4)-167(252)-110-×-90-127(252)

でんげきくちばし ドラゴンクロー つばめがえし 10まんばりき

H: 残り

A: 特化

S: 全振り

 

エースバーンに代わるダイマエース。ラプラスに強く、また特性により超火力が出せるため命の珠を持たせる必要がないため今回はラムの実を採用した。エースバーンと同様鬼火で対処しようとする人が多くかなり刺さったが、催眠耐性はもともとあるため白いハーブやとつげきチョッキなどでも良かったかもしれない。

でんげきくちばし

ダイサンダーの媒体としてだけでなく、ダイマックスが切れた後の最高打点として採用。これを連打してるだけで試合が終わることもあり改めて張り切りの超火力を体感した。

ドラゴンクロー

ダイドラグーンの媒体。火力だけならげきりんも視野だが、ダイマックスが切れた後の使いやすさでこちらを選択した。しかし非ダイマックスの時は電撃嘴かつばめ返ししか打たなかったためげきりんで良いかもしれない。

つばめがえし

ダイジェットの媒体として必須。張り切りの状態でも必中なので最後の詰めで使うことも多い。

10まんばりき

ダイアースの媒体として採用。特防を上げて戦うのが強いと感じ採用したがほとんど使うことがなかったのでこの枠は守るで良かったかもしれない。

その他の技候補

・まもる…正直こっちのほうが良いかもしれない

 

 

選出・立ち回り

・基本選出

先発 f:id:grand1023:20200630211123p:plain , 143

後発 727 815or880

初手はねこだまし+欠伸で相手のダイマックスしそうなポケモン、もしくは裏のダイマエースの邪魔になりそうなポケモンを流していく。ダイサンダーやダイフェアリーを打ってきそうなら次ターンにアイアンローラーを打ち、ラムの実の可能性が高そうならはたき落とすを打っておく。

ゴリランダーとガオガエンで上手くサイクルしながら欠伸を連打し場を整えていく。ダイマアタッカーで場を荒らせそうになったら交代でつなぎダイマックスを切っていく。

ダイマックスを切った後はカビゴンは欠伸か地割れを必要に応じて打っていく。ダイマエースの処理に手間取る間にカビゴンの地割れの行動回数が増えるのでかなり圧力をかけられるだろう。

 

・対晴れパ等

先発 727or f:id:grand1023:20200413064321p:plain , 143

後発 f:id:grand1023:20200413064321p:plainor 727 , 815or880orf:id:grand1023:20200413075625p:plain

晴れパのようにゴリランダーが出しにくい構築にはゴリランダーの代わりにバンギラスを選出します。立ち回りは基本選出の時と変わりませんが、ダイマエースを複数選出しているときは早い段階でどちらをダイマックスさせるか決めておくと立ち回りが安定します。

 

・対イエッサンブリムオン

先発 727or 143

後発 f:id:grand1023:20200630211123p:plain , 815orf:id:grand1023:20200413075625p:plainorf:id:grand1023:20200413064321p:plain

初手ゴリランダーを出しながらガオガエンでブリムオンにねこだまし、次のターンゴリランダーでイエッサンにねこだましをしながらガオガエンでブリムオンにすてゼリフをすればトリルもダイマックスも流すことが出来る。この動きが相手にバレていたとしても、相手の行動を大きく制限することができるためこちらのダイマエースを立てやすくなる。ただし欠伸をブリムオンが跳ね返してしまうため交代先への欠伸には気を付ける必要がある。

 

あとがき

シーズン7、そして今回の予選の環境は僕史上最も難しく全然勝てませんでした。作っておいてこんなことを言うのもなんですが、僕はもともとサイクル戦がかなり苦手で、構築を作った時からこの構築がインターネット予選に不向きであると感じていました。しかしそれでも立ち回りを練習しギリギリ何とか戦えるまでに出来たことは多少なりとも収穫があったのではないかと思います。

恐らく今度こそ今年最後の公式大会で結果を残せなかったのは本当に悔しかったですが、自分の取り組みの甘さのせいだと反省し来シーズンからは今まで以上に真摯に取り組みたいと思います。

日本一決定戦の本選に出場する方々を応援しつつ、何かサポートできることがあれば積極的に行いたいと思いますので遠慮なく声をかけてください。

 

とても長いこの記事を最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

構築内容についての質問は僕(@take_grand)のDMで聞いていただければいつでもお答えします。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。

 

special thanks

ボウズさん(@bouzu_0273)

 

 

 

 

 

 

次の環境こそ脳筋構築で暴れます

 [INCApril 使用構築]ドラパナットスイッチwithこだわりミロバンギ

どうも、grandです。

今回はINC Aprilで使用した構築についてその経緯とともに紹介しようと思います。

初めての構築記事にも関わらずとても長々と説明してしまったため読みにくい部分もあると思いますがご容赦ください。

 

f:id:grand1023:20200414064842j:plain

 

戦績

今回の僕の戦績と、一緒に考察してくださったひろきんぐさん(@hirokingvgc)の戦績を載せておきます。僕の戦績がはるかに劣っているので使用者の実力の差が如実に表れる結果となりました。

・grand       メイン 1798

       サブ  1785

・ひろきんぐ 1838

 

構築経緯

(1)f:id:grand1023:20200413064249p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainの採用

INC Feb終了後、ドラパルト+高速物理アタッカー(ミミッキュウインディギルガルドルカリオ等)の並びのようにダイホロウ+物理技を上から押し付ける構築がとても強力であり、急激に数を増やしました。

僕もINC以降このような構築を使っていましたが、ドラパルトの隣のアタッカーが襷だと単体での火力が低く、ダイホロウが打てない状況では満足な火力が出せないと感じていました。

そこで、ドラパルトの隣のアタッカーとしてより優秀なポケモンを探しました。欲しい条件としては以下の通りです。

・ダイホロウなしでも火力が保証されている

・ダイジェットを使えば大抵のポケモンを上から殴れる

・雑に相手を削れる全体技

ダイマせずとも最低限の耐久がある

ダイマを切るプランも取れ、強さも保証されている

これらを満たすポケモンとして拘り鉢巻バンギラスが挙がり、この2匹から構築を考え始めました。f:id:grand1023:20200413064249p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plain

  

(2)f:id:grand1023:20200413065504p:plainの詰め能力

前回のINCで1位になったカ・エールさんのミロサマヨナット構築を実際に使ってみてどこが強さの秘訣なのか探してみたところ、ナットレイの終盤での強さが環境に刺さっていることがその要因の1つだと感じました。多くの構築はナットレイを簡単に処理することが出来ず、ミロカロスサマヨールナットレイに殴り勝てるポケモンを全て掃討してしまうことで相手を詰ませてしまう事ができます。

ナットレイのこの終盤で相手を詰める力は、先に障害となるポケモンを全て処理する事ではじめて発揮されます。ドラパバンギはナットレイが苦手とする炎タイプ全般にかなり強く出られるためとても相性が良いと思い、基本選出に組み込むことにしました。

f:id:grand1023:20200413064249p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainf:id:grand1023:20200413065504p:plain

 

(3)スイッチトリルの採用

「ドラパルトバンギラスが上から高火力を押し付け、十分に相手を消耗させたところでナットレイが詰める」というコンセプトで戦うにあたってどうしても避けなければならないのが、十分に相手を削ることが出来ないままナットレイを出してしまう事です。苦手なポケモンが残っている状態はもちろんの事、数的不利の状態のままナットレイに任せる状態になるとナットレイのSの低さが仇となり上から殴られ続けて押し切られてしまいます。

この状態を避けるためには、ナットレイが上から殴られないようにする必要があると感じ、後発からトリックルームを決めてナットレイにつなげることにしました。

現環境ではエルフーンの追い風の仕様上安定して上から殴り続けるためにはトリックルームを採用するのが適していて強いと以前から考えていました(前回のINCでもバンギサマヨのトリル構築を使用)。そのためトリックルームの採用は積極的に取り入れたいと考えていたためすぐに採用しました。

トリル役に求める条件は

・どのような場面でもある程度安定してトリルを張ることが出来る

f:id:grand1023:20200413064321p:plainf:id:grand1023:20200413065504p:plainが苦手とする格闘に強い

・トリルを張る以外でも十分に活躍することが出来る

があり、強力な先制技やドラパルトのダイホロウとのシナジーからミミッキュf:id:grand1023:20200413074455p:plainを選択しました。

これで基本選出ver.1が完成しました。

f:id:grand1023:20200413064249p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainf:id:grand1023:20200413065504p:plainf:id:grand1023:20200413074455p:plain

 

(4)拘り眼鏡f:id:grand1023:20200413075625p:plainの採用と新たな基本選出

基本選出の4体f:id:grand1023:20200413064249p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainf:id:grand1023:20200413065504p:plainf:id:grand1023:20200413074455p:plainではどうしても辛い、あるいは安定しないと感じる相手が

  ①f:id:grand1023:20200413080019p:plain系統

  ②f:id:grand1023:20200413075847p:plain入りのトリパ

  ③f:id:grand1023:20200413090146p:plain(眠り粉)+f:id:grand1023:20200413090226p:plain

です。

このうち①②に関してはダイマックスミロカロスf:id:grand1023:20200413075625p:plainが適任だと感じました。しかし突撃チョッキや回復木の実はダイマックスをしない時の火力が物足りず、また命の珠はダイマックスしないときにせっかくの耐久力が犠牲になっていると感じました。基本選出ではないのでドラパルトと選出を分けることも出来ますが選出幅が狭くなるのは避けたいと感じました(実際ミロカロスを使い始めるとバンドリや晴れ構築等に選出したくなった)。

ここで、構築を相談していたひろきんぐさんが以前使用していた、拘り眼鏡ミロカロスが構築に適していて強いのではないかと提案していただきました。

liberty-note.com

 

この構築では眼鏡ミロカロス+サマヨールを並べることでサマヨールに飛んでくるゴースト・悪のダイマックス技の効果を勝気の餌にして、返しの攻撃で相手のダイマックスポケモンに大ダメージを与えていました。これはINC Febで僕も使用していてかなり信用できるものでした。

これをサマヨールではなくドラパルトの隣に置いても同様に活用でき、ドラパルトが受けやすいゴースト・悪・ドラゴンのダイマックス技をミロカロスが牽制することが出来ます。

実際使ってみるとダイホロウの恩恵は受けないものの性能は(1)での鉢巻バンギラスに近いものであり、またバンギラスにはないドラパルトへのダイマックス攻撃抑制能力もあるため、バンギラスと双璧をなす非ダイマックスアタッカーであると感じました。そのため、基本選出もバンギラスミロカロスの選択という形に変化していきました。

基本選出ver.2  f:id:grand1023:20200413064249p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainorf:id:grand1023:20200413075625p:plain+f:id:grand1023:20200413065504p:plainf:id:grand1023:20200413074455p:plain

 

ちなみに、拘り眼鏡はダイマックス中その効果を失いますが、①②に対してミロカロスは持ち物が実質ない状態でも十分に戦えるため問題ありませんでした。

  

(5)催眠を取るか汎用性を取るか
ここまでの5体ではどうしても対策できないのが③のようなフシギバナ入りの晴れ構築です。特にドラパルトの上から眠り粉を打たれると非常に立ち回りが窮屈になってしまいます。眠り粉に対して毎回不安定な立ち回りをするのは嫌だったので、最後の1体を催眠対策ができてなおかつ単体性能の高い防塵ゴーグルトゲキッスf:id:grand1023:20200414030119p:plainを採用していました。

しかし、実際に使用すると脱出ボタントリック等のギミック構築のケア、ドラパルトミラー、アイアント入りの構築に対して選出したいことが多く、眠り粉ピンポイントメタである防塵ゴーグルが腐ってしまう事が多々ありました。また、防塵ゴーグルやラムの実を持つこの指持ちによって眠り粉をケアする人が増えたためにフシギバナトゲキッスの前では眠り粉ではなくヘドロ爆弾で処理してくることが多くなり、この持ち物の必要性を感じなくなりました。上位のプレイヤーが安易に眠り粉を打たないだろうということも考え、眠り粉はこの指役が吸って眠らされる代わりに隣でフシギバナを処理してしまう事で対策とすることにしました。

ここでトゲキッスを一旦やめ、新たにこの指役で適当なのを探しました。トゲキッスを選出したいと感じた相手にはこの指持ちが機能するからです。しかし、この指役を試していくうちに他にもこの役のポケモンに欲しい要素が出てきました。

 ・構築で不足する炎技の確保

 ・格闘技の受け先となれる

特に炎技はアイアントナットレイに対する有効打が少ないこの構築において必須なのではないかと感じていました(実際ナットレイは上位構築にも多く使われていたようであり、アイアントも僕のマッチング運の悪さか90戦で10回も当たってしまった)。

以上のことを考えた結果、アイアントの攻撃を持ち物込みで耐えることが出来るリリバの実トゲキッスが最適なのではないかと考え、採用することに決めました。

 

以上で構築の6体が決まりました。

f:id:grand1023:20200413064249p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainf:id:grand1023:20200413065504p:plainf:id:grand1023:20200413074455p:plainf:id:grand1023:20200413075625p:plainf:id:grand1023:20200414030119p:plain

 

個別解説

f:id:grand1023:20200413064249p:plain
ドラパルト クリアボディ 

持ち物 いのちのたま

陽気 164(4)-172(252)-95-×-95-213(252)

ドラゴンアロー ゴーストダイブ そらをとぶ ダイビング

A: 火力が必要な為全振り
S: 上からダイジェットを打つ必要があるため最速
     耐久振り弱点保険ドラパルトが環境に多いため同速勝負になる事があまりなくて動かしやすかった

 

ダイマックスエースであり隣のポケモンのサポート役。基本的に先発初手ダイマックスから隣のポケモンと合わせて上から殴り続ける。1ターン目から最大限火力を出すために物理型にして持ち物は命の珠とした。そこまで耐久がなく、また対策も多くされているためダイマックス中に死ぬ事がほとんどだが、そもそもダイマックスが切れると物理型ドラパルトは使いにくいため、スイッチ展開がスムーズに出来ると考え雑に使い捨てていた。

ドラゴンアロー
ダイドラグーンで相手の攻撃力を下げバンギラスミロカロスの場持ちを良くするために採用。
媒体の技はドラゴンクローと選択だが、終盤での単体火力はこれが最も高いのでドラゴンアローにした(この条件だけならげきりんの方がダイドラグーンの火力も高くなるため適しているとは思うがあまりにもこの技自体が使いにくいためやめた)。
ゴーストダイブ
ドラパルト採用理由の1つ。トリックルーム構築を相手にトリルターン稼ぎも出来るため必須。
そらをとぶ
これもダイジェット媒体として採用理由のため必須。この技自体は突撃チョッキ格闘ポケモンと1対1対面する時以外打つことはなかった (もちろんそんなことは滅多に起きない)。
ダイビング
元々は守るを採用していたが、ダイストリームによる雨状態が晴れ構築やバンドリへの切り返し、ミロカロスの打点強化、ナットレイへの炎技の軽減ととてもシナジーがあると感じ変更した。
実際使ってみると、ドラパルトが1撃で落とせず終盤厄介になるガオガエンに対して大きく削りを入れることが出来るためとても良かった。

 

f:id:grand1023:20200413064321p:plain

バンギラス すなおこし

持ち物 こだわりハチマキ

意地っ張り 175-204(252)-131(4)-×-120-113(252)

いわなだれ ダメおし ばかぢから ほのおのパンチ

A: 1回の行動で出来るだけ相手に負担をかけていきたいので特化

S: s+1で最速100+2

 主にリザードンキュウコンを抜く必要があり、すぐ下に環境に多い60族がいるため全振り

 

構築のスーパーエースA実数値204+鉢巻補正1.5倍から放つ技はとてつもなく強力であり、ドラパルトと合わせて殴っているだけで2,3ターンで試合が終わることも少なくなかった。

ローブシンをはじめとする格闘ポケモンには不利を取るものの、砂状態であれば耐久無振りでもある程度の攻撃は耐えることができるため気にならなかった。

いわなだれ

採用理由である一致範囲技。上からダイホロウと合わせて連打しているだけでその怯み効果も相まってかなりの制圧力を発揮した。

ダメおし

単体最大火力を叩き出す主力技。ダイホロウと合わせるとまともに受けられるポケモンはほとんど存在せず、オーロラベールを貼る前であればH振りキョダイラプラスですら弱点を突かずともダイホロウ+ダメおしで確定1発となる(ダイホロウいわなだれでは倒す事が出来ず弱点保険によって返り討ちにされてしまう可能性がある)

2倍抜群ダブルダメージいわなだれよりも等倍ダメおし(追加効果発動時)の方が威力が高いためいわなだれの通りが良くてもこちらを選択することも多かった。

ちなみに、かみくだくよりもダイアークの火力が落ちている(威力110)ためダイマックスする時は注意が必要。

ばかぢから

主にバンギラスや鋼タイプのポケモンに対して使う技。拘り鉢巻の仕様上連打しにくいこの技はあまり選択したくないが、弱点をつけるときはこちらが最大火力になるため状況を見て判断する必要がある。

もちろんダイマックス技としてはとても優秀なので積極的に使いたい。

ほのおのパンチ

構築単位で相手のナットレイがとても重いため採用。2倍弱点相手にはダメおし(効果発動)の方が威力が高いため滅多に使うことはなかった。

ダイバーンもこの構築では晴れ状態での利点が全くなくデメリットが大きいためこの枠は改善の余地がある。

 

f:id:grand1023:20200413065504p:plain

ナットレイ てつのとげ

持ち物 とつげきチョッキ

勇敢 181(252)-160(252)-152(4)-×‐136-22(s個体値0)

パワーウイップ ジャイロボール ボディプレス はたきおとす

H: 耐久力がないと役割を果たせないため全振り

A: パワーウィップの火力がないと水ポケモンに対する打点が少なくなってしまうため特化

S: トリル下で強く動かせるため最遅

 

先発2匹が暴れ回った後試合を締める守護神。終盤の詰めとして優秀なだけでなく相手のダイマックス技を交代で受け流し、後発からエースを立てるといった仕事もこなす。

このポケモンに対する打点が極端に少ない構築は珍しくなく、適当に場を荒らした後に投げるだけで詰んでいる事も多々あった。

詰め役としてはHB宿り木型・鉄壁型も優秀であり候補として挙がってはいたが、構築内に水タイプのポケモンに対する打点が薄く草技の火力がどうしても必要に感じたためHA振りにして耐久力を高める突撃チョッキの採用に落ち着いた。

パワーウィップ

前述の通り必須技。初手からトリル展開をする際にはダイマックスを切る事もあるためこの技がある事で火力が出て使いやすくなった。

ジャイロボール

最大火力を叩き出せる技でありフェアリータイプのポケモンをしっかり狩ってくれた。

トリパ相手にも出すことがあることから威力が安定するアイアンヘッドの方が良いと感じる時もあったが一長一短だと思っている。

ボディプレス

元々は鋼タイプに対する打点のために採用したが、ダイマックス後の主力技にもなる。

ダイナックルとして打つことは基本ない。

はたきおとす

悪打点としても優秀だがそれ以上に火力アップアイテムを失わせて更に詰めやすくするのに使った。特にサマヨールは進化の輝石をあらかじめはたき落としておくことで他のポケモンで容易に押し切ることができる。

 

f:id:grand1023:20200413074455p:plain

ミミッキュ ばけのかわ

持ち物 メンタルハーブ

勇敢 162(252)-154(236)-103(20)-×‐125-90(s個体値0)

かげうち ゴーストダイブ じゃれつく トリックルーム

HB: トリル役として最低限の耐久が欲しいので出来るだけ振った

A: 11n

 格闘に対しての打点を増やすため多く割いた

 

スイッチトリル役を担う構築の潤滑油的存在。基本はドラパルトバンギラス(ミロカロス)が倒れた後出してトリックルームを貼っていく。優秀なタイプと特性による行動保証によってほとんどの場面でトリックルームを貼ることが可能であり、特にダイマックスドラパルトと並ぶとスイッチトリル展開までケアをすることが難しいためドラパルトを切りつつ安全にトリックルームを張れる。

持ち物は呪いのお札や達人の帯、リリバの実、ラムの実、光の粉を試してみたがどれも有効に働く事が少ないと感じ、挑発などから安全に役割を果たす事ができるメンタルハーブを採用してみた。結果的に初手からのトリル展開をこの指などのサポートなしに貼る事が出来るためこの選択は正しかったと感じている。

かげうち

トリックルーム状態の有無にかかわらず動かせる優秀な先制技。バンギラスのダメおしの火力を倍増させるために先にかげうちを当てておくためにも必要(トリックルームを貼ってない状態だとバンギラスの方が速く動いてしまうのでこの行動が重要になる)

ゴーストダイブ

高火力のゴースト技であり、トリル構築に対してトリルターン稼ぎにも使えるため優秀であるものの使いにくい部分もあるため他の技でも良かったのかもしれない。

単体火力はじゃれつくで十分でありシャドークローは必要だと感じないが、ウッドハンマードレインパンチなど他の技も考察の余地があると感じている。

一応トリル下でダイホロウを打つ事でドラパルトの代わりにバンギラスの補助が出来るため使い所はあったと思う。

じゃれつく

格闘ポケモンに対する打点として必須の技。追加効果も優秀であり、終盤残してしまったガオガエンAを下げる事でナットレイが攻撃を耐えて勝った試合もあった。

トリックルーム

採用理由となる技。これを適切なタイミングで貼れるかが勝敗を大きく左右する。

 

f:id:grand1023:20200413075625p:plain

ミロカロス かちき

持ち物 こだわりメガネ

控え目 201(244)-×-109(76)-154(156)-146(4)-105(28)

だくりゅう ふぶき マッドショット りゅうのはどう

H: 16n-1

BD: 残り

C:11n

 拘り眼鏡によってある程度火力は保証されているため必要最低限振って残りを耐久に回した

S: s+1で最速90族+1

 ダイジェットと合わせて最速ドリュウズの上から濁流を打てるようにSを振ったが、すぐ上にルカリオロズレイドなどの90族がいたのでそこまで抜けるようにした

 

バンギラスと双璧をなすアタッカー。ジュラルドンやドサイドンに対してはダイマックスを切る。

ドラパルトが受けるダイマックス技のほとんどが勝気発動のトリガーとなるため横の相性は抜群。ダイストリームを受けての雨下眼鏡濁流は相当の火力が出るためバンギラスに引けを取らないほどの制圧力を有する。

A187ドリュウズの珠ダイアースも確定で耐え、ダイストリーム+雨濁流でH振りダイマックスバンギラスもほとんど倒せるためバンドリ相手にはどのような行動をされても基本的に安定する。

だくりゅう

採用理由となる範囲技。追加効果も強力なので基本的にこの技を選択することになる。

ダイマックス時にもナットレイの耐性強化と自身の火力底上げのため積極的に使いたい。

ふぶき

 こちらも高火力の範囲技。命中不安なので冷凍ビームとの選択になるが、1度の攻撃の圧力を高くして相手を消耗させるというコンセプトの構築なのでよりダメージ効率の優れたふぶきを採用した。

このポケモンダイマックスは仮想敵が決まっているためダイマックス中にダイアイスを打つことはあまりなかった。もちろん試合展開上ダイマックス終了後にふぶきを打つ可能性が高いときはあらかじめ霰状態にしておくこともある。

マッドショット

対ジュラルドンにおいて必須の技。ダイアースの効果も非常に優秀なため積極的に使っていく。

この技自体はあまり打つことはないが、拘り眼鏡によってそこそこの火力はあるためSを下げることで攻撃を2回当てて倒すこともたまに起こる。

りゅうのはどう

ドサイドンダイマックスする際、既にダイアースを使われていたり横のコータスによって晴れ状態になっているとダイストリームを耐えられてしまい弱点保険が発動してしまうため、それを防ぐために採用した。ダイアースと合わせてこちらの防御力を高められるため非常に強力だった。

この技自体を使用することはめったにない。一応命中安定技なので使いどころはあると思う。

アーマーガアに対してダイドラグーンを打つことで隣のAを下げつつこちらのCを高めることが出来るのでアーマーガアを突破しやすくなった。

 

f:id:grand1023:20200414030119p:plain

トゲキッス きょううん

持ち物 リリバのみ

図太い 191(244)-×-143(116)-140-135-119(148)

マジカルシャイン かえんほうしゃ このゆびとまれ まもる

H: 16n-1

B: 攻撃を多く受けられるよう最大限高めた

S: s+1で最速109+1

 ダイジェットと合わせて炎技でアイアントを倒すため

 

アタッカーたちへの攻撃を集める受け役。その耐久も相まって、この指→守る→この指で相手のダイマックスターンを切らせることもよくある。攻撃だけでなく眠り粉やトリックなど面倒な技を一手に引き受け、その間に隣のアタッカーが数的有利を取っていく。

また、この構築にはアイアントに対しての明確な打点がなかったためドラパルト+トゲキッスで対策することにした。ドラパルトのダイジェットでアイアントの上から炎技を打つことが出来、また上からの処理が難しい場合でもA161張り切り珠ダイスチルはリリバの実によって最高乱数以外耐えるためある程度安定して処理できる。

特性は格闘ポケモンに対する火力を高めるためきょううんにした。

マジカルシャイン

格闘に対する打点として採用。エアスラッシュも候補に挙がったが、命中安定の範囲技であること、このポケモンダイマックスを切ることはほとんどないことからこちらを選択した。

バンギラスよりも速いため、この技を打ちつつダメおしにつなげることができる。

かえんほうしゃ

アイアントナットレイ用に採用。C無振りのためねっぷうではダイマックスアイアントを落としきれないのでこちらを選択した。

このゆびとまれ

このポケモンの採用理由のため必須。

まもる

この指役は先に狙われることが多い都合上守るは必須級の技だと考えているため採用した。

 

 

選出・立ち回り

・基本選出

先発 f:id:grand1023:20200413064249p:plain, f:id:grand1023:20200413064321p:plainorf:id:grand1023:20200413075625p:plain

後発 f:id:grand1023:20200413065504p:plain, f:id:grand1023:20200413074455p:plain

初手からドラパルトでダイマックスを切り、ダイホロウやダイジェット、ダイストリームで隣の火力や素早さを底上げしつつ、ナットレイの障害となるポケモンから優先して倒していきます。

先発のどちらかが倒れたらミミッキュを出してトリックルームを張ります。Sが上がったバンギラスミロカロスダイマックスドラパルトが隣にいてもほとんどの場合気にせずトリックルームを張って問題ないです。

トリックルームを張ったらナットレイを出し、ミミッキュと合わせて残った敵を倒していきます。

 

・パワー選出

先発 f:id:grand1023:20200413064249p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainorf:id:grand1023:20200413075625p:plain

後発 f:id:grand1023:20200413065504p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainorf:id:grand1023:20200413075625p:plain

上から殴り続けても勝ちきれそうなときはこの選出をします。ドラパルトバンギラスミロカロスによって相手を大きく削ることが出来るためスイッチトリル展開を使わずともナットレイで締めることが出来ます。

 

・対トリル構築

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後発 f:id:grand1023:20200413065504p:plain, f:id:grand1023:20200413075625p:plainorf:id:grand1023:20200413074455p:plainorf:id:grand1023:20200413064249p:plain

トリックルーム役は基本的にバンギラスに弱いため先発で出して圧力をかけていきます。トリックルームを防いだり返せそうならドラパルト、そうでないときはナットレイミロカロスダイマックスを切ります。特にドサイドンがトリルエースになっているときはトリルの有無に関わらずミロカロスダイマックスを切ると安定して勝つことが出来ます。

 

・その他上から殴る時が困難な時(エルフーン+ドラパルトが苦手なポケモン等)

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後発 f:id:grand1023:20200413065504p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plainorf:id:grand1023:20200413075625p:plainorf:id:grand1023:20200413064249p:plain

ミミッキュを先発で出してトリックルームから展開していきます。メンタルハーブによって挑発によるトリックルーム封じは効かないためトゲキッスを横に並べなくてもある程度安定してトリックルームを張ることが出来ます。

相手がトリル展開を苦手とする構築であればトリックルーム中にダイマックスを切って殴っていき、そうでない場合はトリックルームターン中に相手を削りつつ相手のダイマックスターンを消化させ、トリックルームが切れるタイミングでドラパルトにダイマックスを切って一掃します。

 

・ドラパミラー、対アイアント構築

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後発 f:id:grand1023:20200413074455p:plainf:id:grand1023:20200413065504p:plainorf:id:grand1023:20200413064321p:plainorf:id:grand1023:20200413075625p:plain

アイアント入りの構築やこちらが不利になりそうなドラパルト構築(キリキザンヒヒダルマ、ピッピ等が入っているもの)に対してはトゲキッスを選出してダイマックスによるダメージレースで負けないようにします。

トゲキッスが落ちたらミミッキュを出してスイッチ展開も視野にいれていきます。ナットレイでは終盤厳しいと予想されるときはバンギラスミロカロスに任せるため、トリックルームを張るかどうかはここでは状況を見て選択することになります。

 

・対ジュラルドン構築

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後発 f:id:grand1023:20200413065504p:plainf:id:grand1023:20200413064321p:plain

ジュラルドンに対してはミロカロスダイマックスを切っていきます。横にミミッキュを置いてトリックルームを張って戦います。ダイマックスミロカロスでジュラルドンを相手にすることは上手いプレイヤーには認知されているため、初手でミロカロスに厚い選出をしてきたらミミッキュトリックルームを張りつつナットレイに引いてジュラルドンのダイマックスターンを凌ぎましょう。

 

 

あとがき

INCFebでは構築の軸は2週間前から固まっていたので立ち回りを十分に練習することが出来ていました(上位の方にはしっかりメタられていたため勝ちきれず)が、今回は構築完成が直前になってしまい十分に練習期間を設けることが出来なかったのが今回の敗因だと痛感しています。

しかしそれでも1800に手が届くところまでは到達でき、また構築の共同制作者であるひろきんぐさんが好成績を収めたことからも分かる通り構築自体のパワー、完成度は非常に高いものになっていると自負しています。

今年の全国大会の開催は絶望的ではありますが次のINCではさらに納得のいく構築を持って予選抜けしたいと思います。

 

とても長い記事となりましたがここまで読んでくださってありがとうございました。

構築内容についての質問は僕(@take_grand)のDMで聞いていただければいつでもお答えします。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。

 

special thanks

ひろきんぐ(@hirokingvgc)

 

 

 

 

サザンドラが相棒のはずなのにINC2回連続連れて行ってあげられない俺は弱い